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【レビュー】Clova Friendsは外見がかわいいだけではなかった。実質価格が安く実用的なスマートスピーカー

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LINEのスマートスピーカー第2弾、「Clova Friends」を購入して1ヶ月弱経ちましたのでレビューします。

今回購入した理由としては、外見がかわいく個性があるという一点のみでした。後にLINE製スマートスピーカーのキラー機能である、LINE通話がClova Friendsでしか利用できないと分かり、かなり期待していました。

私はスマートスピーカーはこれまで主要企業のものはすべて購入してきており、その台数は6台になりました。

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▲もはや業者レベルの品揃え!笑

そこで、今回のレビューではClova Friendsの概要から、実機を使ってみないとわからない他社スマートスピーカーの比較を交えて記事を掲載していきます。

※特に前作のClova WAVEと、同価格である、「Amazon Echo Dot」&「Google Home Mini」との比較を中心に述べていきます。

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Clova Friendsとは

Clova Friendsとは、LINE社のスマートスピーカー(AIスピーカー)、ClovaシリーズのWAVEに続く第2作目です。

AIプラットフォーム「Clova」を搭載しており、話しかけるだけで様々な操作が可能となります。

Clova Friendsには「BROWN」と「SALLY」2種類のラインナップがあります。今回、私が購入したのは、「BROWN」です。

以下の公式ページにClovaシリーズでできることがわかりやすくまとまっていますので、参考にしてください。

clova.line.me

開封の儀

さて、早速開封の儀を実施していきましょう。

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▲パッケージング。白基調の箱に本体の絵。なかなか高級感があっていい感じです。

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▲斜めから見るとこんな感じ。

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▲反対側。Brownも後ろを向いていておもしろい。

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▲箱上部には、LINE MUSICの特典付き

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▲LINE MUSIC特典カードはこんな感じ。この絵柄もBROWN。

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▲裏側はこんな感じ。QRコードを読み込んですぐLINE MUSIC設定に移れます。

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▲外箱を外す。

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▲箱を開けるとBrown本体が!Brownの無表情さも相まって、何か棺桶に入れられているみたいだ(笑)

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▲箱から取り出してみました。かなりコンパクト。取り出した箱の中からはQuick Start Guideが顔を覗かせています。

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▲ちなみに箱の中身をすべて取り出すとこんな感じです。本体・電源・クイックスタートガイドのみ。シンプルでわかりやすい。

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▲Clova WAVEの外観。ちなみに鼻と口の部分はボタンになっていて、音楽の一時停止や設定のときに使います。

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▲裏側はこんな感じ。電源ランプ・マイクボタン・Bluetoothボタン・ボリュームボタン。下には充電口。製造番号が記載されたバーコードシールが貼られています。

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▲ちなみに充電ポートはUSB-Cです。底面ながらリバーシブルで差しやすい。このへんも次の時代を意識した感じに。

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▲底部はこんな感じです。技適マークなどが印字されています。(ホコリまみれですみません。)

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▲WAVEさんとの2ショット。だいぶサイズ差がありますね。

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▲このサイズ差を見よ!

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▲頭の部分は一回り小さいくらい。WAVEは円柱型ですが、Friendsは丸みを帯びています。

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▲ちなみにGoogle Homeとの比較。Clova Friendsの方が背丈は高いですが、細いため持ちやすい。

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▲Amazon Echo DotやGoogle Home Miniと比較すると、さすがに大きく感じる。

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▲さて、早速Brownを電源に接続してみましょう。

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▲背面が緑のランプに、底面からオレンジ色の光が!

Clova Friends開封はこんな感じです。続いて、初期設定を見ていきましょう。

初期設定

Clova Friendsを利用するには、まず公式アプリをダウンロードします。

LINE Clova
LINE Clova
開発元:LINE Corporation
無料
posted with アプリーチ

ダウンロードして開くと、最初にLINEログインの画面が出ますので、ログインして進めます。

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▲電源を点けた状態でアプリを開くと、「BROWNが見つかりました」というポップアップが出ます。これをタップして接続。次の画面で、BROWNに接続するネットワークを自動的に検索します。

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▲その後、ネットワークの接続画面が出てきます。出ているネットワークでよければそのままパスワードを入力。違えば、ネットワーク名の右側にある下矢羽をタップして選択してください。パスワードまで入力したら接続をタップ。

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▲これで、ネットワーク接続。「BROWNは利用できる状態です」の画面に遷移します。

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▲こんな感じでチュートリアルが流れていきます。できることを見ておきましょう。

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▲最後に、位置情報の利用を許可の画面が出ます。天気を聞く際などに利用するので、同意でOKです。

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▲設定画面が出てきました!


こんな感じで設定が完了です。これは、Amazon Echoと比べるととても簡単でしたが、Wi-Fiネットワークに接続できないパターンもありました。その場合、アプリやBROWN本体を再起動するなどの処置をして下さい。

Clova Friendsのメリット

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この章から、直接的なレビューを掲載していきます。

冒頭に述べた通り、Clova Friendsの機能的特徴だけでなく、前作のClova WAVEと、同価格である他社類似製品:「Amazon Echo Dot」&「Google Home Mini」との比較をしながら述べていきます。

唯一無二。LINE通話が可能

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Img via LINE 公式ブログ

この製品の最大の特徴は、かわいい外観というのもありますが、私はLINE通話が利用可能であることを上げます。

なんと、同LINE社のClova WAVEではこれが使えず、使えるのはClova Friendsのみという仕様。(なぜこうなってしまったのか...)

現時点では、「発信のみ」(受信も今後のアップデートまでに対応予定)なので、そこまで大きなメリットではないのかもしれませんが、それでもこれまでスマートフォンで実施してきたような、以下ステップをわざわざ辿る必要がありません。

1.スマホを手にとってロック解除

2.LINEアプリを開く

3.目的の人を探して選択

4.LINEの通話ボタンを押す

これにより、とりあえずClovaに話しかけるというわずか1手順だけで、すぐ連絡ができるようになったのはかなり大きい。人とのコミュニケーションの障壁がますます縮まりました。

受信に対応してしまえば、私にとっては実質無料の固定電話と同等になります。しかも声で操作ができる。

もちろんGoogle HomeやAmazon Echoもいずれは通話可能となっているのですが、日本においてはLINEというプラットホームを使っている人は大変多く、何より無料で通話できてしまうので、かなりのメリット。

ここではテスト用に1名分新規登録して、通話できるか確認してみました。

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▲LINE通話の設定は初期設定からでもできますが、上の設定画面のLINEからできます。無料通話を利用するを押すと、LINEにログイン(初めての人はLINEログインが必要)します。あとは自分の友達一覧から追加可能です。

(友達追加画面は割愛。)

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▲任意の呼び名を設定できるのがかなりいいですね。ここではテストさんとしました。

基本自分のすべての友だちから、電話する頻度の高い人を設定し、あとは好きな呼び名を設定するだけです。もちろん複数人選択可能。

上の設定の場合、「クローバ、テストに電話して」とBROWNに話しかければ、そのまま通話することが可能です。

スマホから連絡すると、ちゃんとBROWNのスピーカーから声が聞こえてきます。もちろんスマートスピーカーに喋りかければ、相手方に話し声が聞こえます。

固定電話や携帯電話を比較して、何かを持ったり操作しなくていいというのが非常に便利です。

何かを持つという意味では、これまでの電話もスピーカーモードにすれば可能なのですが、何らかの操作の手間なく利用できてしまうのがよいですね。これは、高齢者の方や小さいお子さんのいる家庭にかなり良いのではないでしょうか。

あまりにも手軽な上に無料であることもあり、友達や家族に何回かイタ電をしてしまったほどです。笑

利便性が高く、現時点ではGoogle HomeもAmazon Echoも国内の通話に対応していないこともあり、Clova Friendsの最大のメリットは、このLINE通話機能にあるのではないかと思っています。

廉価版なのにClova WAVEと比較して性能面で優れる部分がある

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FriendsはWAVEと比較しても約半額となっています。

しかしながら、それぞれの実機を比較してわかったことは、お値段の割に、むしろClova Friendsの方が優れる部分があるということです。

上述のLINE通話が使えるということもあるのですが、特に驚いたのは「Clova」と声をかけてから、反応するまでのレスポンスです。

Clova WAVEでは、声をかけてからワンテンポ置いて「ポーン」と鳴り起動するのですが、Clova Friendsではそのワンテンポがほとんどありません。0.2秒くらいでGoogle Homeとほぼ同等。わずかながら、Amazon Echo Plusよりも早いと感じます。

この起動が早いというのは、起動〜命令をするまでのリードタイムを縮め、スムーズに話す上では重要なポイントの一つです。Clova WAVEよりも筐体は小さく、可愛らしい外見やその価格ながら中々の性能を誇ります。

私は、このLINE通話とレスポンスの早さで、廉価版ながらClova WAVEの上位互換ではと感じるほどです。

また、細かい違いですがWi-FiもWAVEでは対応していない、802.11a(5GHz)やBluetooth4.2が搭載されているのもスペック上の良い点です。

他の廉価版スマートスピーカーと比較して音質に優れる

これは同価格帯のスマートスピーカーである、Amazon Echo DotやGoogle Home Miniとの比較なのですが、他のものと比較して、音質はClova Friendsの方が最もよいと感じました。

Amazon Echo Dotのような音に厚みのないシャリシャリ音でもなければ、Google Home Miniのように低音が効きすぎずこもったような音でもない。バランスよく響きのある音が聞けます。

この小さい筐体ながら、10WのクラスDアンプと45mmのパッシブラジエーターを搭載しているようです。

もちろんClova WAVEやAmazon Echo Plusと比較すると、音の響きや厚みの面で劣るといった印象ですが、このサイズ感にしては十分すぎるほどです。

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外観がかわいい。ガジェット感がない。

これまでのスマートスピーカーは、見ての通りスピーカーの形になっており、デザインは異なれど個性があまりありません。

その点、こういった形態のものは現時点でClova Friendsのみなので、ガジェット感なく、お子さんのいる家庭でオススメできます。

このサイズでバッテリーを内蔵

もう一つ他社との大きな違いとしては、このサイズで2,850mAhのバッテリーを搭載していることです。これはAmazon EchoやGoogle Homeにはなく、Clovaシリーズの特徴となります。

このバッテリーを内蔵していることの大きなことは、配置を少し変える際や移動の時に本体を再起動しなくて済むということです。

ちょっとした部屋の模様替えや部屋間の移動、車への持ち運びやアウトドア利用したいときにも本体を再起動することなくそのまま持っていけるのは便利です。

Amazon EchoやGoogle Homeは、電源コードが届く範囲でしか移動することができず、もしちょっとした配置を変えるなどの際にコンセントから抜いていちいち再起動しなければならないため、ストレスが溜まります。

特に家族みんなでコレ一台を使う際などに、部屋間の移動を多用しそうな人は、Clova Friendsはかなりオススメです。

実質価格990円と圧倒的に安い(〜2018年3月31日)

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Img via Clova Friends

この製品、価格は税込6,750円なのですが、2018年3月31日まではなんとLINE MUSIC6ヶ月聴き放題がセットというキャンペーン付きです。

LINE MUSICは1ヶ月960円、単純計算で5,760円も得します。

つまり、本体は実質990円で入手できるということです。しかも、AmazonやGoogleと同等クラスの4000万曲聴き放題。音楽機能はスマートスピーカーの要なのでこれはかなりうれしい。

Clova WAVEも同様に12ヶ月聴き放題で本体価格¥12,800をほぼ回収できる、とんでもない価格設定となっています。

まぁそれだけこのAIプラットホームである「Clova」に賭けているということだと思いますが、こんな大判振る舞いしちゃって採算とれるのでしょうか。。。(笑)

繰り返しになりますが、キャンペーンは2018年3月31日(WAVEは1月31日)までなので、購入したい人はこの期間内に決めましょう。

デメリット

さて、ここまでClova Friendsの良い点ばかり述べてきましたが、他社スマートスピーカーと比較して劣る点、デメリットも掲載しておきますので、参考にして下さい。

起動の反応が悪い

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スマートスピーカーを使う上で、話しかけて起動させるのが最初のアクションですが、「クローバ」や「ジェシカ」といっても起動しないことが多いです。これはWAVEも同様です。

イマイチ切り分けができませんが、起動した後のセリフはちゃんと聞き取ることや、LINE通話ではそこまで支障が出なかったため、本体の問題というよりはAIであるClovaがその原因でしょうか。

離れたところだったらまだしも、至近距離からClova Friendsに向かって話しかけても反応しない時があるというのはダメでしょう。

これは、特に音楽を止める時に、問題になります。うるさいから早く止めたいのに、話しかけても反応しないというのは結構ストレスです。

Amazon EchoやGoogle Homeはこういった問題はほとんど起こらないので、もしAIプラットホームの問題であれば、アップデートで徐々に改善してほしいです。最悪OK,Googleのような「2語で起動」にして精度を上げてもらってもかまわないです。

上述の通り、他にメリットが多い製品だけに期待しています。

他製品&サービスとの連携ができない。スマートホームの根幹となりえない。

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img viaLINE Corporate Announcement

これもAIプラットホームであるClovaの問題が主ですが、Amazon EchoやGoogle Homeと比較して、現時点で他の製品やサービスとの連携が全くといってよいほどできません。

有名ところでいうと、IoTスマート照明である、「Philips Hue」や連携の要となるIFTTTなどです。これ、私もAmazon EchoやGoogle Homeで利用していますが、これはとても便利なんです。スマートスピーカーの要の一つと考えています。

まぁ、日本における家電操作は、エアコンやテレビを代表する赤外線リモコンのものが多いため、現時点では別売予定の赤外線ユニットが出るのを待ちましょう。(なお、Clova WAVEはこれを内蔵している)

また、例えばIFTTTの代替として、日本のサービスと親和性の高い「myThings」と連携をするなどして、他社との差別化を図ってもらえると、より一層Clova Friendsを選ぶ選択肢があるのかなぁと思っています。

いずれにせよ、このデメリットも時間の問題ではありますが、どのAIプラットホームも日進月歩で成長しているので、早めに出してもらいたいです。

価格は安いが意外にも実用性はある。これからClovaシリーズを買うならFriendsがおすすめ。

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最後に、今まで述べてきたメリデメからこの製品の特徴をまとめておきます。

  • むしろWAVEより優れる部分がある
  • 価格の割に音質がかなり良い
  • コンパクトでかわいい外見ながらバッテリーも内蔵
  • AIプラットフォーム:Clovaがかなり発展途上

ここまで見てもClova Friendsのメリットは多く、デメリットは時間の問題による部分が多いです。(Clovaは後発のAIアシスタントなので、未だかなり発展途上)

なんといっても、2018年3月31日までは実質990円で購入できるようなものなので、検討されている方はこの期間までに購入しましょう。