93年2月 | IAEAは、北朝鮮の核廃棄物貯蔵所2カ所について特別査察を要求、北朝鮮はこれを拒否 |
3月 | IAEAの特別査察の要求に対して、北朝鮮は、NPTから脱退する意向を表明 |
6月 | 北朝鮮、NPTからの脱退を停止し、IAEAの査察を受け入れることに同意 |
94年6月 | 北朝鮮、IAEAからの脱退を発表。カーター元米大統領が訪朝して金日成主席と会談、北朝鮮は核開発計画を凍結し、米国との交渉を再開することで合意 |
10月 | 米朝は、ジュネーブで「枠組み合意」を採択。北朝鮮は核施設を凍結、最終的には廃棄し、IAEAの特別査察を受け入れる代わりに、軽水炉2基と毎年50万トンの重油の提供を受けることで合意した |
95年3月 | 軽水炉建設のために朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)が発足 |
2002年10月3~5日 |
ケリー米国務次官補が訪朝して、北朝鮮はウラン濃縮による秘密の核開発を進めているとの証拠を示す。北朝鮮は「主権を守るために、核兵器だけではなく、より強力な他の兵器も所有する資格がある」と反論 |
11月14日 | 米国とKEDO加盟国は、枠組み合意で約束した北朝鮮への重油の輸送を停止することで合意 |
29日 | IAEAが、北朝鮮に核開発計画について査察に応じるよう要求。北朝鮮、これを拒否 |
12月12日 | 北朝鮮は、枠組み合意で凍結された寧辺の核施設を再稼働させると表明 |