ロードバイク値段の違い徹底解説!安いモデルと高いモデルで何がどう違う?

写真:ロードバイクで高原を走行するプロ選手

お客様によく聞かれる「ロードバイクの値段の違い」。ロードバイクを本格的に楽しむのなら20万円以上のモデルにしておいた方がよいなどと言われたりすることもありますが、安いロードバイクと高いロードバイクとでは何がどう違ってくるのか? 「使用感」になるべくスポットを当てながら詳細にご紹介します。

ロードバイクの値段の違い、身近なモノに例えるとコレ

ロードバイクの値段の違いは身近な2つのアイテムの値段の違いにとても似ています。1つめはノートPC。

リーズナブルなノートPCは簡単な文書作成やメール、SNS、ネット閲覧などは快適にこなせますが、4Kビデオ編集やファイルサイズのお大きな写真加工、CG制作などの作業には性能的に辛いものがあります。そういった作業を安定して素速く快適に行うにはCPUやGPU、メモリなどの処理能力の高い高額モデルが必要になります。

動画編集や画像処理をゴリゴリやりたいのにロースペックのPCでは力不足なのと同じで、ヒルクライムやロングライドを頻繁に楽しむようになった時にロースペック過ぎるロードバイクでは力不足・性能不足を感じるかもしれません。そこそこいいPCを買っていたら急に頼まれた動画編集も余裕でこなせるのと同じで、会社の同僚たちと急に走りに行くことになっても、そこそこ潜在能力の高いロードバイクを持っていれば余裕で同僚たちと楽しいひと時を過ごすことができるかもしれません。

2つ目は自動車。

比較的お手頃な軽自動車から、包み込むような快適な乗り心地で高速なクルージングが楽しめる高級車、私のような凡人が手に入れることも操ることも出来ない超高速でF1レースを走る超高価なクルマなど様々なタイプがあります。

ロードバイクも、比較的お手頃な10万円を切るようなモデルから150万円を超えるような超高級なモデルまで幅広くラインナップがあります。

お手頃なモデルでも幅広くサイクリングを楽しむことも出来ますが、ロングライドやヒルクライムで速さや快適さ瞬発力や加速感、そして乗り心地といった走りの質を楽しむにはやはり、フレームやホイール、コンポーネントの性能が高い、より高価なグレードのほうが適しています。

ロードバイクを楽しむのならちょっと無理してでも少し上のグレードを買っておいたほうがいいとよく言われるのはこういう理由があるからです。

ロードバイクとクルマの決定的な違い

よくクルマの値段の違いに例えられるロードバイクですが、一点決定的に違う点をご紹介します。これはロードバイクの魅力の1つと言える注目点です。

金額的にも技術的にもなかなか購入することも操縦することも叶わない自動車界の最高峰F1マシン。ロードバイクの場合はそれに該当するマシンが100万〜150万円程度で手に入れることができるのです。しかもそれだけではありません。人並みの体力と人並みの操縦技術があれば素人でもその最高峰マシンの性能を様々なロケーションで堪能することができてしまうのです。ワクワクしますね!

この3点に如実に現れるロードバイクの値段の違い

ロードバイクの値段の違いは、大きくこの3つの性能・使用感の違いとして体感することが出来ます。

この3点に如実に現れるロードバイクの値段の違い
  • 「漕いでいる力を推進力に変える処理能力の違い」
  • 「高速走行時の操作性や安定感の違い」
  • 「長時間(距離)ライド時の快適性の違い」

ノートPCや自動車と同じでちょっと使い比べるだけも誰でも体感できるほどの性能差があります。ご予算が許す範囲で、「漕いでいる力を推進力に変える処理能力がより高いモノ」「高速走行での操作性がより高いモノ」「長時間(距離)ライドでの快適性がより高いモノ」を買っておいたほうが走りに出掛けた時の満足度は高いでしょう。ぜひ店頭で試乗してみてください。

それでは値段の違いによる性能や使用感の違いをより具体的に見ていきましょう。

値段の違いで差が出る「車体重量」

「軽さ=値段」軽さはロードバイクの命

ロードバイクは軽い

持ってみると一目瞭然なのが『車体重量』です。軽いバイクは乗って楽しいですし、輪行も楽チンです。

車体の値段が高くなるにしたがい車体を構成する全てのパーツが軽量になっていくと考えておいてよいでしょう。軽さを追求していくと、特別な素材や加工が必要になってくるので値段の差として出てくるのです。フレーム、コンポーネント、ホイールなど、あらゆるパーツで高いモノには軽いものが多くなっています。

ロードバイクでは100km以上の距離を走ることがありますし、標高2000mを超えるような峠を登ったりという事もあります。そうなってくると重さというのはライダーにとっては負担でしかありません。少しでも車体が軽ければ体力も温存できますし、走行時の抵抗も少なくなるのでスピードも出しやすくなります。なので『軽さ』のために投資しより軽い走りを追求するのです。

値段の違いで差が出る「フレームの潜在能力」

ロードバイクのフレームは、大雑把に説明すると価格で大きく2つのフレーム素材に別れています。安いほうがアルミ、高価な部類がカーボンです。フレームの値段の違いは重量だけでなく性能にも大きく影響します。先にご紹介した3つのポイント全てに顕著に現れると言ってもよいでしょう。

アルミフレーム

アルミのフレーム製造技術は出尽くした感があるので製造コストが安くお手頃な価格で手に入ります。最近ではロードバイクでもアルミならば7〜8万円くらいのモデルもあります。値段が安く、軽くて強度も高いものが多いです。

アルミフレームの超軽量なタイプであれば剛性が高くシャキシャキとペダリングできるロードバイクらしい速さを楽しむことが出来ますが、フレームの軽さばかりを追って製品を作ると全然進まないバイクになってしまったり、路面からの振動が体に伝わりやすい疲れやすいフレームになってしまったりすることもあります。信頼できるメーカーのモデルから選んだり、モデル名に乗り心地などのキーワードを加えて検索し、実際に乗っているユーザーさんのブログやレビューを探してみると参考になるかもしれません。

乗り心地を重視したい方は、同じ価格帯でアルミフレームかカーボンフレームかを選ぶなら重量がやや重くなったとしてもカーボンフレームのモデルを選んだ方がよいでしょう。また、少し重量はありますが振動吸収の機能がついたり、フレーム形状を工夫することで乗り心地に優れたアルミフレーム(例えばTREK domane ALRシリーズ)もあります。

カーボンフレーム

ロードバイクのカーボン

ロードバイクのフレーム素材の現在の主流であるカーボンは、完成車価格としてだいたい20万円以上となり自転車としては高額な部類になってきます。カーボンフレームは、軽さや乗り心地の良さが大きな特徴として言われていますが、一番のメリットはフレーム成型に自由度が高い点でしょう。

BBなどパワーを受けなければいけいないところは太く設計し、振動をしっかり吸収するためにシートステーは細くそして弓なりにと、場所によって必要とされる機能に合わせてフレームをつくることがカーボンであれば容易にできます。

自転車のフレームとして理想的な太さや形状にできることで、軽さと快適性だけでなく剛性も高いレベルで実現できるので、「漕いでいる力を推進力に変える処理能力」「高速走行時の操作性や安定感」「長時間(距離)ライド時の快適性」においてかなりの高性能なフレームを作ることが出来ます。

カーボンの番手やフレーム設計、製造工程次第でかなりのポテンシャルを持ったフレームを作ることが出来ます。現時点でもっとも理想的な素材と言えるでしょう。

設計の自由度が高いゆえに特徴を際立たせやすいため、「軽さと剛性重視のバイク」「エアロ効果重視のバイク」「快適性重視のバイク」など明確な個性を持ったシリーズが注目されています。当然ちょっと値は張りますが数十万円以上の予算を捻出できるなら、より自分の走りや好みにあったロードバイクを選べることでしょう。

上位グレードのカーボンフレームは剛性が高く高効率で高安定

高い剛性のロードバイク

よくロードバイクのインプレッションで硬いという言葉を聞きますが、硬いってどういことなのでしょうか?それは物質的な硬さではなく、剛性の高さについて言う事が多いです。

剛性という言葉を調べると、曲げやねじりの力に対する寸法変化のしづらさの度合いのこととあります。つまりは、力に対して変形が小さい時は剛性が高く、変形が大きい時は剛性が低いといえます。

これを自転車フレームに置き換えると剛性が高いフレームは強い力でペダルを踏んでも変形が少ないのでその力が推進力として伝わりますが、剛性が低いとぺダリングの力がフレームの変形により吸収され進みにくいと言えます。

高い剛性は漕ぎが軽くなる

安いモデルは比較的フレーム剛性が高くないので強い力で踏み込むとフレームがよれ力が逃げている感じがありますが、高いモデルは踏んだ分だけ一気に加速していきます。良いロードバイクに乗った時に感じる漕ぎの軽さはこの剛性が高いためです。

高い剛性は高速走行時でも車体が安定する

フロントフォークやフレーム前方の剛性が高いと、高速コーナリングや高速ダウンヒルでもフレームがヨレたりバタついたりすることがなく、いかなるシチュエーションでも安定しているので安心してバイクを操作することも出来ます。

ただし、剛性が高くなると路面からくる振動も体に伝わりやすく体が疲れやすい面もあります。乗り心地を左右する縦の剛性とペダリング効率を左右する横の剛性のバランスがフレーム設計上大事だったりします。

最近ではフレーム製作の技術の向上やトレックのIsoSpeedのように新しいアイディアをフレームに組み込むことで、高い剛性を持ったフレームでも快適性に大変優れたモデルもも増えてきています。高いモデル=高剛性でもありますが、一般的なライダーの方も十分快適に高いモデルでも楽しむことが出来るでしょう。

OCLVカーボンフレーム工場見学レポート」もご興味があればご覧ください。

プラスαの価格で異次元の乗り心地を実現したフレーム構造も

快適なロードバイク

最近ではフレームに+アルファの機能を搭載したロードバイクも増えてきています。例えばトレックで言うところのドマーネ。より快適性を高めるためにIsoSpeedという技術を搭載し振動吸収性を大幅にアップしています。

こいった特別な機能がついたモデルはフレーム以外のスペックが同じだったとしてもどうしても少し値段は高めにはなりますが、ライダーにとってプラスになる機能なので、少々値が張ったとしても選択肢にしっかり入れたいところです。

値段の違いで差が出る「コンポの使用感と精度耐久性」

ロードバイクのコンポーネント

リア変速の段数の違い

スポーツバイクの値段の違いで大きく変わってくるのが変速機などのコンポーネントです。Shimanoのコンポは上からデュラエース・アルテグラ・105・ティアグラ・ソラ・クラリスとあります。

このグレード間の違いとして変速段数があります。105以上は11段で、それ以下は順に10段、9段、8段となります。変速の段数なんて11段もいらないと思いがちですが、メリットの方が大きいです。ギアの変速段数が少ないという事はギアの歯数差が大きくなります。そうすると変速した時にペダルの回転数が大きく変わったり、急に軽くなる重くなるという感じになり乗り手の負担も大きく効率的ではありません。

段数が増えると一つ一つの歯数差が小さくなり変速しても回転数が大きく変わることなく負担やロスを減らすことができます。また、11速だと歯数差を少なくできるのでロー側のギア(軽いギア)を大きくすることもでき、峠などの登りでもより軽いギアを使用することができます。

脚力に自信がない方こそ変速の段数が多いモデルを選ぶのがおすすめです。

精度や剛性の違い

上位コンポーネントは使われる材質が変わってきます。カーボンやチタンを多様したりすることも。そうなるとやはり軽さも上位モデルになるほど軽くなりますし、パーツの精度も高くなります。ちなみに、ミドルグレート以上のコンポはリアルにレースでの使用が想定されています。

ハイスピードでもしっかりコントロールできるブレーキ性能や高トルクにも応える高剛性のクランク、ほんの少しのレバー操作で着実に変速を完了させる精度など細かな部分まで一つ一つ確実に性能が上がっていきます。精度や剛性の違いは使ってみるとすぐに実感することができるので、一度良いグレードのコンポを使用してしまうとなかなか下のグレードには戻れません。

長いライドの中でのブレーキ操作やシフト操作で疲れやちょっとしたイライラを感じたくない場合は、電動コンポや上位グレードのデュラエースやアルテグラを搭載したモデルがおすすめです。

耐久性の違い

コンポーネントのグレードの違いで実は大きく変わってくるのが耐久性。例えばシマノのデュラエースになってくるとレースでの使用も視野に入れて開発されていますが、トッププロにもなるとペダリングパワーも桁外れですし、過酷な環境下でレースをしなければいけないのでそれに耐えうるものが必要です。

良いコンポーネントはそういった状況でもしっかり耐える耐久性を持ち合わせています。素材を変更し軽量化をすすめつつ、耐久性もあげて作られているのです。

チェーンでいうとシマノのチェーンはSIL-TECというコーティング処理をしているのですが、デュラはアウター・インナープレート及びローラ―など全体に施されていますが、アルテグラはアウター・インナープレートのみ、105はインナープレートのみとなっています。このコーティングにより耐摩耗性の向上や摩擦抵抗が減るのでチェーンの持ちもよくなります。

このように高いコンポーネントは素材や表面処理、加工の違いがあり耐久性の違いにもなっています。

少しでも満足できるバイクが欲しいという場合はコンポーネントにもぜひ注目してください。

値段の違いで差が出る「ホイールの走行性能」

軽量なロードバイクのホイール

高いモデルには良いホイール

完成車として販売されているロードバイクでは、ホイールをグレードの低いものを装備し価格を抑えている嬉しいモデルもありますが、ホイールは走行性能にとても影響するのでこだわって選んでみてもいいと思います。

良いホイールはとにかく回転が軽いしよく進みます。 剛性も上がるので登りなどでトルクをかけてもグイグイと登ることが出来ます。ロードバイクのよい走りを支える部分がホイールと言ってもいいでしょう。良いホイールの加速性能やコーナリングのシャッキリ感に感動する方も多いです。

30万円台のロードバイクにはおよそ5万円前後のホイールがついており、40万円以上だとモデルによっては20万円近いカーボンホイールが付いていることも後々変えればというのもありますが、良いホイールがついてるモデルを買う方が結果的には安くなります。車体を選ぶ際はついついコンポやパーツのグレードばかりに目がいきがちですが、ぜひホイールのグレードにも注目してみてください。

予算に余裕があるのであれば良いホイールがついているモデルを選ぶのが絶対におすすめです。予算的に厳しい場合は翌年に思い切って高価な完組ホイールセットにアップグレードするのも良いでしょう。そうすると走行性能の違いを実感出来て実に楽しいです。

ホイールの値段の違いは走りに直結

ホイールにもグレードがありますがその差はまずハブにあります。ハブとはホールの回転軸なのですがそこにベアリングという小さな玉が輪になって入っています。このベアリングの質によってホイールの回転性に差が出てきます。良いホイールのベアリングは精度が非常に高いので摩擦が少なく一度回るとずっと回り続けます。これが走りの軽さをもたらし、ペダリングも軽くなり1段2段思いギアを踏めるようになるのです。

もっとハイレベルなホイールになると金属製のベアリングではなく、セラミックベアリングを使用してたります。セラミックベアリングは恐ろしいほどの回転性を誇り、かつ非常に硬い素材なので耐久性も高いです。また重量も軽くなり、ハブにもカーボンを使用しさらなる軽量化が施されていることも。

またホイールにはアルミ製のものとカーボン製のものがあります。アルミホイールの利点はブレーキ制動が高く、軽量且つ高剛性である点です。価格も比較的リーズナブルなので完成車に置いても価格が抑えられます。カーボン製はより軽量にすることができ、乗り心地もかなり向上します。その分高価にはなってしまいますが、ロングライドでも疲れが少なくなりますし、その軽量さが厳しい登りもよりラクに上ることが出来ます。

リムハイトの違い

リムの高さにもいろいろ種類があります。アルミリムに多い一般的な高さは24mmほどのもの。35~40㎜ほどの高さのセミディープリム、50㎜ハイト以上のディープリムなどなど。完成車に付いているホイールは50㎜ハイトまでの事が多いですが、別で販売しているものでは75㎜、90㎜などのものもあります。リムの高さが高くなるとスポークが短くなります。このスポークが受ける空気抵抗が高いので短いほど空気抵抗が少なくなるので、リム高のものは空気抵抗が少なく巡航性もアップします。

アルミリムで50㎜ハイトのものだと巡航性がかなり良くなりますが重量は重くなりがち。フル―カーボンホイールであれば、リムハイトが高くなっても重量も1500gを切るような軽量ホイールも多く軽さと巡航性を高いレベルで両立できます。

では、ロードバイクは高ければ高いほどよいのか?

高いロードバイクがベストなのか?

ハイエンドのカーボンロードでは、高ければ高いほどロードバイクは良いのでしょうか?

高いモデルは速く走れるし、すごく軽いロードバイクとして洗練されており長く付き合っていくのであれば買って損はないです。

最初は一人でのんびり楽しむのでも大丈夫ですが、いずれロングライドやヒルクライムといったレースやイベントに参戦するというときにでもそのままでも十分走りを満喫できるでしょう。

ただ注意点として、ミドルグレート以上のモデルだとかなり剛性の高いモデルもあったりするのでしっかり試乗をしてフィーリングをしっかり確かめたいところ。

自分のフィーリングに合うようであれば間違いなくベストな選択です。フレーム性能が非常に高いのでモデルチェンジなどで型が古くなったとしても十分ハイレベルの走りは楽しめますし、大袈裟かもしれませんが一生付き合っていけるバイクです。

最近ではハイエンドバイクでもただのレースバイクというだけでなく、乗り手の快適性をしっかり考えられたモデルもあるのでビギナーの方でも気持ちよく楽しむこともできます。後悔のない最高のバイクをというならば高いモデルのロードバイクを購入するのもオススメです。

けっして侮れない!安いロードバイク

リーズナブルなアルミロードバイクでは10万円前後の安いモデルが悪いかといえばけしてそんなことはありません。たしかに洗練された走りという部分では劣るかもしれませんが、例えばキャリア(荷台)がつけられるようねじ穴があったり、太めのタイヤがはけるようになっていたり、スタンドがつけられたりなど街乗りや通勤に使用するのに便利だったりします。

後々にタイヤやホイールをアップグレードするだけでもかなり漕ぎも軽くなっるので、最初の1台としてはけして悪い選択肢でありません。

ただし、世の中には5,6万ぐらいで売っているものもありますが、見た目はロードバイクでもフレームやパーツも値段相応のものなので、本格的にロードバイクを楽しむのであればお勧めできません。しっかりとスポーツバイク専門店で購入するのが良いです。

価格帯別ロードバイク比較

価格帯別人気モデルのフレーム・コンポーネント・ホイールのグレードと重量をそれぞれ表にしてみました。

ハイエンドモデルのロードバイク

 

ロードバイクは高いものというイメージはすごくありますが、トッププロが乗っているようなバイクは100万円を超える超高額なものですが、安いモデルだと10万円を切る比較的リーズナブルなモデルもあります。車でいうと軽自動車、普通車、高級車といったような違いがロードバイクにもあるのです。

フレーム・コンポ・ホイールのグレードと重量を価格帯別の人気モデルごとに表にしてみましたので早速見比べてみましょう。

8万円~20万円のロードバイク

いわゆる入門モデルと言われるのがこの価格帯。フレーム素材としてアルミを使用していることが多く、最近ではメーカーによってもカーボンを使用したモデルもあります。変速機などのコンポーネントも比較的リーズナブルなものが取り付けられれいますが、ロードバイクの軽さや速さは体感できると思います。

ロードバイクを初めて買う場合、ライトやヘルメット、ペダルといったアクセサリーも一緒に買わなければいけないのでトータルのコストを考えるとこの価格帯のモデルを購入される方が多いです。

参考モデル

初めてにもオススメのエモンダALR4

 

EMONDA ALR4 ¥129,000税抜

フレーム300シリーズアルファアルミ車体重量 8.8kg 56cmフレーム重量1.78 kg 56cm
コンポーネントシマノ ティアグラ 10速参考重量 約2,700g参考価格 ¥53,812(税抜)
ホイールBontrager tubeless ready参考重量 約2,300g参考価格 ¥ ─

 

2018年モデル TREK Emonda ALR4(エモンダALR4)2色 ¥129,000(税抜)

2017.06.09

20万〜30万円代のロードバイク

いわゆるミドルグレードに当たる価格帯で、フレーム素材もカーボン製のものが中心となってきます。初めてのロードバイクという方から本格的にレースやイベントに参加される様な方にはオススメの価格帯です。コンポーネントもミドルグレード以上のものを使用しているので、変速性能やブレーキ性能も高く耐久性も高いので長く付き合っていけるロードバイクです。

参考モデル

快適な乗り心地のドマーネSL5

Domane SL 5 ¥213,000(税抜)

フレーム500シリーズOCLVカーボン車体重量 8.72kg 56cmフレーム重量1.94 kg 56cm
コンポーネントシマノ 105 11速参考重量 約2,518g参考価格 ¥64,992(税抜)
ホイールBontrager tubeless ready参考重量 約2,300g参考価格 ¥ ─

2018年モデル TREK Domane SL5(トレック ドマーネSL5)2色 ¥241,000(税抜)

2017.07.01

40万円~50万円のロードバイク

フレームはミドルクラスのカーボンですが、30万円台との大きな違いはコンポーネントやホイールなど。たとえばトレックのバイクだとアルテグラの電動コンポを搭載しかつカーボンホイールを採用したモデルがあります。カーボンホイールは重量を犠牲にすることなくリムの高さを高くでき、乗り心地も格段に良くて来ます。電動コンポーネントはよりスムーズな変速でレバーも握りやすくよりストレスなくロードバイクを楽しめるでしょう。

参考モデル

カーボンホイール搭載のエモンダSL7

EMONDA SL 7 ¥482,000(税抜)

フレーム500シリーズOCLVカーボン車体重量 7.41kg 56cmフレーム重量1.88 kg 56cm
コンポーネントシマノ ULTEGRA Di2 11速重量 約1,935g※ブレーキはボントレガー製、ケーブル類含まず)参考価格 ¥156,263(税抜)  ※ケーブルなどは含まず
ホイールBontrager Aeolus Pro 3重量 約1,506g価格 ¥184,000(税抜)

2018年モデル TREK Emonda SL7(エモンダSL7)¥482,000(税抜)

2017.09.17

50万円~60万円代のロードバイク

ハイエンドのカーボンフレームを使用した完成車。軽さ・速さも最高レベルでこのクラスにフレームに乗ると他のモデルて比べても1ランク2ランク上の極上の走りを楽しめ虜になってしまうでしょう。パーツも最高グレードだと価格が跳ね上がってしまいますが、この価格帯では機械式のアルテグラにアルミリムのセカンドグレードのホイールを履くことで価格を押さえられています。後々ホイールやコンポーネントをアップグレードすることで最上位モデルと同等の走りを楽しめます。
このクラスのロードを所有する満足感もありますし、ほんとに長くパートナーとして付き合っていけるでしょう。

参考モデル快適性と高い走行性を両立したdomane SLR6

DOMANE SLR 6 ¥500,000 ※カラーにより値段が変わります。

フレーム600シリーズOCLVカーボン車体重量 7.32kg 56cmフレーム重量1.78 kg 56cm
コンポーネントシマノ ULTEGRA 11速参考重量 約1,938g※ブレーキはボントレガー製)参考価格 ¥98,228(税抜)
ホイールBontrager Paradigm Comp TLR参考重量 約1,585g参価格 ¥ 81,483(税抜)

2018年モデル Domane SLR6(トレック ドマーネSLR6)¥500,000(税抜)

2017.09.28

70万円以上のロードバイク

言わずも知れた最高グレードのフレームにハイエンドパーツが組み込まれた最高モデルです。ちょっとペダルを踏み込んだだけでも一気に加速していく感覚は驚きです。キツイ登り坂であってもまるで羽が生えたかのような軽さでガンガン登って行けるでしょう。フレームだけでなくコンポーネントやホイールもハイグレードが搭載されおり変速のスムーズさ、しっかり効くブレーキ、凄く回るホイールなどライダーの走りをサポートしてくれます。レースでの使用はもちろんですが、日頃のサイクリングを楽しむ方でも十二分に効果があります。
また、トレックのプロジェクトワンなどメーカーによってはカラーやコンポーネントが選べるカスタムオーダーができる場合もあり、自分だけのオリジナルバイクを手に入れることもできます。
ロードバイクを買うに当たり後悔したくない、自分だけの1台を大切に長く使っていくならばこのクラスのモデルを買うのはベストな選択だと思います。

参考モデル

究極のエアロロードのマドン9

Madone 9.5 PROJECTOONE(トレックセガフレード) 参考価格 ¥1,041,740 (税抜)

フレーム600シリーズOCLVカーボン車体重量 約6.8kg 56cmフレーム重量2.27 kg 56cm
コンポーネントシマノ DURA-ACE 11速参考重量 約1,642g※ブレーキは除く参考価格 ¥170,307(税抜)
ホイールBontrager Aeolus 5 TLR D3 Clincher参考重量 約1,440g参価格 ¥ 340,742(税抜)

イメージしている楽しみ方にあった使用感のバイクを選ぼう!

ロードバイクの試乗は大切予算の都合もあると思うので価格でモデルを選ぶのも悪くありませんが、まずは自分の楽しみ方や目的をしっかり把握することが大切です。レースに出るのか、ヒルクライムを楽しみたいのか、ロングライドをのんびり楽しみたいのか、通勤で使いたいのか、そうすることでどういった性能を持ったモデルを選べばいいのかわかりやすくなると思います。

どういうものを買うのが良いか、お店で相談しながら用途や予算を考慮しながら色々なモデルを試乗することで買うべきものがはっきりとしてくることもあります。使用感や操作感といった性能に注目しながら自分のイメージにあったベストなバイクを選びましょう。

【予算別】初心者にオススメのTREKロードバイク厳選7台」や「初心者入門!ロードバイクの選び方と特徴」、「通販か実店舗か?何を買うかも大事だけれど何処で買うかもとっても大事」も合わせてご覧ください。