先日、新千歳空港のお土産屋さんでレジに並んでいたときのこと。
ある子連れの家族が荷物を抱えながら店の中を歩いていきます。親が先に歩いていて、その後ろに『スマホを両手持って動画を注視しながら歩いている』3歳くらいの子どもが付いていきます。
あっ。親っぽい人と少し離れたな。と思ってみていましたが、子どもはスマホに夢中。親は先に行ってしまいます。少しして親が離れているのに気がつき手を引っ張っていきました・・・。
これ、どう思います?いろいろ考えるところありますよね?
近頃、子どもにスマホを持たせて子守りしている人、あまりにも多いと思いませんか?
公園でもスマホ、電車でもスマホ、飛行機でもスマホ、街中でもスマホ。ベビーカーでもスマホ。家でもスマホ。
どこでもスマホ~。ドラえもんかっ!
もうほんと見ていて嫌になってきます。子どもにスマホ持たせるのやめませんか?
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楽ですよね。自分もそう思います。
もちろん私達夫婦もスマホを使います。スマホ依存症レベルに使います。でも私の子は3歳ですが、スマホで遊びません。そう育ててきましたから。
まったく触らないと言うわけではなく、時々一緒に遊んだり、一緒に写真や動画を見たりというレベルです。
楽ですよね。ほんと楽。だってただ持たせてればあとは勝手に自分で操作して遊んでてくれる。しかも黙って。自分とスマホの世界に集中してしまう。
幼児はスマホを持たせると他のことが頭に入らない
3歳くらいまでの子どもは、いわゆるマルチタスクと言うものが基本的にできないといわれています。なので、スマホを預けると没頭してしまう。というかほかの事を考えられなくなる。
この状態だと親が声をかけたり、回りで何かあってもなかなか気が付かない。そして、自分が好きで没頭しているスマホを取り上げられるとかんしゃくを起こします。なのでなかなかスマホを取り上げられなくなる。悪循環です。スマホを長く持たせていればいるほどその傾向は強くなります。姪っ子で経験済み。
だから小さいうちからスマホを預けておくのは危険だと思うんですね。
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スマホが幼児に与える本当の悪影響とは
ブルーライトが脳に悪影響とか、電磁波が脳に悪影響を与えるとか、そんなのは本当にスマホが子どもに与える影響に比べたら微々たるレベルだと私は思います。
スマホが子どもに与える本当の悪影響があります。
それは、子どもと親が触れ合うことができる大切な時間を奪ってしまうということ。
これが最大の悪影響だと思います。
一番初めに書いた、新千歳空港での親子の話でたとえてみましょう。
新千歳空港は、最高に楽しいところです。お土産屋さんもたくさんあって、試食もいっぱい。お風呂もあればロイズファクトリーもある。日本一楽しめる魅力がある空港だおと思います。
そんな最高に楽しい空間にいて、せっかく子どもと旅行に来ていて、なぜスマホを持たせているのか!
一緒に見て回ればいいんじゃない?時間が無いんなら尚更スマホ持たせてる場合じゃないよね?何の為に旅行に来たの?スマホを見せる為に旅行に来たの?そんなの旅行でも何でもないわーーーい!
一緒に空港の中を見て回れば、一緒に試食をして楽しめば、スマホを預ける必要なんて無いじゃないですか。
普段も電車の中、飛行機の中、車の中、公園、ベビーカー、しまいには家の中。どこでもスマホを預けてあなたは何をしているのか。家事ですか?仕事ですか?本当にそれだけですか?
仕方ないときがあるのはわかります。ですが本当に仕方が無いときだけ持たせていますか?それ以外の時間もスマホに子守りさせてませんか?子どもがスマホを持てば喜ぶからと勘違いしてませんか?子どもが何をしたら喜ぶかと言うことを考えることを放棄してませんか?
よく考えてみてください。あなたはどんな場面でスマホを子どもに預けていますか?
あなたがストレスを感じていることもわかります。でも子どもはそんなことはお構い無しです。当たり前です。まだ幼いんですもの。
子ども一緒になって遊んであげてください。できる限りスマホを持たせず。一緒に見て触って、触れ合って、話しながら楽しい時間を過ごしてあげてください。
子どもが小さい時間はあっという間です。あなたが思ってる以上に速いスピードで子どもは成長していきます。一緒に同じものを見て、一緒に触って、一緒に喜んで、一緒に笑って、いつでも親子の触れ合いができる幼児期なんてすぐに通り過ぎてしまいますよ。保育園や小学校に上がってしまえば、一緒にいられる時間も減ってしまいます。尚更3歳までの時間は大切にしなければいけません。
あなたが思っている以上に、幼い頃のふれ合いは重要なんです。
スマホ依存な子どもからスマホをやめさせる方法
正直なところ、我が家の娘はスマホをほとんど触らないため、依存レベルになっている子どもからスマホをやめさせる方法を知りません。
ですが、時々娘もスマホで遊ばせて~と来るときがあります。そんなときの対処法を書いておこうと思います。
①時間をはっきりと決める
あの時計の針が5のところまで行ったら終わりだよ~。などと、長くても3~5分を目安に時間を決めて触らせます。
②ゲームであれば、回数を決める
ゲームであれば、何回やったら終わりだよ。と回数を決めます。
③1人では基本的に触らせない。一緒に話しながらやる
1人で触らせることは極力しません。一緒に話しながら遊びます。
④だだをこねた時は、また明日と、長引かせないようにする
時々だだをこねる時もあります。そんなときはまた明日。長引かせないようにします。もしそれでもダメなら、他の遊びをしようと提案。上手く気を引くことを考えましょう。決して怒ってはダメです。逆効果です。
⑤ちゃんと辞めることができたら『えらいね』とちゃんと褒める
ちゃんと辞めることができたら褒めてあげましょう。調子に乗ります。褒められることで辞める気が生まれるので、非常に大事。
怒ってやめさせることはできるだけやめましょう。お互いにストレスになるだけです。
どうしてもスマホ使わなければいけない場面はある。それ以外はやめようよって話
どうしても子どもに騒いで欲しくない時や、目を離せない時ってありますよね。私もあります。そういう時は仕方が無い。使わざるを得ないときもあります。そういう場面では、とても強力な助っ人です。
でも、そういう時以外はやめましょうよって思います。
どうしても使わなければいけない場面や、離さなければいけない場面も、親の努力で減らすこともできるでしょう。
せっかくの、子どもと一緒にいられる時間をスマホに奪われないでください。スマホに負ける親なんて、情けないですよ。
おわりに
スマホに子守りさせている親が身近にいるのに、言葉で伝えることができないのでブログに書かせてもらいました。(チキン
なんかねぇ。スマホ見てる娘と同じ3歳くらいの子を見てると悲しくなってきます・・・。自分の時間が欲しいからってのはわかるんだけどねぇ・・・。
子どもと一緒に遊ぼうよ!もっと子育て楽しもうよ!
そんな感じ。