2年前から昨年の夏頃まで、私はブログを通して、読者の皆様に、自分の活動へのご支援をお願いしていました。

 

また、ワークショップでも、経済的に余裕のある有志の方には、参加費にプラスしてご支援をお願いしていました。

 

多くの方々に心からの暖かいご支援を賜り、本当に本当に感謝しております。

 

 

ちょうど確定申告の時期ですので、過去の確定申告書を見ていたのですが、損失申告(赤字)の書類を皆様に公開した方がいいのではないかと思いました。

 

というのも、実際に私が、どれほど経済的に困窮していたのか、皆様にご支援をお願いせざるを得ない状況に陥っていたのかが、税務署に提出した書類で明確にわかるからです。

 

最近は、情報公開が重視されていますし、ご支援をお願いした責任もありますから、私の経済状況をきちんと報告しておいた方がいいと判断しました。

 

 

以下は、昨年の確定申告で税務署に提出した損失申告用の確定申告書の控えです。

 

 

平成25年度の損失額は81万2427円です。

 

損失額というのは、収入から経費を引いた金額が、マイナス(借金状態)になっているという意味です。

 

私は個人事業主ですので、自分の事業活動の経費を申告するようになっていますが、経費にはワークショップでの会場費、交通費、宿泊費、資料代、機材の購入費、私の事業のための研究に使う書籍代、教材代、通信費、電気代、事業に関わる方々との交際費などが含まれます。

 

平成25年に、経費を差し引いた金額が、81万もの赤字になっているのには理由があります。

 

この年、私はそれまで契約をしていた企業との外部委託契約が終わりました。

 

それ以前の約4年間(2009年からの4年間)、私はある企業が開発する教材のプロジェクトに関わり、エグゼクティブ・プロデューサーとして、その企画・プロデュース・広告を請け負っていたのです。

(それ以前は、シンギング・リンの会社で社員をしていましたが、年収は大学初任給の年収くらいでした。さらにそれ以前は、苫米地博士のクラスで月6万円で働いていました。)

 

その教材はヒット商品になり、それなりの売り上げを企業は得ましたが、私のギャランティーは、販売の歩合制ではなく、月々一定額をいただくという契約でした。

 

その額は、大卒初任給くらいだと思っていただければと思います。

 

要するに、その4年間は、大卒の人が企業に就職して、給料をもらっていたような経済状態でした。

 

ただ、そこから事業の経費を捻出するので、実際の所得はそれよりも低いです。

 

かなり研究のための書籍や教材を購入していたので、生活に余裕はありませんでした。

 

この4年間も当然、個人事業主として確定申告をしています。

 

ですから、この時期の私の所得も、税務署で調べることができます。

 

 

2009年からその仕事をしながら、同時にアメブロを開始し、年に1回程度のセミナーを開催していました。

 

当時は、年に1回か多くても2回ほどの開催でした。

 

セミナーの売り上げは、参加費をかなり安価にしていたため、経費を差し引くと、あまり残りませんでした。

 

4年目の2013年(平成25年)の夏以降に、企業との外部委託契約が終了したのですが、私がそのことを予期していなかったため、その年の前半に、事業に使うためのパソコンやスピーカーなどの設備投資をしたり、研究のための書籍や教材を大量に購入していたのです。

 

そのため、その年の後半に収入がゼロになってしまい、経費を差し引いた金額が、82万円もの赤字になりました。

 

もちろん、多少の貯金(といっても150万程度です)はありましたから、借金をするような事態にはなりませんでしたが、これが5年前の経済状況です。

 

この時に、ブログでも私は、外部委託契約が終了したため、セミナーの活動だけで生活していかなければならなくなったということを書いたと思います。

 

そして、平成26年の年明けに、私の家のスペースを活動の拠点としてオープンしました。

 

そこからセミナーの回数を増やしていき、2日間の合宿だけではなく、4時間程度のセミナーも開催するようになったのです。

 

 

その平成26年の損失額は、33万2012円です。

 

これは、それまでの損失額と経費を差し引いた金額で、この年も33万円の赤字になっているということです。

 

この年の夏に私はアメブロを閉じました。

 

その後、しばらくの間、全く活動をしていなかったので、収入はゼロでした。

 

そのこともあって、33万円の赤字になったのです。

 

 

翌年の春に、はてなブログでブログを再開しました。

 

セミナーも再開したのですが、この年の損失額は36万7883円です。

 

この平成27年に、私の貯金も底をついてきたので、生活が困窮していました。

 

書籍を購入するお金もありませんでしたから、これでは私の活動もできなくなると思い、読者の方にご支援をお願いするようになりました。

 

いただいたご支援は、通常の所得として税務署に申告しています。

 

それでも、それまでの損失額とこの年の経費を差し引くと37万弱の赤字になったのです。

 

もしこの年に、皆さんからのご支援がなければ、私は消費者金融から借金をするか、あるいは経費もなくて、活動を続けることができなかったでしょう。

 

平成27年の経済状況は、これほどまでに困窮していたのです。

 

 

平成28年の損失額は18万1309円です。

 

これは2年前ですが、私の活動の拠点を瞑想ができる場所としてリニューアルオープンしました。

 

そしてセミナーの回数も増やしましたが、それほど利益はありませんでした。

 

それでも、ご支援をくださる方々のお陰で、損失額を多少は抑えることができました。

 

 

そして、昨年の損失額は、まだ確定申告の計算をしていないのですが、セミナーの利益がかなり少なかったため、損失が増えるのではないかと思っています。

 

ただ、書籍をそれほど購入しなかったため、借金をしなければ生きていけないという状況にはならないと思っていますが。

 

 

以上のように、この5年間の私の経済状況というのは、すべてマイナスで、わずかな額ですが貯金がなければ、借金をしなければならないような状況だったのです。

 

私は、皆様にご支援をお願いすることは、極力避けたいと思っていました。

 

決して裕福な方ではない読者の方々も、私のためにご支援をしてくださっていたからです。

 

それは私にとって、本当に感謝しかありませんが、同時に、非常に心苦しく、申し訳をない気持ちでした。

 

 

今年も、今の状況から思うに、昨年よりもセミナーの利益は少ないだろうと思います。

 

それどころか、セミナーすら開催できない状況になるかもしれません。

 

ただ、外部委託でライティングの仕事を時々請け負ったりしていますので、それでなんとか生活していくしかないと思っています。

 

 

もう一つ、書類を公開しますが、これは国民年金の書類です。

 

 

私は、この5年間、ずっと赤字が続いているため、国民年金すら払うことができません。

 

低所得者の場合、申請をすれば、国民年金を免除してもらうことができます。

 

もちろん、受け取る年金の額は下がります。

 

毎年、前年の所得から免除の継続審査が行われます。

 

私の経済状況を証明する書類ですので、ここに公開させていただきます。

 

 

この2年間、多くの方々にご支援を賜りまして、本当にありがとうございました。

 

ご支援をいただくことは、今はもうやめております。

 

どうしても、無理をしてご支援をしてくださる方がいて、私も心苦しいからです。

 

 

このような経済状況が続き、非常に情けないですが、情報公開が重要ですので、皆様にはこの資料を公開させていただきました。

 

今の活動が、これから発展していくとは私には思えないのですが、それでも私にしかできないことがありますから、苦してくても、続けていこうと思っています。

 

 

昨日は、会社の社長をしている友人が岡山に出張に来られたので、食事をしました。

 

会社を経営するのも、苦労が絶えないのだと思います。

 

僕の学生時代からの友人で社長をしている友人がいるのですが、息子がミュージカルの子役をしています。

 

そういう舞台俳優の世界も、同じくらい厳しいのではないかと思います。

 

生きていくのは、本当に大変ですね。

 

それでも、地道に、一生懸命生きていくしかないです。

 

 

この2年間、たくさんのご支援やプレゼントをいただき、本当にありがとうございました。

 

こういう経済状態がまだしばらく続くかもしれませんが、それでもなんとか、自分にしかできない活動を続けていきたいと願っています。

 

これからも、よろしくお願い致します。