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商品の説明
出版社からのコメント
開発一辺倒の高度経済成長期から、自然をありのままにという自然保護活動の時代を経て、自然との共生を謳う保全と再生の時代を迎えた。
生物多様性条約や生物多様性国家戦略、生物多様性ちば県戦略など、国や自治体の取り組みも進められている。
この過程と並行して、これまで海辺の自然とあまり関わりの無かった新興住宅地「新浦安」の地域住民が集まり、東京湾の干潟やかつての浦安の自然環境と歴史について学んでいく過程が本書には記されている。
近隣の谷津干潟や行徳野鳥観察舎(行徳湿地)などの先駆的事例とくらべて、本書の専門性を含めてまだ未熟な部分はある。けれども、浦安市郷土博物館や千葉県の三番瀬円卓会議であつまった先生方、自治体やNPOの助力を得て自ら学んでいく姿と、立入禁止の看板が立つ護岸や三番瀬の再生の在り方に悩む様子は、これから自然観察や地域活動を始める方に参考になる点が多いだろう。
本書はまた、東京湾奥の埋め立て後から都市整備完了までの自然環境の変遷の記録という意味で、重要な記録となっている。誰が江戸川を隔てて東京を目の前にしたこの地に最も貴重とされる絶滅危惧種がいると想像しただろうか。そして今後の都市化や温暖化、人間活動でどのように変わっていくのだろうか。
農村地域では「里山」という概念のもとに、伝統的な人間活動が生物多様性の保全や生態系の機能を高めていることが認識されている。近年は「里海」という言葉も登場し、海のエコラベルなどの生態系を管理した生産活動も進められつつある。
このような時代を背景に、彼らの記録と活動を参考にディズニーランドのあるリゾート地としてだけではない、歴史と自然を生かした新しい浦安の魅力を考えることができるのではないだろうか?
著者について
私たち浦安自然まるごと探検隊は、2002年に発足した自然観察や生き物が好きな人たちの集まりです。
浦安の身近な自然を発見し楽しみながら知っていくことで、地域の自然を地域に住む私たち自身がまもっていくことを目標として活動しています。
2010年まで、干潟の自然観察会や市内の生き物調査活動を実施してきました。
2011年以降、護岸や緑道の工事のため干潟観察会の中止を余儀なくされていますが、こうもり観察会や野鳥観察会を開催予定です。
~三番瀬について~
三番瀬は、浦安市、市川市、船橋市、習志野市に囲まれた東京湾沿いに広がる約 1,800 ヘクタールの干潟(ひがた)・浅海域(せんかいいき)です。
この三番瀬のうち、浦安市 日の出地区の沖の歩いて行ける部分について、私たちは「日の出ひがた」と名付けて、主な活動場所としています。
登録情報
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