2018年1月5日(金)11:02頃、茨城県沖を震源とする地震が発生し、東京都内にも緊急地震速報が配信された。(結果的に、緊急地震速報が配信されるほどの大きな揺れでは無かったのが幸い。)
地震発生からしばらくして帰宅すると、家に置きっぱなしにしていた「HUAWEI Mate9」の画面が点灯しており、緊急地震速報を受信したことを知らせるメッセージが表示されていた。
■HUAWEI Mate9には緊急地震速報受信を知らせるメッセージが
ファーウェイのSIMフリースマートフォンが緊急地震速報などの緊急速報メールに対応している件については、ファーウェイのWebサイトにも明記されている。
緊急速報メールには対応している? | ファーウェイお客様サポート
下記のHUAWEI 製品は、世界標準のETWS(Earthquake and Tsunami Warning System)に対応しています。これによって、気象庁が配信している地震・津波警報システムの緊急速報メールを受信することができます。
「Mate9も緊急地震速報を受信するんだなぁ。」と思いながら、ふと、バッテリー残量を見てみると、家を出る前には(ほぼ)100%だったハズのバッテリー残量が20%と、家を出る前に比べて大幅にバッテリーが減っているのに気付いた。
■Mate9のバッテリー残量が残り少なく
状況から推察するに、Mate9が緊急地震速報を受信した後、ディスプレイがずっと点灯し続けたために、バッテリーを消費したものと考えられる。なお、この仕様についてはMate9以外のHUAWEIのSIMフリースマートフォンの多くで同様となっている模様。
※地震発生時に持っていたMate 10 Proでも緊急地震速報を受信できたものの、すぐにメッセージは消してしまった。
幸いにも、今回の地震は緊急地震速報が配信されるほど大きな揺れではなかったので、この仕様が致命的な問題となるケースはほぼ無いように思える。
しかしながら、緊急地震速報が配信されるような大きな地震・津波の被害にあった場合、すぐにスマートフォンを手にすることができないケースも想定できる。そういったケースでは、「手にした頃には充電が切れている」というケースになりかねない点には十分注意したいところ。
一方で、ドコモのスマートフォンは、災害発生時などにスマートフォンの動作を必要最低限に抑える「非常用節電機能」(非常用節電モード/緊急時長持ちモード/緊急時省電力モード)に対応しており、緊急地震速報などを受信すると、これらのモードへ設定を変更することを促す(確認する)メッセージが表示される。
非常用節電機能を有効にすると、動作するアプリが制限されるほか、画面消灯中はデータ通信が制限されるなど、バッテリーを消費させないことを目的とした設定変更が行われる。なお、非常用節電機能を有効にした状態でも、音声通話着信は可能。
非常時でバッテリーを節約しながら、必要な連絡を取りたい。というケースでは役にたつかも。
ドコモの「非常用節電機能」の対応機種などなどの詳細はドコモのWebサイトに公開されている。
非常用節電機能
非常用節電機能とは、災害などの非常時に、スマートフォンで動作する機能を必要最小限とし、少しでも待受時間を延ばすモードです。