英語の資格なんて紙くずだけどそれまでの過程は宝なんだよ

こんにちは、基本的に人生において波風を起こすような行為は絶対にしたくないタイプのSCRACHH CO 管理人ライターのJINです。

「波風を起こすような行為は嫌い」

と言っておきながら僕にしては珍しく攻めたタイトルの記事を書きますが出来るだけサーファーが乗れるほどの波は起こさないように頑張りますね(笑)

皆さんは英語の資格についてどんなイメージをお持ちでしょうか?

  • 持ってると何かと優遇されそう
  • 英語に関する仕事が出来そう
  • 外資系に転職できるかも

などと自分の英語力の証明として使えるイメージを持っている人が多いですが実際はそうではありません。

今回の記事では

  • なぜ英語の資格は「紙くず」なのか
  • 英語の資格が「紙くず」にならない例外
  • 英語資格の意外な事実
  • なぜ資格自体が紙くずで資格取得までの期間が宝なのか

をうるさいくらい細かく説明していきます。

なぜ英語の資格は「紙くず」なのか

英検1級持ってる?だから?TOEIC900点、で?

僕自身英検1級を持っています、TOEICも5年前くらいですが900点越えのスコアを持っていました。

でも取得までの努力と比較してみて今まで持っていて「良かったー」「役に立ったー」と思ったことは一瞬たりともありません。

「すごいね」

とは言われます、でもそれだけです。

英検を持っているから、TOEICで高得点ホルダーだからと言って英語力の目安にはなりますが証明にはなりません。

なぜならそれらの資格は実用的ではないから、英検1級を持っているからと言って、TOEIC満点を取ったからと言ってその人が英語の実務的能力を備えているとは限りませんし多くの場合備えていません。

特にTOEICなんてひどいもんです、TOEICに関しては以前記事にしましたので是非。

 

英語の資格はあなたに仕事を与えてくれますか?給料を上げてくれますか?

例えば医者になりたければ医師免許が必要です、建築家になりたければ建築士が必要です、土木関係で働いている人がキャリアアップを図りたければ土木技術検定、測量士、クレーン免許などあればキャリアアップ出来ます。

でも英検やTOEICがあればキャリアアップできますか?

もちろんある会社もごく少数であるかもしれませんがかなり難しいでしょう、TOEICの点数取ったくらいで給料上げてもらえるというのもどうかという話ですけどね。

英語の資格は仕事と直結しているように見せつけていますが実際そんなに直結していません。

ほぼ自己満足の世界だと言えます。

勘違いしないでください、僕も「英語マニアしか取らない意味のない英検1級」を自己満足のためだけに取得しましたからね。

2年で失効する資格なんて2年経てば冗談抜きでゴミ同然になる

英検は違いますがTOEIC、TOEFL、IELTSなどの悪い所は2年経つと取った点数が全て抹消されるところです。

自動車免許でも決められた年数ごとに免許更新が義務付けられていますが実際ほとんどの人はビデオを見て終わりですよね。

でもTOEICなんかは違います、期限が切れればもう一度1から受けなおして最悪の場合失効したスコアより低い点数があなたのこれからの資格になる可能性があるわけです。

自動車免許で例えるならゴールド免許取得者だったのにもう一度実技と筆記試験を受けてみたら5年前より点数が低かったので今回の更新以降はゴールド免許から普通のノーマル免許に格下げになるような感じでしょうか。

多くの英語資格は比喩表現じゃなく本当にゴミになる資格が多いです。

英語資格が紙くずにならない稀なケース

海外の大学に進学するためにTOEFLやIELTSのスコアが必要

僕もイギリスの大学に進学した際はIELTSでの一定以上のスコアが求められました。

言うまでもなく規定以上のIELTSのスコアが無ければ門前払いですのでこのケースでは「英語の資格」が本当に必要です。

英語資格が自分の名刺代わりとなり道を拓いてくれる稀なケースです。

ちなみに海外で働きたい人はまた別ですよ、例えばアメリカやイギリスで働いてみたいなぁと思ってTOEIC満点を取ったとしても現地の人からすれば

「????」

「トーイックってナニ??」

と企業はもちろんバイトでも一切使えないので狭き門ではありますが海外で仕事をしたい人は世界で通用する英語の専門資格の勉強をする方が確実に有意義です。

例:世界で通用する英語の簿記資格、英語の調理師免許 などなど

普通に考えれば英語圏では英語が完璧にできて当たり前なので英語の資格なんて見向きもされないのは当たり前ではありますけどね。

TOEICの点数などが応募条件にある会社をどうしても受けたい場合

こちらも賛同できるかどうかは別にして応募条項に組み込まれている以上必要な場合が多いです。

とりあえず足切りの方法の一つとして使われていることがほとんどです。

英語資格の意外な事実

英語関連での国家資格はたった1種類

これは多くの人が知らない事実ですが英語系の日本政府が認める国家資格はたった一つしかありません。

それが

「全国通訳案内士」

日本政府観光局が管轄している国家資格です。

ちなみに今年僕も受けてみようかなぁと考えている資格です。

合格率は10%を切るなかなか狭き門の資格であり合格できれば外国人向けのフリーランス通訳案内士として業務することが出来ます。

それ以外の英語系の資格は全部民間資格です。

日本英語検定だろうがTOEICだろうが全て民間の資格なのです。

なぜ資格自体が紙くずで資格取得までの期間が宝なのか

英語は資格に受かったからと言って何か変わるわけじゃない

最初に紹介した医師免許や弁護士免許は合格すれば世界が変わります、しかし英語の資格は受かったところで自分が少し嬉しい気持ちになるだけです。

その嬉しい気持ちはモチベーションの持続という面では意味はありますが

資格の取得=英語力が伸びる

レベルアップしたから能力が上がる、みたいなRPGの世界ではありません。

英語力を何が上げてくれるのか?

英語力の上げ方に関して勘違いしている人がたくさんいますが

  • 英会話スクールに通って英語力が上がるわけではありません
  • 教材を買えば英語力が上がるわけではありません
  • 海外に行けば英語力が上がるわけではありません
  • 外国人の友達を作れば英語力が上がるわけではありません

ここでの4つは全て英語力を上げる為に貢献するポテンシャルがある要素ではありますがそれ単体ではバントしかできない野球選手と同じです。

それなら誰がタイムリーヒットを打ってくれるのか、誰がシュートをゴールに突き刺してくれるのか、それはあなた個人の努力であり気持ち次第です。

うわぁこいつ結局精神論かよ、と思ってるでしょ?

うん、多分多くの人が今

「こんだけ引っ張っておいて結局最後は精神論かよ」

と思っているに違いないでしょう、いやいや、精神論ではないですよ、普通に当たり前の事なのに大人になって忘れてしまった合理的な成長方法ですよ。

英語を上達させたいから英会話スクールに入ります、でも

「レッスンに行っているのに大して英語力が上がらない!」

その英会話スクールが悪いという考え方も出来なくはないですが8割方文句を言っている方の努力不足です。

まさか忘れちゃったんですか?

学生時代に授業に出席して聞いているだけで数学ができるようになりましたか?英語が出来るようになりましたか?漢字が書けるようになりましたか?

みんな授業+家に帰ってからの自分でやる宿題をこなして成長してきたわけでしょ?漢字をひたすらノートに書いて覚えてきたわけでしょ?それが効率的な覚え方だったかどうかは置いておいて授業、レッスンプラスアルファでやらなければよっぽどの天才以外は成長できないという事。

僕が言えた事ではありませんが大人になってこのことを忘れてしまった人が多すぎます。

ズルをして最低限の努力で存在しないポケモンのひみつのアメみたいなチートまがいなものを探しすぎています。

近道見つけたって自分で歩いていかないと目的地には到着できませんからね。

他力本願になったら終わり

「こんな高い教材買ったのに英語が伸びないじゃないか!」

「高いお金払って海外留学したのに英語が伸びないじゃないか!」

特に後者に当てはまりますがそれは自分自身がチャレンジをせずに他力本願に

「海外に行けば英語が伸びる」

という謎の過信、他人が自分の英語力を上げてくれるだろうという気持ちが少なからずあったから英語力が伸びなかったわけです。

イギリスで留学生を何人も見てきたのでこれだけははっきり言えますが他力本願に

「留学すれば嫌でも英語が出来るようになる」

と考えている人は99.9%英語が出来るようにならないまま帰国をしていきました。

自発的な行動と努力がなければ

  • 海外留学
  • 高い英語教材
  • 英会話スクール

は英語の資格と負けるとも劣らないゴミに成り代わってしまいます。

だからこそ資格取得までの過程が英語力を上げてくれるんだよ

話が結構脱線して事故起こしてしまいましたがこの長いくだりでなぜ英語資格はゴミなのに英語資格取得に向けて勉強する過程が宝なのか分かったでしょうか?

つまり自分が資格取得に向けて勉強している過程はあなたが自発的にやっている行為です。

その過程で英語力は飛躍的に上がっていきます。

僕の英語人生の中で一番英語力が飛躍的に上がった時はいつだと思いますか?と他人に聞けば恐らく99%くらいの人は

「イギリスの大学に行ってた時でしょ?」

と答えると思いますが違います。

僕の人生の中で一番英語力が飛躍的に上がったのはイギリスの大学入学を目指してIELTSに向けて勉強していた時です。

自分の体験談があるからこそ言えることなんです。

じゃぁおすすめの資格ってあったりする?

あります、僕の英語力を上げてくれたIELTSもとってもおすすめなのですが僕の一押しは

「ケンブリッジ英検」です。

 

とにかく質が高く受験料もIELTSより安いので無駄なく英語力を上げるのに最適です。

資格自体は紙くずだと言いましたがそれに向けて勉強しているのに結局受けないのはモチベーションの低下につながりますので資格自体に意味を見出せなくても定期的に受ける事をおすすめします。

当サイトSCRATCHH COでは近道は教えますが車で送迎はしてあげません

カッコいい事言っているつもりですが要はこの「SCRATCHH CO」メディアでは管理人の僕を中心に複数のライターさんが体験した「英語学習に関する近道」を教えていますがあなたの目標に向かって歩く道を有料だろうが無料だろうが送迎する事は出来ません。

歩くべき道を車で送ってもらったらもはや意味がありませんからね、マラソン大会中に車で送ってもらうのと同じですよ、失格です失格。

こんな名言ぶった事を書いてしまうSCRATCHH CO管理人ではありますがこれからも皆様の英語学習の手助けを全力でしていきたいなと思います。

これからもよろしくお願いいたします。

 

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By | 2018-01-06T15:55:45+00:00 1月 6th, 2018|英語勉強法, 資格、検定|0 Comments

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