冬の光熱費は電気代とガス代が高くなりがちです。この二つをどのように節約するのかをお伝えしていきます。

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冬の電気代とガス代を節約する方法

冬場に上がる光熱費はやはり電気代とガス代です。エアコンの使用や、お風呂やキッチンでのお湯使用、煮込み料理によるガス(オール電化の場合は電気)が原因です。電気代とガス代、この二つをしっかり抑えるようにしていきましょう。

カーテンや断熱シートを活用しよう

新しい住宅の場合、断熱窓や二重窓と断熱効果の高い窓やサッシにすでになっていると思いますが、古い住宅の場合、自分で窓の断熱を行う必要があります。

<カーテン>

カーテンは遮光カーテンなど分厚い生地のモノが断熱効果が高くなりま す。また、隙間がでないように、高さはピッタリ又は少し長めにしましょう。ブラインドはデザイン性が重視されるので、断熱効果はあまり期待できません。

<窓に張る断熱シートやフィルム>

ホームセンターなどで売っている窓に張るタイプの断熱シートやフィルムもいいでしょう。遮光カーテンと組み合わせると更に効果が期待できます。ただ、見た目が悪くなりますので、来客が多いご自宅の場合はリビング以外で使用するなど配慮したいものです。

衣類は1枚厚着しよう

カーディガンを羽織るなど、1枚多く厚着をするだけで、体感温度は上がります。冷気が溜まりやすい足元はフワフワ靴下やフワフワスリッパで暖かくし、ボトムスで足腰を冷やさないようにしましょう。

<厚着による体感温度の例>

カーディガン⇒2.2℃ ひざ掛け⇒2.6℃ 靴下⇒0.6℃

ちなみに我が家のソファにはひざ掛けを通り越して毛布を常備しています。ひざ掛けとは違い、体ごとスッポリかぶったり、家族と一緒にひざ掛けにしたりと、普通のひざ掛けより面積もボリュームもあり、モフモフして気持ち良いです。

料理は圧力鍋や熱伝導力の良い鍋を使い、時短ですませる

冬場はおでんや煮込み料理が美味しく、ガス代が高くなるひとつの要因となっています。圧力鍋や熱伝導力の良い鍋を使い、できるだけ煮込み時間を少なくする事が大切です。

お風呂は続けて入ろう

お湯を足したり、追炊きを防ぐためにも、お湯が冷めないように続けて入りたいものです。時間が合わない時は、蓋をして、できるだけ冷めないようにしましょう。

電力会社の見直しは節約効果が高くなるように

普段の電気の使い方やラフプランを考慮し、節約効果が高くなるような組み合わせを選ぶのがベターです。

電力自由化で電気代の節約をしよう

・共働きで朝と夜に家事を集中させている家庭なら、深夜電力など時間帯割引を利用
・電気とガスを併用しているならセット割り
・ガソリン代が毎月2万円以上かかるなら、ガソリン系の電力会社(更にクレジットカードはそのガソリン系に集約させる)

光熱費の安い家に住もう

引越しをする時は、できるだけ、光熱費がかからなそうな家に住みましょう。私は家を建てる時や引っ越しをする時に一番重要視することは、ランニングコスト(維持費)がいくら位かかるかです。光熱費は毎月のランニングコスト(維持費)のひとつです。

このランニングコスト(維持費)が高いと自分の懐を徐々にボディブローのように痛めつけられます。毎月必ずかかるお金だからこそ、光熱費のかかりにくい家に住む事ができれば、浮いたお金で自分と家族の未来の為にお金が使えるようになります。

・木造より鉄筋やRC
・一戸建てよりマンション
・古い家より新しい家
・リビングの日当たり
・LPガスより都市ガス
・吹き抜けや床暖は電気代が増える

新築でマイホームを持つ時はできるだけ光熱費が抑えられるように設計し、省エネタイプの住宅設備を選びましょう。
(文:二宮 清子)