日本も昨年末に北海道が爆弾低気圧に襲われましたが、今度はアメリカが被害を受けているようです。本日の天気のあれこれでは、その内容についてお届けしたいと思います~
昨年末の寒波の状況はこちら↓
目次
- 1.記録的大雪で約5,000便が欠航・ニューヨークでは非常事態宣言も!!
- 2.昨年末からの寒波の影響で16名が犠牲に!!
- 3.南東部のフロリダでは28年振りに雪が!!
- 4.大雪の原因は急速に発達した『ボンボジェネシス』!!
- 5.そんな極寒の環境でフルマラソンを完走した男が!!
- 6.サメも凍り付く恐るべき寒波!!
- 7.まとめ
1.記録的大雪で約5,000便が欠航・ニューヨークでは非常事態宣言も!!
寒波が続くアメリカでは、東部を中心に記録的な大雪に見舞われており、空の便が約5,000便以上が欠航になったほか、ニューヨーク州や隣接するニュージャージー州では非常事態宣言も出されました。ニューヨーク市内では最大15cm~25cmの降雪が予想されるとして、警戒を呼びかけています。
2.昨年末からの寒波の影響で16名が犠牲に!!
昨年末から広い範囲で記録的な寒波が続いているアメリカでは、交通事故や凍死などで少なくとも16名が死亡しています。ニューヨークの5日の最低気温はマイナス20℃と予想されており、さらに犠牲が増えると思われます。
引用:気象庁|地点別データ・グラフ (世界の天候データツール)
上図はニューヨークの最低気温などを表わしたものですが、過去30年みても-20℃とかはありませんね。
3.南東部のフロリダでは28年振りに雪が!!
温暖な気候で有名なフロリダ州タラハシーでも1989年以来の降雪を観測しました。わずか2.5㎜の積雪でしたが、29年ぶりの事です。フロリダ州のスコット知事は、「厳しい冷え込みや雪、みぞれ、滑りやすい氷に備えてほしい」と州北部の住民に注意を促しています。
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4.大雪の原因は急速に発達した『ボンボジェネシス』!!
アメリカ気象局(NOAA)の発表によりますと、この低気圧によって一帯の気圧が急速に低下する『ボンボジェネシス』と呼ばれる現象が今回の大雪の原因のようです。日本で言うところの爆弾低気圧のようなもので、今後アメリカ東岸を移動する予想となっており、さらなる被害も想定されます。
ちなみにマサチューセッツ工科大学の客員研究員ジューダ・コーエン氏によると、「今回の低気圧はカテゴリー1か2のハリケーンに匹敵する可能性がある」との見方を示しており、如何に凄い低気圧かが分かりますね。
5.そんな極寒の環境でフルマラソンを完走した男が!!
北東部マサチューセッツ州ボストンで行われたマラソン大会では、男子マラソンの川内優輝選手が-17℃の中レースに出場し、2時間18分59秒で完走しました。(ボストンはこの時期大体-5℃くらいが普通)
フルマラソンの参加者は3名いましたが、完走したのは川内選手のみでした。今回のマラソンにより世界記録を樹立した川内選手は、『極寒で最も速いマラソンランナー』として全米から注目されているようです。
川内選手の自己記録が2時間8分14秒ですから、この環境でもベストから10分しか遅れていないとか超人ですね。この環境でオリンピックをしたら金メダル確実!!
6.サメも凍り付く恐るべき寒波!!
昨年12月27日に大西洋ホオジロザメ保護団体は、低温ショックによって座礁して死んでしまったオナガザメがいたことをFacebookで報告しました。3日後の30日にも同様に座礁したサメが発見されています。
3匹を検死しようとしたものの、体が凍ってしまっていて即座に検死出来る状況ではなく、一旦移動させてから体が適度に解凍されるまで待つ必要があったようです。
引用:The Atlantic White Shark Conservancy... - Atlantic White Shark Conservancy | Facebook
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7.まとめ
急速に発達したボンボジェネシスによって、アメリカは昨年末に続き最強寒波に襲われているようです。サメをも凍らす極寒な環境は日本の比ではないですね。ニューヨークなど大都市でもかなりの積雪が予想されており、被害が少ないことを祈るばかりですね。
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