大変ご無沙汰をしています。
更新を辞めてから早、1年。
平常運行の日常を取り戻し、充実した毎日を過しています。

今回筆をとったのは、3年程前に高知県に移住して来たプロブロガーことイケダハヤトさんがきっかけでお知り合いになることができた一人の青年がとてもいい成長を遂げており、おばちゃんの私は自分への自戒と後進の方々へのささやかなおせっかいになればと独り言を久しぶりにつぶやくことにしました。


そしてこれは「イケダハヤト」というちょっとしたネット有名人を興味本意で取り巻きに加わったおばさんの自分に対する反省と後悔とお馬鹿っぷりをお話しようと思います。


当時の私は34歳。
自分で選んだはずなのに、家庭も子育ても仕事もいまくいかない八方ふさがりの日々。
まさに人生の岐路。
そろそろ、オバサンにさしかかろうとしているのに、社会的に全く成功せずに、マミートラックで底辺産業に従事していることが納得できなくて「こんなはずじゃなかったのに」とか「就職超氷河期時代に新卒カードは金融機関だったのに」という謎のプライドと勘違いをこじらせ「何者かにまだなれる」と心の底では思い込んでいたのです。

今思うと本当に恥ずかしいし、お前馬鹿かと自分に言ってあげたいです。

そんな中、東京からちょっと有名な人物が移住してくる。ネットニュースでも取り上げられ、地元メデイアにも取り上げられてる「凄い人」が勉強会を開催している。という情報を得、藁にもすがる気持ちで会いに行き、そして実際にお会いすると非常に礼儀正しく常識をお持ちなんだなとと好感度がもてたので、すっかりお近づきになりました。(ネットでは批判が凄かったのですが)

当時は高知県に産業と雇用を生み出すとか、東京からその分野で特化した方を勉強会にお招きしたりと本当に大変なご苦労を地を這って実行されており、信頼できる方だと思っていたのです。(最初は社会派ブロガーということでしたしw)
その方がブログは「最高ですよー」というと「まあ、この人が言うならそうなんだろう」という思考回路停止状態でブログなんかも始めたりして、それがどんどんエスカレートしていったというのはご想像にお任せいたします。


そんな私が興ざめしていった過程は以下の通りです。

内的要因
■家族(当時小6息子に)から「頭ン中、お花畑だね」と本気で注意される。
■例えば介護など家族の面倒を強制的にみなければならない状態になった。
■ブログ頑張ってもあまりの才能と能力のなさに最高2万PV止まり。平均1万PVに時間もお金も費やすことの無駄を自覚(そもそも教養がなく文章が書けない)
■そもそも自分自身の能力と実力の現状把握に乖離があることへの気付き

外的要因
■会社内で「身バレ」の可能性
■最底辺なのに、賞与減額で年収減額(有給使い過ぎと身バレ)
■取り巻きの人達の「イケダ信仰」(何でもかんでも彼の言うことを信じちゃう)
■取り巻きの人達の幼さ(俺はまだ本気出してないだけ)
■イケダさんとはいまでもお友達(?)ですが、当初の高知県に産業を!雇用を!など何一つ有言実行していないことに対する不信感。
■イケダさんが全く美味しくない「やぽんすき」を紹介してしまうところ等


といったところでしょうか?


「ブログで稼ぐ!」と言って本業で年収大幅カットされたら誰でも気づくということでした。
チャンチャン♪



私は私のようなクズの人間から偏差値60の息子が生まれてくれたことが奇跡で、夫は学はなけれど地頭はいいので、本当に夫と息子に救われました。
その他様々なことが重なり、自分で自分の馬鹿さ加減に気付き、この界隈とは全くの疎遠状態となり1年強となりました。


私の場合、私が馬鹿だったからこのような事態に陥ったわけです。
自業自得です。
それについて誰のせいにするわけでもありません。
私が悪かったのです。



けれど悪いことばかりではなく、この経験を仕事に生かすことができ、ちょっとしたことでは動じなくなり、今では責任ある仕事を任されるようになりました。
社畜といわれようが、本当にこのような私を信頼してくださって仕事を任せてくれるのだから感謝しかありません。


そして、やっと冒頭の青年と再会を果たすことになります。
取り巻きの人の「信仰さ」と「幼さ」により疎遠になっていた、彼もすっかり目が覚めたようで、成長を遂げておりました。
当時はネット上で無駄に敵を作ることばかりが、師匠に似てしまってましたからw
きっとアドバイスしても逆切れされて関係は終焉してしまうだろうと思い、関わらないことにしてたんです。
元々は実務能力も高く、細かいところに気がつく好青年でしたので、様々な周囲の方や状況のおかげで気づくことができたのだと思います。
その顔には自信がみなぎっていました。
きっとどんな困難が降り掛かってきても大抵のことはこの経験で乗り越えられることでしょう。



今だから言えることですが、高知県を巻き込んだあの異常な「イケハヤフィーバー」は罪深い。
第二次世界大戦などの開戦の前の「熱狂」とかぶるものを感じます。
人は、辛い時、苦しい時、「絶対的な何かが我々を導いてくれる」という深層真理が働き、すがり、その結果「熱狂」から「狂気」になることは長い人類の歴史をみても明確です。
賢い人はひっかかりません。賢くない人「大衆」がひっかかるのです。
特に私のようなおバカさんが一番罪深いです。




最近では仮想通貨など様々な詐欺案件でネットをお騒がせしているこの界隈。
もはや「狂気」です。
こんなおバカな私でさえ闇だなーと思えるんですから、そのうち警察沙汰にならないか心配しちゃいます。
その後起こりうることは「大敗」です。
この界隈の自然淘汰がおこるでしょう。
そして新たなネットビジネスが・・・という阿鼻叫喚なこの世を私たちは生きているのだと思います。
みなさまもお気をつけくださいませ。