黒潮大蛇行で異変か 今年は関東でも大雪の恐れ?

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 記録的な大雪となるのか。13年ぶりに黒潮が大きく蛇行したことが天候に影響する可能性を専門家が指摘している。

 車に積もった雪を前に87歳の女性が途方に暮れていた。これから車でパートに行くのだという。1人暮らしのため、雪かきを手伝ってくれる人がいないという。番組スタッフが雪かきすること20分。車の雪も下ろし運転できる状態に。ここは群馬県の最北端の町みなかみ町。3日、関東で今シーズン初めて積雪が2メートルにまで達した。積雪が2メートルに達するのは、ここ10年で最も早いという。地元の人たちも異変を感じていた。除雪車が止まってしまうほどの大雪。家の周囲に積もった雪かきに追われる男性も。男性は出社の2時間も前から除雪作業をする毎日だという。豪雪地域の住人が恐れるさらなる大雪。実は今年、関東地方全域でも大雪に見舞われる可能性を指摘する専門家がいる。気象予報士の饒村さんによると、日本列島を沿うように流れる暖かい海流の黒潮が南にずれるいわゆる黒潮大蛇行が起きると、その影響で関東地方の気温が下がり雪が降りやすくなるというのだ。過去5回にわたる黒潮大蛇行の際も日本海側などで豪雪になっている。そして、今回の大蛇行でも注意が必要だという。普段、ほとんど雪の降らない街からみなかみ町を訪れた子どもたち。早くも車内で雪の怖さを体験したという。専門家によると、黒潮大蛇行の影響は3月ごろまで続くこともあるため、今後、雪が降る場合、十分に警戒してほしいとのことだ。