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27 食べ物が無くなる
この家での生活も慣れてきた。なれると案外楽しい。
あー坊がいるのがなによりも大きい。
子供の喜ぶ顔をみると、手間も苦痛でなくなるものだ。
でもここにきて問題が発生した。
そろそろまた街へ買い出しに行かないと食べるものが無くなる。
だがまた妖怪に襲われたらと思うと怖い。
あー坊がいうにはもんすたという妖怪は夕方から夜にかけてが多いらしいが昼間に出ないわけでもないらしい。
危険を冒して街までを歩くか。
武器を探したところ、剣と槍を発見しわしは槍を手にした。
理由は単純怖いのでなるべく遠くから叩けるものがよかったのだ。
そういえば昔学校で、藁人形に竹やりを刺す訓練をさせられたことがあった。
竹やりが藁人形を貫通しないと合格できないのだ
合格できないと、それはもう酷い体罰をうけていた。
これさえあれば、妖怪を追い払うくらいならなんとかできるかも。
あー坊と話し合った結果、行きはクマリンに向かう馬車に乗せてもらい、帰りは馬車を買おうという話になった。
そしたらもっと買い込みができるようになる。
ついでに魔物対策の道具も買い込んで、明るいうちに帰ってくる計画だ
「馬車なんて買えるのかよ」
「多分大丈夫じゃ。これ売れば馬一頭は軽く買えるらしいからの」
と例の水晶をみせる。
「! 魔法石じゃねーか!」
「ハンサムもそんなこと言ってたのぉ」
ハンサム?と聞かれたのでわしの鞄盗んだ男のことだと説明すると「あいつハンサムっていうのか。なんか恥ずかしい名前だな」と勘違いしていた。
「これはなんの石なんじゃ?」
「魔法石だよ。持ってたら魔法が使える石」
「マホウ? カエルに変身したりできるのかの?」
それともカボチャを馬車に変えれるのか
「どうやって使うんじゃ?」
「いや、俺知らねーけど」
「じゃあ、必要ないの」
「いや、でも、皆魔法が使いたくてもなかなか手に入らなくて手をこまねいてる状態なのに」
「でも、今は使えない魔法より使える馬車じゃ」
「まあ、確かに……」
ただし換金しなくて済むなら売らない事、無闇に人に見せない方がいいことを言われる。
また狙われるぞと注意された。
確かに前は無防備すぎたかの。気を付けよう
こうして、街行きは決行された。
結界内の見晴らしのいいところで馬車を待ち、通りかかった所で道まで下りて声をかける
偶然にも前の親子だった。
わしの姿を見るなりすぐに車を止めて乗せてくれた。
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