(英フィナンシャル・タイムズ紙 2017年12月30・31日付)
英ロンドンのヒースロー空港で見られた「スーパームーン」(2018年1月1日撮影)。(c)AFP PHOTO / Justin TALLIS〔AFPBB News〕
本紙フィナンシャル・タイムズ(FT)の執筆陣は2017年の予測で好成績を収めたが、完璧ではなかった。
まず我々は――いいだろう、ここははっきり「私は」と言おう――米国株式市場がついに下落すると思っていたが、そうはならなかった。
この一件で不興を買った私は今回、この予測ゲームを降りた。今年のS&P500担当陰陽師の役は、ジョン・オーサーズが引き継いでくれている。
また、我々は1年前、ベネズエラはデフォルト(債務不履行)を何とか回避すると予測したが、これも外れた(もっとも、ベネズエラ政府とその債券を保有する投資家の一部は、デフォルトになっていないふりをしている)。
さらに、我々はドナルド・トランプ氏を信用しすぎていた。メキシコとの国境に巨大で優美な壁を、少なくとも部分的には築くだろうと予想していたのだが、実際には小さいうえにパッとしない試作品が数点作られたにとどまっている。
結局、本紙は昨年、19件の予測を行い、そのうちの15件を的中させた(20件目の北朝鮮に関する予測は、当たったのか外れたのか判断しかねるため除外した)。
ただ、本紙読者による予測コンテストで優勝したカタリン・ハルマイさん(ベルギー、ルーヴェン市)には及ばなかった。
見事18件の予測を的中させたカタリンさんは、ハミッシュ・ヴァンスさん(米国ワシントンDC)を同点決勝の予測で退けてこの勝利をもぎ取っている。
少なくともこの1年間、本紙全体よりも聡明だったカタリンさんには、心からお祝いを申し上げたい。ただ、本紙執筆陣としては耐え難いため、来年は優勝しないように努めていただければ幸いだ。
2018年の栄冠を勝ち取りたい方は、本名と電子メールアドレスを明記のうえ、以下の20件と同点決勝のテーマについて予測をお送りください(https://financialtimes.polldaddy.com/s/reader-predictions-2018)。ご健闘をお祈りします!
テリーザ・メイ氏は2018年、英国首相の座を維持できるか?
答えはイエスだ。解散総選挙での失敗により、メイ氏の威光はほとんど失われてしまったが、ここ数か月間で同氏を取り巻く状況は改善している。
ブレグジット(英国の欧州連合=EU=離脱)の交渉をひとまずまとめたことで、短期的には現在のポストを確保した。そのため、ブレグジットが2019年に正式に完了するまで、あるいは魅力的な代替案が浮上するまで、保守党はメイ氏を首相のイスに座らせ続けるだろう。
メイ氏に反対する動きが出てくれば、それを機に残留派と離脱派の内戦が始まるだろうが、両派ともそれは避けたいと思っている。持続可能とは思えなかったメイ首相が、驚くほど持続可能であることが示されている格好だ。