神戸大学教育学部卒。教育・出版会社ベネッセコーポレーションに勤めた後
フランスに渡り、世界の権威であるボルドー大学ワイン醸造学部が主宰する、
日本人では数少ないワインテイスター専門家資格を取得。
広島県の第3セクターのワイナリー設立にかかわり、アメリカ・ボストンを本拠地とする
投資会社に籍を置いて、日仏間で働く。通算5年間フランスに滞在した後、2002年秋に帰国。
滞在中には、難関フランス文部省認定のフランス語資格試験DALFも全て取得する。
帰国後、2003年4月に有限会社サンク・センスを設立し、代表取締役に就任。
「フランス、ワイン、食」をテーマに、様々な切り口からこれまでにない発想で
ワインセミナー、イベントを中心にプロデュースを行う。2005年1月に立ち上げた
サンク・センスワインCLUBには、ワインを軸に旅やグルメ、趣味など幅広い分野に
関心を持つメンバーが集い、これまでにない質の高いコミュニティを形成している。
また、フランス大使館主催事でのプレゼンターや六本木ヒルズクラブでの
ワイン講師、経営者を中心としたビジネスマン向けのワイン講演も数多くこなし、
実績は多数。これまでに取り上げられた新聞、雑誌、ラジオ出演は数え切れない。
富裕層向け雑誌や、大手都市銀行が運営するビジネス情報サイトなどで
コラム連載も手掛け、多彩に活躍している。
最近では、2008年9月に自宅で学べるDVDワイン講座「ビジネスワインマスター」を
リリースし、好評発売中。2010年4月には東京都港区白金一丁目に初のワインショップ
「サンク・センス ワインセレクターズショップ」を開業。同時にWEBショップもスタートし、
世界各国から300種におよぶワインを紹介している。
■プロフィールと実績をPDFにまとめました⇒
◆松浦尚子が持つボルドー大学公認のワインテイスター専門家資格とは?
フランスボルドー大学にはワイン醸造学部があり、ボルドーという世界に誇るワイン産地を支える研究機関やサポートとしての役割を果たしています。このワイン醸造学部が主宰する資格で、ワイン・テイスティング技術を高め、試験にパスすれば大学公認となり、フランスの公式なワインコンクールの審査員としても招かれます。受講対象者は、ボルドーのシャトーで実際にワイン造りの指揮を執る醸造長や、広報部長などワインの仕事に実際に関わるプロフェッショナルの方々に向けたものです。
生物学、地質学、醸造学、歴史、テイスティング技術と幅広い分野を網羅する本格知識を第一線で活躍する著名な教授陣自らに教えてもらうことができます。ただし、試験は厳しく、論文形式の試験が年3回、年間10回のテイスティングテストと、最終試験には、口頭試問も加わります。合格率は50%程度と聞いており、働きながら取得するため、フランス人にとっても困難な資格の一つとなっています。主観的になりがちなテイスティング技術を磨くものとして、もともとフランス人のプロフェッショナルの方々に向けて用意した資格ですが、毎年一クラス40~50名の定員のうち一割強程度が外国人で、日本人でも、大手ワインメーカーの技師を中心に、年に1~2名程度は取得しているものと思われます。
【松浦 尚子のワイン日記
(有)サンク・センス代表取締役社長/ボルドー国立大学公認ワインテイスター】
松浦 尚子が日々感じたことや、主催したイベントなどの楽しい話を盛り込んで綴る
ワイン日記(ブログ)です。近況のご報告になります。どうぞご一読ください。