はじめに
似たようなタイトルの記事たくさんありそう。
ちなみに私がこういう記事を書く場合,だいたいシリーズとしては続きません。
たまにはこういうブログっぽい?記事もいいだろうということで。
この記事ではざっと概要を書きますが,気が向いたらアプリなどのレビューも考えています。Apple製品て言及する人が多いからか検索でさっと良いレビューを探すのが難しくて…
何を買ったか
発売直後ぐらいにiPad Pro 10.5インチ(cellularモデル,シルバー)を購入。ちょうどiPad mini 4の次はiPad Proにしようかなと考えていたところだったので,新しいモデルが出たのが良いきっかけになりました。
Apple PencilとかSmart Keyboardは?
Apple PencilもSmart Keyboardも同時に購入しました。
購入の動機として「研究や仕事の手書きメモをタブレットデバイスで直接できないか」というところが大きかったので,Apple Pencilの購入は必須でした。詳しくは次に書きますが,この点は満足しています。
Smart KeyboardはサブマシンぐらいでいいからPCの代わりにならないかなあと思って購入したのですが,結果的には難しく,今は使っていません。この点についても後述します。
(手書きを)何に使っているの?
授業
実は一番期待していなかったのがこの用途なのですが,一番活躍しているかもしれません。
スライドや資料をプロジェクターで映す場合にもPCを開くより手軽にできますし,私の授業だと,例文や文章が書かれたファイルを映し,そこに解説や添削,分析案等を書き込みながら授業進行ができるというのが一番便利です。
特に長い文章だと板書してからそこに書き込んでいくの,大変だったのですよね。黒板より色も豊富ですし。
論文や書類を読む
私はあまり論文自身に細かく書き込みをするタイプではないので,論文を読むことに関しては,手書きの恩恵はそれほど受けていません。
PCの方でDropboxに専用フォルダを作り,まるごと同期できるのが便利(読むたびにファイルを指定してダウンロードしなくて良い)なので,iPad miniの頃からGoodReaderを使っています。
研究や仕事のメモ(手書きが多めの場合)
言語学の研究なんてやっていると,よほどフォントや辞書が整備された環境でない限り,メモは手書きの方が早いということも多いです。あと私は生成文法が専門ということもあって,研究メモで樹形図を書くことが多いので,やはり手書きが便利です(ブラケット(カッコ)で代替できるんですが,樹形図の方がなじみやすくて…)。
手書きノートアプリはいろいろ試したんですが,今のところNotabilityに落ち着いています。
Macの方のアプリでメモのベースになる情報だけタイプしたり書類やメモからコピーしておいて,そこに手書きでメモしていけるというのは思いのほか便利です。
そのほかの気に入っている点としては
- 消しゴムが範囲を対象にしているのではなく操作の取り消しという感じなので,書いたものの一部を消すというのが簡単にできる:図形の一部を変更したり,テキストに付いている下線だけ消したりということがいつでもできる
- 長押しで直線がすぐ引ける:機能の切りかえのタップが一切必要なく,比較的きれいな図や表がかんたんに書ける(下線や樹形図を書くときに特に重宝しています)
などがあります。
ネックは値段ですかねえ…今後どうなるか分かりませんが,iPad, Macそれぞれのアプリで1,000円以上するというのは,ハードルが高めかもしれません。私は満足しています。
研究や仕事のメモ(ファイルに書き込む場合)
ベースになるファイルがあって,そこに書き込む用途がメインの場合は,GoodNotesを使っています。
pdfだけでなく,doc(x)ファイルも読み込めるのがいいですね。このアプリでdoc(x)ファイルを読み込むとWordのコメント機能で付けたコメントは表示されないのですが,それがかえって便利だったりします(授業で使う資料はコメントで解説や情報を付けて作り,授業をやる場合にはそのファイルをそのまま開いて解説等を手書きで書き込んでいける)。
PCの代わりになる?
私の環境というか用途では,サブマシンとしてもPCの代わりにするのは厳しいというのが今のところの結論です。
たしかに,iOS11以降,PCのように使える可能性は高まったと思うのですが,日本語を対象にした研究などやっているせいか,iPadの文章入力環境はかなり厳しいのです。
具体的には,外付けキーボードではATOKとATOK Syncが使えないのが痛いです(ソフトキーボードでは使えます)。デバイスをすべてApple製品で統一できれば,iCloudの辞書同期でかなりのところまで代替できるのかもしれませんが…今のところ主力デバイスからWIndows機も外せないので。
Smart Keyboardの他にもいくつか試しましたが,そもそもあまりキーボードの種類の問題ではないので,現時点では難しいですね。
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ケース・カバーは?
Smart Keyboardは数ヶ月使ったのですが,上に書いたように外付けキーボードを使わなくなったことと,閲覧用途の時に重すぎるという理由で使わなくなりました。
今は純正のSmart Coverと下記のケースの組み合わせで使っています。
さいきんサブマシンの一番手として持ち歩いているMacBookと一緒に,下記のケースに入れて持ち歩いています。
3DWORLD Macbook / Macbook air / Macbook pro用ケース ノートパソコンケース 合成レザー (12'', ブラック)
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MacBook用のケースはどれも薄く出来ているので,iPadも一緒に持ち歩くにはこのように少し大きめのケースの方が使いやすい気がします。
cellularモデルはどう?
iPadはずっとWi-Fiモデルを使っていたので,次はcellularにと思っていたのですが,やはり便利です。私の用途だと,短時間でいいけどいろんな環境ですぐにネットにつなぎたい(使用容量は多くなくてよい)ということが多いので,相性がいいのかもしれません。
スマホはずっとAndroidなので今回はじめて使っているのですが,MacBookで使う場合のテザリング(インターネット共有)がほんと便利です。スマホやタブレットの方をまったく操作せずにテザリングがオンオフできるのがこんなに楽とは…
ひとまずおわりに
なんかかなり長くなってしまったので,この辺りでひとまずおわりにしておきたいと思います。
授業や研究での使い方や,アプリなど,また機会があったら改めて書こうと思います。