ここでは題名と名称を恣意的に表記します。[敬称略]
『バーフバリ 王の凱旋』は前作『伝説誕生』の続編であり完結編。前作で自分の出自がマヒシュテマティ王国の王位継承者であったアマレンドラ・バーフバリの息子、シブドゥことマヘンドラ・バーフバリである事をかつては臣下だったカッタッパから聞かされる。そして彼の王位がどうやって現在の王で暴君であるバラーラデーバから奪われたのかを知ったマヘンドラ・バーフバリは王国に安寧をもたらすためにバーララデーバに対して戦いを挑む。
『バーフバリ 伝説誕生』の続編である『王の凱旋』は前作同様に恐ろしいほど、何も無い映画だ。ドラマは何の捻りも無く裏テーマらしきものも無く、ただ主役の二人(俳優プラバースの一人二役)の素晴らしさを徹頭徹尾に描きぬき、何の照れも衒いも無くただカッコイイだけのスローモーションを繰り返し使い、いやゆるベタな表現を「これでもか!これでもか!!これでもか!!!」とつるべ打ちに使い続ける。セシル・B・デミル監督の『十戒』などの歴史劇を思いっ切りに煮詰めたような、この異常で、かつ、この過剰さは、観客を楽しめるというよりも「英雄であるバーフバリを歓喜と共に皆で称えてくれ」としか思えない錯覚すらしてくる。だから最後まで観終わったら感動というよりも、以下の感覚にしかたどり着けない。
バーフバリィィィィィィ!!
バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!ばーふばり!バーフバリ!バーフバリ!!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ! バーフバリ!バーフバリ!!バーフバリ バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ❕ バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ バーフバリ‼ バーフバリバーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!! バーフバリ!バーフバリ バーフバリ! バーフバリ!!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ バーフバリ バーブバリ!!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!! バーフバリ バーフバリ バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!!バーフバリ バーフバリ!!バーフバリ!バーフバリバーフバリ バーフバリ バーフバリ!!バーフバリ!!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!!バーフバリ!!バーフバリ!!!バーフバリ!!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!!バーフバリ!!バーフバリ!!バーフバリ!バーフバリ!!バーフバリ!バーフバリ!!バーフバリ!!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!!バーフバリ!!バーフバリ!!……
カッタッパ!
ベタな表現を極めた先にあったのが『バーフバリ 伝説誕生・王の凱旋』なのだ。
マヒシュマティ王国万歳!!