2018-01-04

カードキャプターさくら』誤解される李小狼というキャラについて

再放送や、ぼんやり知ってる人たちが時々「小僧○ね。」というのをネタとして書き込んでいるのを見ることがある。

○ねとか言っちゃいけません。

これは萌えアニメで、可愛い女の子を男がかっさらうことに対し「××○ね」という流れを含んだものだろう。

再放送を見ている人でも、予告編を見たら分かるとおり、みんなの木之本桜さんは李小狼とくっつく。

あんなに可愛い、娘にしたいキャラナンバーワンの桜さんには、もう運命相手が居るのである

CCさくら萌え(豚)アニメと思っている人は、この事実小狼は叩かれたのだろうなと思ってる人が多い。

当時は事実ヤバい人も居た。(小狼○○したい、とか、○○したい)とか。

ただ…それは認識が異なるのだ。

小狼は愛されていた。いやむしろ、後半はヒロインだった。

少女漫画からヒーローが人気あって当然だろう。と言う人も居るかもしれないが、マジで小狼は凄いキャラクターなのだ

桜が(萌えキャラとして)完璧なことに隠れがちなのだが、小狼に人気が無いとCCさくらはここまで大きくなってないだろう。

李小狼最初はツンツンだが、中盤からツンデレ化し、デレデレになる。

再放送がはじまった「さくらカード編」はもはや副題「李小狼萌える編」である

李小狼というキャラクター結構複雑で、一部分を見ても理解できない。

家元的なところに念願の男児として生まれカードを集めるためだけに幼いころから訓練をさせられてきた。

男を好きになったりもしたが、それは色々と手違いだった。

さくら以外に彼女が居るように見えるが、天然ジゴロゆえ。小狼に非は無い。

そんな影を持ちながら、相手を思いやる心を持ち、いざとなれば自分犠牲になる強さを持っている。

一時は桜を想い、身を引こうと決意もした。

育ち上、友達も少なかったんだろうなと思えるコミュ症気味の天然だけど、料理ができて、家事も出来て、裁縫も出来る。

分かるだろうか。女キャラだったとしても人気が出ているのが李小狼なのだ

話が戻るが、(小狼○○したい、とか、○○したい)と書かれていたのは文脈をとると愛情の裏返しのヤバい書き込みだった。

嫌われたわけでは無く、愛されすぎたがための書き込みだったのだ。

それを後世のオタクが直接受け取ってしまい、「小狼は恨まれていた」という解釈になっているのがなんともむず痒い。

「桜に人生を狂わされた」人が居たように「小狼人生を狂わされた」人が多く居たはずだ。

そうでなければ、ツバサクロニクルなんて漫画は生まれない。

萌え~だけで、『劇場版 封印されたカード』という非リア抹殺映画リバイバル上映やコミケに、女性が溢れないのだ。(尚おっさんちょっと居た)

くまいもとこが登壇して一言しゃべっただけで死者が出る。これがCCさくら現場である

さくらカード再放送を前に新作放送が始まってしまう。この辺を誤解したままだと、小狼がいけすかないやつだと誤解したまま見てしまう人も多いのではないか不安である

是非、再放送円盤をじっくり見て劇場版2を見てから挑むことをオススメする。

李小狼と桜の恋に関してのCLAMP大川七瀬コメントが素敵なのだ

さくらは<年齢のつりあいが取れた男の子>だから小狼を選んだわけではないんです。たとえ小狼女の子でも、年齢がずっと離れていたとしても、小狼小狼であるかぎり、さくら小狼を選んだと思うんです。

このテーマが、この作品を包む、愛なのだと思う。

  • anond:20180104173127

    ツバサクロニクルで散々出てきた「次元のトンネル」が カードキャプターさくらの劇場版1作目にビジュアルもほぼ変わりなく「次元のトンネル」として出てきてたことが 今年最大の驚...

    • anond:20180104190634

      CLAMP作品はツバサで並行世界というか並行宇宙として世界観統一されましたからね レイアースのモコナは言うまでもなく様々な関連キャラアイテムが出てきます

      • anond:20180104191132

        それはそう。なんだけど。 ここで桜が特に対価なく自力で次元を渡ってたっていうのは その後のツバサでの登場考察に影響するんだよ…

 
 
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