再放送や、ぼんやり知ってる人たちが時々「小僧○ね。」というのをネタとして書き込んでいるのを見ることがある。
○ねとか言っちゃいけません。
これは萌えアニメで、可愛い女の子を男がかっさらうことに対し「××○ね」という流れを含んだものだろう。
再放送を見ている人でも、予告編を見たら分かるとおり、みんなの木之本桜さんは李小狼とくっつく。
あんなに可愛い、娘にしたいキャラナンバーワンの桜さんには、もう運命の相手が居るのである。
CCさくらを萌え(豚)アニメと思っている人は、この事実に小狼は叩かれたのだろうなと思ってる人が多い。
当時は事実ヤバい人も居た。(小狼○○したい、とか、○○したい)とか。
ただ…それは認識が異なるのだ。
少女漫画だからヒーローが人気あって当然だろう。と言う人も居るかもしれないが、マジで、小狼は凄いキャラクターなのだ。
桜が(萌えキャラとして)完璧なことに隠れがちなのだが、小狼に人気が無いとCCさくらはここまで大きくなってないだろう。
李小狼は最初はツンツンだが、中盤からツンデレ化し、デレデレになる。
再放送がはじまった「さくらカード編」はもはや副題「李小狼に萌える編」である。
李小狼というキャラクターは結構複雑で、一部分を見ても理解できない。
家元的なところに念願の男児として生まれ、カードを集めるためだけに幼いころから訓練をさせられてきた。
男を好きになったりもしたが、それは色々と手違いだった。
さくら以外に彼女が居るように見えるが、天然ジゴロゆえ。小狼に非は無い。
そんな影を持ちながら、相手を思いやる心を持ち、いざとなれば自分が犠牲になる強さを持っている。
一時は桜を想い、身を引こうと決意もした。
育ち上、友達も少なかったんだろうなと思えるコミュ症気味の天然だけど、料理ができて、家事も出来て、裁縫も出来る。
分かるだろうか。女キャラだったとしても人気が出ているのが李小狼なのだ。
話が戻るが、(小狼○○したい、とか、○○したい)と書かれていたのは文脈をとると愛情の裏返しのヤバい書き込みだった。
嫌われたわけでは無く、愛されすぎたがための書き込みだったのだ。
それを後世のオタクが直接受け取ってしまい、「小狼は恨まれていた」という解釈になっているのがなんともむず痒い。
「桜に人生を狂わされた」人が居たように「小狼に人生を狂わされた」人が多く居たはずだ。
桜萌え~だけで、『劇場版 封印されたカード』という非リア抹殺映画のリバイバル上映やコミケに、女性が溢れないのだ。(尚おっさんもちょっと居た)
くまいもとこが登壇して一言しゃべっただけで死者が出る。これがCCさくらの現場である。
さくらカード編再放送を前に新作放送が始まってしまう。この辺を誤解したままだと、小狼がいけすかないやつだと誤解したまま見てしまう人も多いのではないかと不安である。
是非、再放送か円盤をじっくり見て劇場版2を見てから挑むことをオススメする。
李小狼と桜の恋に関してのCLAMP・大川七瀬のコメントが素敵なのだ。
さくらは<年齢のつりあいが取れた男の子>だから小狼を選んだわけではないんです。たとえ小狼が女の子でも、年齢がずっと離れていたとしても、小狼が小狼であるかぎり、さくらは小狼を選んだと思うんです。
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それはそう。なんだけど。 ここで桜が特に対価なく自力で次元を渡ってたっていうのは その後のツバサでの登場考察に影響するんだよ…