米Intelは1月3日(現地時間)、昨年11月に発表したプロセッサの管理エンジンの重大な脆弱性について、この問題はIntelのプロセッサ固有のものではなく、米AMDや英ARM、OS提供企業などと対策のために協力していると説明した。
この脆弱性は、当初の発表ではIntelのCore、Xeon、Atom、Pentium、Celeronなどの特定モデルを搭載のPCやサーバ、IoTプラットフォームに影響が及ぶ恐れがあり、悪用された場合、攻撃者に任意のコードを実行されたり、特権コンテンツに不正アクセスされたりするという、危険度の高いものとされていた。
具体的な対策については「対策のためのソフトウェアおよびファームウェアのアップデートが可能になる来週発表する。この声明文は現在のメディアによる不正確な報道に対処するため」としている。
Intelによると、この脆弱性を悪用されるとデータを盗まれる可能性はあるが、データを改ざんされたり削除されたりすることはないという。
Intelは最初にこの問題について発表した際、脆弱性の影響を受けるかどうか自分の端末をチェックするためのツールも公開した。
ユーザーがこの脆弱性に対処するためには、各社のプロセッサを搭載する端末のメーカーやOSメーカーによるソフトウェア/ファームウェアの更新を適用する必要がある。
米Googleは同日、同社製品でユーザーによる何らかの対処を必要とするケースについて説明した。Android端末は、最新セキュリティパッチを適用すれば安全という。Googleアプリ、Google App Engineも影響を受けない。ChomeおよびChome OSについては、「サイト分離」を有効にすると安全としている。すべての製品についての関連情報はサポートページにまとまっている。
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