住職が突く鐘の音は響く。
私の近くの二つのお寺で、除夜の鐘が鳴る。
大晦日の夜に、煩悩の数108回鐘を突く除夜会(じょやえ)。
多くは、大晦日の夜中12時につき始める。
2回目からは新年ではないのかと、昔から疑問に思っていた。
カップルの姿もいい
夜中の鐘の音がうるさいという批判や、突き手が集まらなくなったとのことで、大晦日の日中に突くお寺も出てきた。
除夜会(じょやえ)の意味はどうなのかと新たな疑問。
信者でない私にとってはどうでもないことだが、関係者は色々理由付けをするのだろうか。
この子は、学校で自慢するのだろうか。
顔修正の有無は、私との関係による。
今年は、一方のお寺が昼12時に鐘を突くことになった。
ちなみに、軍隊に鐘が没収され、戦後新たに造られた鐘。
その寺は町内会で徒歩2分、お付き合いもあって写真を写しに行ってきた。
多くの子供たちが集まってなごやかな雰囲気。
お菓子に釣られてくる子は少ないようだが、突き終えてご褒美のお菓子をもらう笑顔はいい。
良い経験になっただろう。
良い思い出になるだろう。
酒を飲みすぎてウトウトしていると、除夜の鐘が鳴っていることに気づく。
除夜の鐘が静けさを増す。
北海道の家は防音効果もあるせいか、その鐘の音も200m先の寺からではあるが、うるさいと思ったことは無い。
ちなみに、この寺では戦時中鐘を没収されていない。
いつの時代にも力関係があり、忖度があり、力ない寺から順次没収されたのだろう。
昼に鐘を鳴らした住職いわく、終戦直後に造られた鐘の音は劣ると。
私にはその違いは分からないが、突き手による音の大小の違いだけは分かる。
孫にいろいろ経験させる73歳のおじいちゃん。
その孫は喜んでいた。