最期のお別れ②

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10月28日

朝から雨傘
夫と2人で産婦人科へ。

全身麻酔のための静脈血管を確保し、
ベットで3時間ほど待たされて
12時ごろ、ついに手術の刻になりました。
夫がお腹を触りながら赤ちゃんと最期の別れ。
また会おうねって伝えてました。
そして1人で歩いて手術台へ。
横になり、静脈から麻酔が入ります、と言われ
すぐに意識を失ったので、
あとで振り返ってみると
ありがとう、くらいしか言えなかった。

◯◯さん、終わりましたよ、と言われて
気づいたらもう手術は終わってました。
そのまままた意識を失って、
次に気づいた時にはベッドに横になってました。
ポンが気づいてくれて
「大丈夫?無事に終わったよ」って、
私は手術前のことを思い出して
「もっといっぱい伝えたいことがあったのに、
言えないまま気を失ってしまった。
何も言えなかった。」と泣いた気がします。
ポンが「きっと伝わってるから大丈夫だよ」と
言ってくれました。

眠りながら、泣きながら、
産んであげられなくてごめんね。
私たちのところに来てくれてありがとう。
病気を乗り越えて絶対にいいお母さんになるから、
その時は戻ってきてね。
と最期のお別れの言葉を心の中で伝えました。
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