最近はTMIXよりもSTEERSのTシャツを着ていることのほうが多いうなすけです。ねむい | オリジナルTシャツ作成・販売 STEERS(ステアーズ)がお気に入りですが、なかなか着て街なかを歩く勇気が出ません。
さて、6/19から6/22にかけて、アメリカ、シアトルでDockercon 16が開催されました。このイベントに、リモートライフ制度を活用して訪問してきたので、感想などをまとめていきたいと思います。
リモートライフ制度とは?
リモートライフ制度とは、社員が1年に一度、好きな場所で勤務でき、諸費用を会社が負担してくれる、というspice lifeの社内制度のことです。CTOの五十嵐が沖縄、台湾によく行っているのを知っている方も多いかと思います。
花粉症の人は「沖縄で働いていいよ!」 ITベンチャーspice lifeが「リモートライフ制度」導入 | キャリコネニュース
Dockerとは?
Dockerconの感想の前に、そもそもDockerとは何か?ということに軽く触れておきたいと思います。
Docker - Build, Ship, and Run Any App, Anywhere
Dockerとは、オープンソースの仮想化技術であり、平たく言えば「アプリケーションの実行環境を、コンテナみたいにひとまとめにして実行が簡単にできるようになったもの」です。
使用している技術上、現在サポートされているのはLinuxのみとなりますが、MacやWindowsの上でもVirtualboxを使用してDockerを利用することができます。また、Virtualboxの必要ないbetaバージョンも開発中です。
Dockerconは、そのDocker自体の開発者、Dockerを利用している技術者が集まって情報交換、交流を行うイベントです。
感想
発表内容については、国内ニュースサイトでもすでに翻訳済みの記事がいくつか発表されており、内容も詳細まで正確に書かれていると思われますので、ここではあえて解説はしません。
そのかわりに、初めてアメリカを訪れて、Dockerconに参加しての感想をここでは書きたいと思います。
シアトル
シアトルに着いて初めて思ったのは、「寒い!」でした。それもそのはず、シアトルの緯度は北海道よりも高いのです。夏だからと油断してTシャツ1枚で行ったのですが、現地は日本でいうところの秋くらいの気温でした。パーカーを持って行って良かったです。
交通網は豊富で、電車とバスの本数も多く、移動に困ることはありませんでした。支払いも、ORCAというSuicaやPASMOのような非接触の決済が可能なのでとても便利でした。
観光らしい観光はしていないのですが、Dockerconが終わったあとに、会場で話したGoogleの方に勧められた場所、Lake Union Parkに行きました。ベンチがあり、噴水もあり、休日なんかにここでボーッとして過ごしていたいような雰囲気の場所でした。
Dockercon 2016
まずは会場がデカイです。参加者が多いのでデカくないとそもそも……なのですが、わかっていても驚きです。また、無限コーヒー、朝食、昼食が提供されました。英語を聞いているととにかく疲れて眠くなるので、コーヒーのサービスは特に嬉しかったです。
仕掛けとして、来場時にリストバンドが配布され、参加者同士でぶつけあうとポイントが貯まり、ランクアップできるというゲームがありました。そのおかげで、知らない人に話しかけるきっかけができたのでとても嬉しかったですし、楽しかったです。ちなみにレベル2まで上がりました。
発表内容ですが、主にオーケストレーション(複数のアプリケーションをどのように協調させるか)についてのトークを聞きに行きました。やはりkubernetesやMesosphereの名前がよく出てきましたが、このDockerconで、オーケストレーション機能が同梱されるようになったのが今後どうなるか興味深いです。
最終日のHack's talkで、resin.ioの方々が飛行中のドローン上に展開されているコンテナを文字通り「無停止で」アップデートするデモを行っていて、まさにノンダウンタイムデプロイだと思いました。できるということはわかっていても、やはり目の前でそれが行われると一味違う感動があります。
帰ってきて、これから
実はTMIXでは、一部環境にDockerを導入しています。しかし、現在様々な技術的問題があり、全環境をDocker化することが難しい状況にあります。それらの問題をどのように解決し、Dockerを導入していくかを考えていきたいと思います。
また、今回の旅で痛いほど英語力の無さ、特にヒアリングの弱さを思い知ったので、何かしら英語の勉強も少しずつやっていきたいと思います。
追記
- 2016-06-24 15時36分 リモートライフ制度について、Dockerconの感想について追記しました