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トランプ大統領、パレスチナ支援の停止示唆 和平停滞に不満
2018年1月3日 11:32 発信地:ワシントンD.C./米国
【1月3日 AFP】(更新)ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は2日、中東和平プロセスが停滞していることを認めるとともに、パレスチナに対する年間3億ドル(約340億円)余りの支援を停止する考えを示唆した。
トランプ氏はツイッター(Twitter)に「われわれはパレスチナの人々に年間何億ドルも支払っているのに、感謝も尊敬もされない」「パレスチナの人々はもはや和平について話し合う気がないのだから、今後このような大金を支払う必要があるだろうか」と投稿した。
米政府の統計によれば、米国は2016年度にパレスチナ向けに3億1900万ドル(約360億円)の予算を割り当てている。トランプ氏がこの全額の廃止を警告したのかどうかは不明。
米国はパレスチナ自治政府に対し、予算面や治安対策で長らく支援を行ってきたほか、国連(UN)がヨルダン川西岸(West Bank)とガザ(Gaza)で実施するプログラム向けに3億400万ドル(約340億円)も供与している。(c)AFP