時々無性に、目上の人が自分より薄っぺらに見える。例えば私が適当で浅く古典を引用すると首をかしげられたり、小さな知識を知っていなかったり。
正確には、大学に入ってから、周りの人が愚かに思えるのかもしれない。そこそこええ大学なんだけどな。
自分はちっぽけなので、大学で出会う人が割と自分の世界なのだ。
もちろんこの考えは愚かで、間違いだとはわかる。私は無知だ。私の知らないことを、出会う全ての人は何かしら知っている。
だけど、それでも、支離滅裂な理論を組み立てる人とかを眺めて、とんでもなく薄っぺらで愚かだと感じてしまう。
何でこんなつまんないことがわかってくれないんだろ、って、腹が立ってしまう。多くの人にそんなつまらない感情をどこかで抱いて、心のなかで小バカにしてしまうのだ。
学ぶことに貪欲な人間が足りてないような。薄っぺらばかりで、何も私は盗めていないような。つまらない環境だ、とネガティブにばかり考えてしまう。
真に愚かなのは周りから学ぶことを諦めた私なのかもしれないけれど。そんな焦燥がじわじわと自分の身を焦がして、私は今日も時間を無駄にするのだ。