新春TV放談2018[字] 2018.01.02

31月 - による admin - 0 - 未分類

新年明けまして…。
(2人)おめでとうございます。
さあ「新春TV放談2018」司会の千原ジュニアです。
NHKアナウンサー首藤奈知子です。
この番組はNHK民放問わずテレビについて語り合うトークバラエティー。
今年でなんと記念すべき10回目を迎えました。
10年!10年ですよジュニアさん。
10年やらして頂いてもまだ今日も玄関で止められましたけど。
一回ゲートくぐったのに出されてもう一回申請せいゆうて…。
申し訳ございませんでした。
いえいえとんでもございません。
まだまだまだまだね頑張りが足りないんだなと。
イエ〜イ!今年も始まった…番組では…ドラマやバラエティーの人気ランキングを大発表〜!更に…バラエティーをけん引した長寿番組の終了が決定!一方で新しいコンセプトの番組が大ヒット!そして大きな話題となったインターネットテレビ。
衝撃とともに新たな時代の到来を予感させた。
それではパネリストをご紹介!更に放送局の垣根を越え…新たなスタイルのお仕事ドラマで注目度上昇中。
「池の水ぜんぶ抜く大作戦」の生みの親。
更に更に…バラエティーから情報番組まで縦横無尽。
そして去年テレビ業界に戦いを仕掛けたこの男が初登場。
インターネットテレビ界の風雲児。
へえ〜藤田さん自分のとこはずっと見てはるんですか?ご意見番じゃない。
また来年も別のやらしてもらったりとか。
その辺りも出てくるかも分かりませんけど。
藤田さんもよろしくお願いします。
テレビを愛しテレビに愛された者たちが繰り広げる熱いトーク!いよいよ開幕!ジャ〜スティス!はい。
という事でまずはこちらのテーマからまいりましょう。
2017年…。
(2人)人気ドラマランキング。
さあという事で去年もですね話題作がめじろ押しでしたが果たしてどんな結果になったんでしょうか。
ご覧頂きましょう。
ファーストシーズンやった時は7歳だったんでまた成長した時に見てこんなドラマだったんだなとか感じ方がまた違いましたよね。
リアルな最先端の医療現場を知る事ができてすごい泣いた。
やっぱり…ワンパターンが見たい。
昔「太陽にほえろ!」とか長〜く続いたドラマってワンパターンなんですよ実は。
ストーリーはずっと一緒なんだけれども何となく見ちゃうっていうか…。
何て言ったらいいのかしら。
去年でなんと16シーズン目に突入。
主人公の方がシャキシャキッとしてるので…女の人のねああいう姿っていうのは…「私1位になるのは2回目なので」。
という事で2017年の人気ドラマトップ3はシリーズ作品が独占という結果に。
ご覧の結果となりました。
すごいなあ。
藤田さんどうですか?この中でご覧になったドラマあります?「Doctor−X」は毎回見てます。
毎回気合いが入っているので惰性でシリーズ化してる訳じゃないなっていう感じがします。
あと撮影の技術もすごく上がっていて医療ドラマだと昔だったら内臓が出てくるとかってありえないのをどんどん出てくるのでドラマのストーリーもさる事ながらあのリアル感とかっていうのがすごいなと思いますよね。
本当どれもシリーズで2とか…シリーズが多いんだなって…。
「陸王」も池井戸作品ですしね。
何か見方が分かってるドラマってすごい見やすくて町の人も言ってたけど最後こうなるって分かってる方がちゃんと集中して見れるっていうか何かそういうのがあるのかなって…。
結局「Doctor−X」や「相棒」ってひょっとしたら昔の「水戸黄門」とかそういう事じゃないかなと思ったりするんですよね。
昔じいちゃんばあちゃんが「水戸黄門」を見たりして安心感があったように。
しかも初めて見てもそれぞれの関係性もすぐ分かるのでそういった意味でも見やすいですし夕方の再放送見てたら面白いから本放送見ようみたいな…。
更にパネリストが注目したのは4位に入った…視聴者の方からも意見が届いてます。
何かね僕普通の芸能界じゃない友達とかに結構聞いたら日曜の夜って次の日から仕事だからやっぱり「よしやるぞ」みたいな熱いドラマで締めたいと。
やっぱりあの時間は「下町ロケット」とか「半沢直樹」とか「陸王」みたいなああいう感じのを見たいって。
3人ぐらいが言ってたのそのサラリーマンども。
そういう作りになってんだなっていう…。
あの枠やっぱり伸びたのは実は女性たち働いてる人たちも増えたんで今竹山さんが言ったように働いてる人の気持ちが分かるっていうのがすごく大きかったんじゃないかなと思いますよね。
あれだけ熱いドラマにまだ更に松岡修造入れますからね。
熱すぎるよね。
ええ。
やっぱりそれこそ「半沢直樹」とかもそうですけど中小企業が頑張れみたいな感じのものってやっぱ日本人に刺さるんだなって思いますけど。
何度やってもいろんなパターンで銀行だったとしても今回は足袋屋がスニーカー作るみたいな話ですけど毎話泣いちゃう。
なるほどね〜。
でもほら自分も同じように作ってる訳じゃないですか。
でも大好きとか泣いちゃうってさ普通何か職業だと悔しいとかやられたとかって思わないの?どっかあるよね。
それはそうですよね。
芸人でもM−1見て笑うやつなんか一人もいませんからね。
私家族がいまして子どもの前で泣きたくないので完全に録画して1人で夜中見てます。
そういうもんですか。
僕も泣きそうになるんですけどいつも小籔が止めてくれる。
止まるんですか?今回の1,000人アンケートでは最もよく見るドラマのジャンルについて調査。
1位はやはり刑事物。
2位は医療。
恋愛物は5位という結果に。
実はここ3年のドラマランキングトップ10を振り返るとかつてのような直球の恋愛ドラマは0。
一体何が起きているのか?恋愛ってちょっと興味なくなってるんですかね?ほんまに今の10代20代セックスしないらしいですからね。
それも影響してるんですかね?影響してるんじゃないですか?NHKでセックスって言って大丈夫?大丈夫です。
真麻さんどうですか?恋愛ドラマは。
年齢的な事もあるかもしれないんですけれども昔ほど感情移入できなくなってしまって。
昔って携帯もないから待ち合わせした柱のこことここにいたから会えなかったとか今行ったら浮気相手がいるのに行かないでみたいな感じがすごくあったんですけれども今そんな訳ないじゃん。
スマホでGPSで分かっちゃうでしょとか連絡取れなかったらすぐLINEしちゃえばいいじゃないのっていう感じで割と現実的になっちゃってあの胸の痛みとか「そうそうあったあったこういう感覚!」っていうのがちょっと薄まってるのかななんて…。
番組やらせてもらった時に10代後半と20代前半の女子が10人ぐらいいるんですよ。
その子たちが若い俳優さんの名前とか知ってるから僕もうおじさんだからだいぶ分かんなくなるじゃないですか。
で「何でみんな知ってんの?」って聞いたら「月9見てる」って言うんですよ。
リアルタイムで見てないけどこれで見てるんですよ追っかけたり何だかんだ。
で10人ぐらいいたけどほとんど見てるんですよ。
そん時月9も視聴率悪いんだけど…。
ドラマ恋愛見ないって言ってるけどその20代の層とかはスマホとかで月9多分見てんだなと思って。
月9を月曜9時に見てないだけでそれを見てんねや。
スマホがテレビを見る時間っていうのを奪ってるのは総務省の調査でも明らかで28年の調査によると50代だとテレビを平日一日に見るのが180分。
60代が259分と。
まあねいっぱい見て頂いてるんですけど10代はなんと89分。
1/3とかになってますね。
それでもスマホを見てる?はい。
スマホと接触してる時間が明らかに長くなってるので恋愛ドラマを見る時も竹山さんがおっしゃったように実はテレビでオンタイムで見るんじゃなくてスマホを通して見るとかっていう人が増えてるんじゃないかと…。
藤田さんなんかはどう思われますか?恋愛ドラマ。
まさにAbemaTVで1月から連ドラで恋愛ドラマを作ったんですけど。
やっぱテレビのさっきのランキング見ても上位やっぱ医療系とか刑事物とかで見てる人がシニア化してるという…。
言葉悪いですけど。
若い人がテレビを見なくなったという課題感からAbemaTVを作ってるので。
10代の20代の子たちっていうのはスマホをのぞき込んでるんですけど頭の中かなりやっぱり恋愛に興味があると…。
実際はそうですよね。
この間の月9はもう王道。
「突然ですが、明日結婚します」がすごくやっぱり視聴率がよくなくて。
だけど竹山さんおっしゃったように結構若い子の間ではトレンドワードに入ったりとかあのカップル羨ましいとかそういうふうに話題にはなってるんですよね。
なんですけど全然数字にも結び付かないからそれで悪評が立っちゃって恋愛ドラマはウケないっていうふうになってお仕事物が増えたりとか…。
小田さんどうですか?私も圧倒的に自分が作るのはお仕事ドラマしかまだ作った事もないですし…そこにはやっぱ勇気がいるんですか?恋愛だけでもたせてずっと作るなんてできないなって…。
でも小田さんドラマの中に恋愛が一切出てこないっていう訳じゃないでしょ?私はやっぱお仕事ドラマが好きなんですけどお仕事ドラマは毎話1話完結で見れて楽しいけどでも来週も見ようっていうために恋愛で引っ張るみたいな。
お仕事ドラマを恋愛で引っ張るという小田玲奈プロデューサー。
こちら。
分かる。
それそのままタイトルにしてくれたら見るけどな。
これバラしちゃっていいんですか?ちょっと大丈夫かな?なぜ4話なんですか?それこそお仕事ドラマとかいってこういうふうに見て下さいねお客さんっていってでも何となくそういうのに慣れちゃって見なくても平気よみたいになっちゃう時に緊張感持たせるために思いも寄らない2人とかが突然キスしたりすると「えっそんなつもりで見てなかったんだけどそっちも面白そう」みたいにして引っ張ってく。
それはやっぱ4話なんですか?4話。
3話とかだと…。
早すぎる?私の中での法則なんですけどただ単に。
「別にそんな恋愛ドラマなんて見たくないです」みたいな。
でも4話になると「あっちょっと…」。
そうなんや〜。
面白い!でも小田さんドラマとかって1話2話3話ぐらいでそのドラマの行く末が決まるんでしょ?数字とかで。
本当は12話までだったけど9話で終わりとか。
でも何かそれこそ1話とか2話とかやってるぐらいに放送が始まって何かちょっとみんなが予想し始めたりするじゃないですか。
それは何か変えたいなとかこことここがくっついたらびっくりするだろうとかは途中で考えたりはしますけど。
びっくりしますよ。
だってあれですよね「家売る…」。
そうそう「家売るオンナ」では北川景子さんと仲村トオルさんが4話の最後にタクシーでキスするっていうシーンを…。
急にキスするんです。
めちゃめちゃやられてるじゃないですか。
一生懸命見たんです。
ええお客さんやな〜。
ちょっとキュンと来ました。
それはくっついてほしいなとか単純に言うとテレビで言うと少し飽きが来るところに違う話がおっぱじまってくるんで…。
不意打ち感はありますよね。
何か朝起きたら裸で2人で寝てたとかは生々しいしちょっとないなって…。
キスの方がアクシデント的なものがあって逆にドキッとするみたいな。
なるほどね。
裸は駄目ですか?今更朝起きて「えっ!」みたいな。
「もしかして私この人と…」みたいな展開はもうちょっと尺も長いし…。
いやでも是非今度小田さんガッツガツの恋愛ドラマいって下さいよ。
ですよね〜。
でも何かちょっと怖い。
続いてはこちらのデータにご注目。
アンケートでドラマの見方について聞いたところ録画がリアルタイムを上回る結果に!録画で見るという10代20代に理由を聞くと…。
見るためだけだったら帰んないですね。
そう…。
帰んない。
絶対帰んないですね。
そりゃそうだよな。
気持ちは分かりますけど。
テレビそんな偉くないじゃないですか。
昔はテレビがさ茶の間にあったけども。
今本当ちっちゃいじゃない。
どんどん小さくなったからそんな偉くないんだよね。
薄〜くなってね。
そうそう。
それこそ予約すれば1か月1週間見れる訳だから主導権…特にYouTubeなんか自分の主導権で見れるからそれと同じようにテレビ…。
「何でテレビ自分の好きな時間に見れないの?」って。
今の地上波自体もこの時間に帰ってこいよって言ってる事自体おかしいですよね。
でも民放さんとしてはやっぱりリアルタイムで見てもらう事がスポンサーとの関係もあるでしょうし大きいですよね。
どうやったらリアルタイムで見てもらえるのかっていう事ばかりを考えている。
どうなんですか?SNS絡めてとか…。
そうですね。
そういうのを考えなきゃいけないっていう…。
あれ何でしたっけ?「天空の城ラピュタ」で何か言うんでしょ?「バルス」。
「バルス」みたいな。
でも何かそうそう私も思ったんですけど若い子って本当に…若い子に「テレビって?」って聞くとテレビって途中からやってるって言うんですよ。
だから何かもう「頭から何で見れないの?」っていうのが不思議でしかたないみたいな。
でも逆に言うとおんなじタイミングで「バルス」もそうだけどそういう楽しみ方を見つけると見る価値があるというのがあって。
そういう共有する楽しみ方みたいなワールドカップでみんながハイタッチするみたいなあの時じゃなきゃ共有できないみたいな事をいかに作れるかみたいなのが…。
相当いい作品作んないとみんなハイタッチしてくんないよね。
SNSの使い方がめちゃくちゃ難しいと思っていて。
「バルス」のお話なんですけど「バルス」をつぶやくの自然発生的に生まれたんですけどそれでバルス祭りってあったんですけど次の年に日テレが公式でやったんですよ。
「みんなでやりましょうバルス祭り」ってやったら盛り下がっちゃって。
「バルス」の数がすごい減ったんですよ。
なのでSNSは俺らのものっていう考え方がやっぱりユーザーにはあって一気に公式が押しつけたら引いちゃうんで。
なのでSNSとオフィシャルの関係って…。
友達と東大寺行ったらあんなおもろかったのに修学旅行で行ったら全然おもんないもんね。
けどSNSと視聴率って全然つながらないですよね。
何かテレビ…自分が出てるテレビ出てリアルタイムで何かこう見た時に「うわっすごい荒れてんな」とかTwitterとかすごい荒れる時あるんだけどでも次の日いや数字全然よくないとか。
逆に全然話題にもなってないけど次の日やけに数字いいなとかあるからつながんないんだろうなっていうのがあるんですよね。
藤田さんなんかどうその辺感じておられますか?おっしゃるとおり直結はしないですよね。
何かすごくみんなが見ててもつぶやくような事がない番組もありますんで。
でもやっぱ何ですかね自分が見てる番組何かツッコみたいとか感動したとかっていうのはみんな何て言ってるんだってやっぱりTwitterとかで調べて共感したいっていうのは多分みんなあるんだと思います。
なるほどね。
新しい見方なんでしょうね。
我々はそういうあれなかったですけど僕も普通に見ながら…。
一緒になってね。
はい。
見てしまうので今のテレビの視聴のしかた自体がもうそういうふうに…一定層で言うとなってしまっている日本人がもういるっていう考え方をすると…。
じゃあテレビつける。
携帯持つって事ですか?全然見てます。
本当にだから何か前は面白いものを作ればスマホを置いてくれるからそうしようって思ってたけどもう置いてくれないらしいから。
だからここと一緒に楽しめるものを作らなきゃいけないっていう…。
はあ〜!そういう感覚なんや若い人たちは。
そうなんですよ。
テレビに向かってブツブツ言ってるのと同じ感覚だと思うんですけどね。
昔からいたブツブツこう「何言ってんだよ」とか言ってんのをネットに向かってしゃべったり見たりしてるんですよね。
去年で言うと「カルテット」とかって数字難しかったんですけど…。
「カルテット」よかったよね。
もうすごいネットの中ではファンが多くて「このストーリーどうなるかっていうの分かんない」とか「吉岡里帆ちゃんがかわいい」とかも含めてすごい盛り上がったので。
何かあれもやっぱセリフがとにかくすばらしくて「泣きながらごはん食べた事がある人は生きていけます」とか何かそういうのって誰かに何かそれこそつぶやきたいとか「こんないいセリフあったよ」みたいな事を言いたいとか誰かに共有したくなるようなそういうのをちゃんと作らないと話題にもならないのかなっていう。
ヒャダインさんご覧になりました?見てました。
やっぱりオープニングから何から本当にすばらしくて必ずトレンド1位になりますしこの先をみんな予想するんですけどやっぱり外れてたりとかして。
なのでそういうふうに社会現象的に動いたなっていうドラマだったなっていう。
でも数字はそんなにやったんですか?そうですね。
…って事はSNSでバズったものっていう事を評価する機関があってもいいかなと思うんですよね。
視聴率は伸びなかったけどすごく話題になったっていう事を評価してそれで予算を上げるだったりとかこの次を作らせるとか。
でそれを自慢してもいいと思うんですよ。
こんなにトレンドワードになりました。
それが指標になってもいいと思うんですけど今視聴率だけでやっぱり判断するところが多いから。
今ヒャダインさんおっしゃったようにいろんな指標を試すべき時に来てるのかなっていうのがあって。
リアルタイムの視聴率でずっと商売をしてきた我々はテレビを見ながらスマホを見る種族がもうお客さんであってある種旧態依然とした70年近いテレビの歴史の中で新しく現れた視聴者お客さんに対して1日24時間しかない先ほどの占有してる時間の可処分時間っていうんですかねこれは多分テレビネットゲームとかもそうだと思うんですけど面白いものがたくさんある中で奪い合うパイがもう限られてると思うんですよね。
しかも少子化でとかってなってきた時に民放も多分対応してかなきゃいけない。
今の伊藤さんの意見に全く賛成でテレビは過渡期を過ぎているのでいろんな指標試さなきゃいけないと思うんですよね。
視聴率一本でなんとか今もSNSを使ってテレビのリニア放送を見せたいっていうのを考えてますけどそれ自体がちょっともう無理だと思うのでやっぱりビジネスモデルを変えなきゃいけないというか。
指標も変えて価値観も変えていかないといけない時期に来てるんじゃないかなと思います。
なるほどね。
24時間好きな時にドラマを見たい。
そんな今の視聴者に向け去年動画配信サービス各社が数々のオリジナルドラマを打ち出した。
テレビのドラマにどんな影響を及ぼすのか?品田さんこの動画配信サービスのオリジナルドラマっていうのは年々増えてる訳ですよね。
出てらっしゃる方もいらっしゃいますけれども本当にNetflixでは16年と17年で考えると倍になってますしAmazonは1.5倍なんですよ。
どんどんオリジナル作っていこうとしてますし出演者もどんどんなかなかそういったネットに出なかったジャニーズ事務所のジャニーズWESTなんかもオリジナルドラマに出るとかありますしどんどん新しい人たちが入ってきてるので変わると思いますよね。
ジャニーズの方も出てはるんですか。
おととしの「火花」とか見てたんですけど予算観が明らかに見てて違って…あととても面白いしすごく潤沢ですごく良質なので…しかもスポンサーの顔色を見なくてもいいからこういうふうにしなきゃいけないとかそういう忖度もない状態なのである意味WOWOWのドラマの上位互換のようなもっとそれを自由にやったイメージがありますね。
地上波と連動してたりもしますもんね。
去年7月から日本テレビで放送された福士蒼汰さん主演ドラマ「愛してたって、秘密はある。
」では放送後にオリジナルストーリーをHulu限定で配信する事を発表したと。
これちょっと荒れましたよね。
毎週楽しみに見てたんですよ。
それで最終回で「こういう結末か。
でも何か気になる」と思ったら「続きはHuluで」って出た時ドッシェ〜ってなって…。
でも見たくて見たくてしょうがないんですよ続きが気になるから。
そしたらその時彼が「俺はこのドラマが毎週楽しみでお金を払ってでも見たいと思ってきた」と。
「だからここでHuluに入る事はもう全然問題ない。
払う」って言って…。
それでその場で入会しようと思ってそしたらちょっとバズってて入会その時はできなかったですけれども…。
サーバーダウンして。
そうそう。
それぐらいなんや。
最終回にねHuluの方にいって下さいっていうのはどうなんですか?それは。
それですよね。
やっぱクレームの一番はご年配の方々がそこの導線がどうしても無理だその事考えてないっていうクレームが多かったと思うんですが。
一生懸命見てて最後になってちょっと何かキャバクラ行ったらさ次のサービスはちょっと別室ってみたいな…。
「ちょっと待ってよ。
それしかお金持ってないよ」っていう…。
何かでも一応番組自体ではドラマでも完結はしててただ何かもう宣伝のしかたがすごい気になるような感じになっちゃってて「本当の完結編はHuluで」なんて言っちゃったからそれをPRのしかたに問題があったみたいな事で社内では共有されております。
ちょっとあるよねそれね。
テレビ局の中におけるHuluへの敷居の低さと一般への敷居の高さがすごい相違があったのかなっていう。
でも入ったら入ったでやっぱりHuluさんいろいろコンテンツがあって面白いですしHuluさんが出している「雨が降ると君は優しい」っていうオリジナルのドラマがかなり…こう何て言うのかな地上波ではできないなっていう設定で佐々木希さんが主演なんですけれどもセックス依存症患者の女性を演じてましてそれに悩む旦那さんの玉山鉄二さんの苦悩みたいなそんなにエロティックなシーンとかはないんですけれどもそもそも設定が何かちょっと主婦とか独身30代はドキドキするみたいな…ので毎週楽しみに見てました。
脚本は野島伸司さんですね。
でも何かそれこそやっぱ野島伸司さんって私なんかがすごいテレビドラマを見てた時とかは問題作を毎回やってて…。
でも今ってちょっとそういうのがテレビだとやりづらくなっちゃって…。
そんな中で野島さん伸び伸びと作ってらっしゃるんだなっていうので何かすごいいいなって思いますけどね。
どうなんでしょう?出る側俳優さんなんかはどう思ってはるんでしょうね。
テレビはお仕事。
ネットドラマはやりたい事をやれるみたいな空気がどんどんなってきて俳優さんなんかはやっぱり単に事務所から来た仕事ではなくて自分がやりたいっていうものをOKしてもいいみたいなそういった前のめりの姿がネット界にどんどん広がってってそれはもう世代の問題だと思うんですけどもそれが何か勢いをつけたり今までできなかった事をやるっていうふうにつながってるような気がしますけどね。
あとやっぱり何かもう視聴率がネットドラマ出ないじゃないですか。
視聴率がすぐ本当1%上がった1%下がったって主演俳優の写真が使われてネットに出るじゃないですかYahoo!ニュースとかでもう本当に…。
かわいそうだよね。
1%なんて誤差だと思うんですけど。
それ小田さんでも本当なんですか?ある程度うわさでプロダクションとか主演張る俳優さんも地上波のドラマで頭張ってやるんだったらギャラ一緒ぐらいだったらほかのWOWOWさんとかその辺でやった方が数字悪かった時に「あいつ主役駄目だよ」って今後なるからそれだったら初めからWOWOWで予算もあってギャラも変わらないんだったらそっちでガッツリ映画みたいな感じで撮ろうって。
そっちが増えてるっていう。
傷つかないって…そういうふうにすぐ言われちゃうようになったなと思うんですよ。
「傷つかなそうだからやります」とか。
例えば主役だと傷ついちゃうかもしれないけどこれぐらいの位置でやればもし悪くても傷つかない。
だから本当すごい毎回…本当大した事ない事でも言うじゃないですか。
プラスになるとなかなか書いてくんないけどね。
マイナスの時…。
プラスの時書いてあると結構うれしかったりする…。
藤田さんって今ドラマ作られたんですよね?今年から。
1月から始まります。
声優を目指す若者たちの青春群像劇なんですけど声優の専門学校に通う若い子たちが主役。
なぜドラマやろうって思われたんですか?やっぱりドラマが一発当たると大きいっていうかキラーコンテンツキラーコンテンツってみんな…僕もずっと言ってるんですけどやっぱりドラマが当たるっていうのはそれこそワールドカップとかオリンピックぐらいの価値があるというか。
(一同)う〜ん。
キャスティングなんかはどうされてるんですか?キャスティングは全部オーディションで。
役に適した人をゼロから選んだんで。
名のある方をオーディションでっていう事ですか?それはないですね。
次ブレークしそうだといわれてるような若い子を。
まだ出てない方々で。
それいいね。
あっありがとうございます。
でもネットってそういう事もできてしまうって事ですね。
テレビだとなかなか勇気がいる気がします。
すごくそれいいと思う。
新鮮でいいよね。
ちなみにそれ成功基準は何でするんですか?さっきヒャダインさんおっしゃったとおり今のところないんですよね。
何百万視聴いったっていうのがすごいのかすごくないのか一般的にちょっとまだ相対的な比較ができないっていう状況なんでまあいいやっていうのが…。
(一同)え〜っ!いずれおっしゃるとおり過去に比べて視聴数がよかったとか悪かったっていう事になると思うんですけど。
まあいいやぐらいで始めた方がいいよね。
どうですか?地上波のドラマと違う作り方しようとか意識されてるところあります?やっぱり最初に聞いていたのが韓国ドラマってすごい内容が面白いのはやっぱり脚本からまず決めて…してるのに対して日本のドラマ作りの慣習でまず主演の俳優女優の方がスケジュール取りから決まってそこから脚本考え始めるという…そこはあえて逆にしようと。
それ脚本は誰なんですか?脚本は横内謙介さんという僕がいろいろ舞台とか見て一番いいと思ってた脚本家の方にお願いした…。
藤田さんが指名で?最初のドラマは横内さんにお願いしたいと…。
じゃあ今後これからどんどん作っていきはる感じですか?そうですね。
第3弾ぐらいまで決まってます。
へえ〜。
私も実は今度YouTubeでドラマを作りたいっていうのが私の今年の目標で。
それこそテレビ離れテレビ離れって若い人のテレビ離れっていいますけどあの子たちってYouTubeをずっと見てるんですよね。
3分から5分とか10分もないような短いのをずっと見てたりするからそういう子たちだけにターゲットを絞って3分から5分ぐらいで毎日月曜日から日曜日までのものを連ドラとして例えば3か月とかやったらそれは若い子の「朝ドラ」みたいな存在になるんじゃないかなっていうのを試したい。
最近の子たちは確かに長いものをじっと見てられないっていう傾向あるかもしれないのでその試み面白そうですね。
そうか〜。
でもほんまそういう短いドラマっていうのが新しいコンテンツになるかも分かんないですね。
続いては!さあ2017年のテレビといえばワイドショーもにぎわっていました。
はい。
本日はテリーさん竹山さん高橋さんそしてジュニアさん。
ワイドショーのコメンテーターでもある方々にお集まり頂いたので去年ワイドショーをにぎわせた出来事について語り合っていきたいと思います。
2017年ワイドショーを騒がせたキーワードがこちら。
更にネットの動画や録音データが明るみにした「不倫」や「暴言」。
ヒートアップした2017年のワイドショーから何が見えてくるのか?さあまずねご意見番の竹山さん。
俺じゃなくてまずテリーさんでしょ。
何本やってんすか?あんた。
3本ぐらいやってるでしょコメンテーター。
やってますけど。
1本はワイドショーじゃないですよ全然。
見ない日は…。
3〜4本やってるでしょ。
いえいえ生は3本やってます。
4〜5本やってるでしょ。
何で増えてるんですか。
今回は大物が多かったですよ。
そうすると僕らはうれしくてしょうがないんですよね。
ものすごく強烈だから数字も上がるしちょっと言えばいい訳だから楽っちゃ楽ですよね。
みんなが主役だから。
なるほどね。
これねワイドショーっていうか…これバラエティー…。
バラエティーだと思いますね。
そういったふうに不倫だったりとかがエンタメになっててそれを超えるものが例えばオリンピックだったりとかワールドカップだったりとかそういったコンテンツが2017年って何もなかったんですよね。
だから取り上げるものがないから取り上げるものがないエンタメどうしようってなった時に個人のそういった問題とかがエンタメになってしまって。
だから本当はそこまで掘らなくてもいい内容なのにすごい全報道局がやってて…。
なのでエンタメ不足だったんじゃないかなって。
谷間で。
2017年ってヒット曲も実はなかったんですよね。
そういう事…。
代表曲…。
でも素材が豊かでしたよね。
音声テープとか写真とかにしても。
映像を誰でもが撮って持ち込めるようになったのでワイドショー的にも映像の変化すごくつきましたよね。
それが雑誌社に週刊誌に持ち込まれる事多いんですけど週刊誌が映像を持っていたり音声持ってたりするのでそれがどんどんワイドショーに流れる。
自分たちで撮ってテレビ局に売り込んでるんですよ。
朝の番組昼の番組夕方の番組夜の番組これそれぞれお金払ってるんですよ。
もうだから多分ね冬のボーナス相当出てると思いますね。
何か新しいビジネスモデルを紙媒体が…紙売れなくなったから見つけたなと思ったんですよね。
それで映像を撮って「それ使っていいよテレビ」と。
「そのかわり金頂戴ね」っていう。
紙媒体が一番2017年勝ったのかなって。
小田さんなんかどうご覧になりますか?やってるものは各局おんなじような事をやってるから…。
でも私すごい「ワイドナショー」を楽しく見てるんですけど「ワイドナショー」とかは何か松本さんの見解が「なるほど」って思うような事とかあとちょっともう一個行ってほしいのにっていうとこまで行ってくれるから確かに番組側が突っ込む事はあんまりなくなったかもしれない分コメンテーターの方とかが…止められちゃうのかもしれないけど言う事がすごい差を生んでるのかなって今思いました。
あれはでもバラエティーですからね。
「ワイドナショー」はね。
収録やし。
もう一歩行ってほしいって何を求めてるんですか?何だろう?何か…でも私も局側の人だからそんな事あれだけどでも何かこうみんな我慢してるのが伝わってきちゃったりするから…。
でもさ俺はあれ以上行って何になるのかなっていうのもあるんですよ。
もう一歩。
これ以上…とどめを刺す訳じゃない。
もっと話してくれっていうのは。
それやって…どうなの?それって…家にいる人はみんなできる訳だよ。
それをとどめ刺すって…刺さなくても逆にもっと楽しい事を面白い事を考える事もすごく俺たちは必要なのかなと思って。
真麻さんどうですか?おんなじ不倫でもこっちは報道されないのにこっちはすごい山ほど時間割いていると。
そうするとやっぱり事務所とかいろんな忖度があるんだなって個人事務所の弱小な身分な私としては羨ましいななんて思ったりしながら。
如実に感じますよね。
感じますか。
不倫でも引退でも…暴力とか暴言はちょっと違いますけどみんな一方方向に行こうとするじゃないですか。
何となく駄目ですねとか。
でも世の中にはいいと思うよって人もいっぱいいると思うんですよ。
その人批判されるけどもっとそういう人も出した方がいいし何とかで引退っていや引退するべきじゃないって人もいた方がいいしでも何となく整理されておんなじ方向に行かせようって番組の作りがあるから。
不倫はいいとはテレビでは言えないんですよ。
正義がないから。
だから全部実はここに書いてあるのってイエスかノーかのそういう番組だったら成立するんですよ。
だから不倫はいかんですってそれしか正義がないんだからつまんないんだよね。
だから僕そういった意味で踏み込んだのがテレ東さんでやってたたけしさんの「おはよう、たけしですみません。
」っていう番組が生で朝7時から太田光さんと水道橋博士と3人でやっててもうやりたい放題言いたい放題でそれこそ予定調和の事は言わずに言いたい事だけ言ってその次を言ってたんですよね。
それこそ不倫だってOKだって言ってたかもしんないし。
でもあのお三方だからっていう。
そうなんですよね。
でもあそこまでパワーがないと言えない社会なのかと思うとちょっと悲しいなと。
藤田さんAbemaでもやられてますよね。
ワイドショーやってます。
ワイドショーね。
やっぱり地上波のワイドショーは充実してるので差別化するように「NEWSRAPJAPAN」っていうニュースをラップで話すのはラップだと何言っても…言いづらい事も言っていいみたいな感じに…。
すごい。
そういう番組とか「真夜中のワイドショー」っていうちょっとセクシーなのも…。
セクシーいいですね。
すいません。
僕も夜中…「3時のあたし」っていう「3時のあなた」の夜中の3時版を企画書で書いた事あるんですけど真夜中にワイドショーやっても面白いなっていうのは…。
全く同じ事考えてるんですよ。
夜中に生でワイドショー。
企画書出した事あるんですけど全然通りませんでしたけど。
それやりましょうよ伊藤さん。
是非お願いします。
引退不倫暴言今ここに書いてあるキーワードって本当視聴者としては面白くてしょうがなかった。
これもよく言われますけど人の不幸がめちゃめちゃ視聴者大好きですし面白い。
しかも実際のリアルで湧いてくる事。
制作者側としても「いいな〜ネタ」ってどこか思いながらそういう企画書を書いてみたり。
そもそも全国規模の話題となってる事を昼間扱ってるじゃないですか。
テレビの…50年ぐらい前ですかね視聴率ランキングを見ると分かりますけどある事件をずっと生放送でゴールデン帯でドンとやってるじゃないですか。
今昼にやってるワイドショーそのものをゴールデンでやっていたのがテレビっていうメディアだと思うんですよね。
ずっとお話聞いてて思ったのはどっか1局だけでもゴールデン帯で毎週一日でいいんでワイドショーをゴールデンで1個何か趣旨を持ってやる覚悟を持ってみると視聴率も含めて面白いんじゃないかなというのはずっと聞いてて1局だけ。
そういう時のコメンテーターさんはどういう布陣ですか?この布陣でじゃあ。
今年で10回目を迎えた…。
本番中に名刺交換するのやめて下さい。
さあここからは…近年際立つのは…こちらは前回のバラエティーランキング。
日本テレビが6本とその強さを見せつけた。
果たして今回の結果は!?…とここまでは日本テレビライクインならず!では4位は!上位を占めたのはやはり日本テレビ!まあ日テレ強しという感じですね。
「アメトーーク!」はですね過去行った人気バラエティーランキング全てでトップ10入りを果たしていると。
へえ〜長いな〜。
ヒャダインさんなんかどうですか?気になる番組あったりしますか?やっぱり僕は「夜ふかし」がとても好きで相変わらず素材の使い方がすごくぜいたくですごく面白い素人さんとかが出てきたりして普通だったらこの人で30分ぐらい組めそうなのに15秒ぐらいでストンと飛ばして次に行ったりとかしてすごくリズムがよくて。
何か演者さん芸能人は2人しか出てないのにずっと面白いっていう。
なるほどね。
力があるよね。
ありますよね。
ディレクターにね。
伊藤さんどうですか?そうですね…。
全部ぶっ壊してやりたいですね。
(笑い声)ただやっぱり定番のものが多いのでさっきのドラマの話じゃないですけどやっぱり見て安心安定の面白さがあるもの。
「イッテQ!」なんかも家族そろって見ちゃいますけどもやっぱり会話が発生するんですよね。
家なんかでリアルタイムで見てても。
特に出役が出役をいじるっていうよりかは編集でいじって面白くしてくれてるっていうのもありますし。
その見方もお母さんたちは「こういう海外行ってみたいわ」とか「こういうお祭りがあるのね」っていうふうに見てたりするし子どもたちは純粋にキャッキャキャッキャ楽しんで見てるっていろんな人たちが多角的に一つの番組を楽しめるというのはすごいんじゃないかなって思いますね。
小田さん日テレでバラエティーもやられてたと思いますけれどもいかがですか?それこそ「イッテQ!」と「夜ふかし」は古立さんが作ってるんですけどみんな上の人たちを先輩たちをリスペクトして「古立さんみたいになりたい」みたいな何かそういう古立さんにVTRを見てもらいたいからあの番組に行きたいとかそういう人とかがいっぱいいて。
道場みたいになってますよね。
なってるなと思いますね。
何か日テレでよくあるのは「俺は日本テレビで2番目に編集がうまい」という人がいっぱいいるんですよ。
一番は古立さんってみんなが認めてるんだけど「俺が2番目だ」って人が多いなと思います。
まあ日本テレビってやっぱり他局に比べるととっても強いんですけど逆に強くなったがゆえに新しくはないっていうのがあって。
「夜ふかし」なんか私も大好きなんですけど素人をあそこまでスターにするとかすごいですけどそろそろ安定というか見飽きてきた感もあったりとかして。
僕もお世話になってるから結構ねありがたいとは思ってるんですけど何となくですけど古立さんが作ってる番組以外にも全部編集が全部似てんなっていう。
どれも「またおんなじだ」ってなってるからそろそろ下手したら視聴者もそれ気付く人がそろそろ出てきちゃうのかなというのは何となく思ってますね。
小田さんに僕ちょっと聞きたいんですけど日テレってあんまり調子がよすぎて改編がなかったじゃないですか。
だから古立さんみたいになりたいとかいう人がいてもチャンスがないんじゃないかなとか思うんですけど…。
この間の10月はほぼ無改編みたいな状態で。
確かに若い人が失敗するチャンスが減っててすごい会社的には「失敗しなさい失敗しなさい」って言うけどなかなか失敗するチャンスがないっていう。
でも深夜でねいろいろチャレンジしてねやってはりますけど。
でも何かそれこそゴールデンでとんでもない数字出したりして傷つくとそれが強くなってったりもするけれどもみたいな…。
ゴールデンとまた深夜違うからな。
はい。
なるほどね。
「失敗しなさい」って言うんですね。
「失敗しなさい」っていうのが…。
余裕ですよね。
でもそうあるべきですよね。
でもそれ言ってるだけだよ。
伊藤さんどうですか?日テレは。
日テレさんは安定感と安心感という感じで竹山さんおっしゃるようにもしかしたら崩せんじゃないかなって思ったりはするんですけど全然できないですね。
ただ日テレさんとおこがましくもテレビ東京少し共通点みたいな事で実はうっすら個人的には感じてるとこがあるんですけど汗を結構かく。
日テレさんはお金があってそれができるんですけど我々はお金がなくて汗をかくしかないというところが。
めちゃめちゃかいてますもんね。
めちゃめちゃかくしかないんですこれ作る人が。
ただ実際に2位の「ブラタモリ」もですねやっぱりタモリさんの熱量がすごく感じたりこの間ヒロミさんの家のリフォームもかなりの高視聴率をとりましたけどやっぱりかなりの世の中的にはもう部長以上役員クラスの世代の人が自分の個性をちゃんと削って汗をかいて番組の視聴率を稼いでるような作りのものがやっぱりちょこちょこありますね。
「鉄腕!DASH!!」も汗を感じますし。
「めちゃイケ」も岡村さんが汗かいた時数字よかったですもんね。
最近のトレンドは「汗をかけ」っていうのは結構あるかも…。
一方ですね少し気になる傾向もありましてこの3年を見ますと同じ6番組が続けてランクインしてるんですね。
なかなか新しいバラエティーが上位に来ないというこの状況なんですけれども。
例年ランキングの顔ぶれがあまり変わらない中で人気バラエティーランキングトップ10に初登場した番組が一つだけありました。
それがこちらの番組です。
あ〜!面白いよね。
今年初めてトップ10に入ったのは2014年からTBS系列で放送中の「水曜日のダウンタウン」。
世の中のあらゆる説を実際に検証していくバラエティー番組。
視聴者たちの反応は?という意見がございましたけれども。
僕も大好きなんですけどやっぱ昔は過激な事ができたのにっていった風潮っていろんなところであると思うんですよ。
今BPOとかコンプラとかいわれるんですけどこの番組に関してはそれこそさっきあったYouTube寄りというか今の過激さだったら今はこういったふうに提案しようぜっていった今の方法のうまいすり抜け方をうまく提案してる番組だなと思って…。
仮説はすごく過激なんだけども映像は意外と簡単なんですよ。
それこそカメラ置いておくだけでいいような事が多いから作り手としては意外と「やった!」と思ってるんじゃないですか。
どんどんどんどん世界中にこういう仮説ってあるからこれからも継続できますよね。
なるほどね。
説というあやふやなものを検証するという行為がものすごいバラエティーをやる手法の幅が奥にあるなと。
何かそのうそか本当か分からないって言っただけでどっちでもいいやっていう何か割り切りが制作者から出てくるような…。
奥行きを感じるんですよね。
人のせいにできるよね。
出ている人のせいにする。
あれは藤井君がちょっとグッと行き過ぎてちょっと世間から言われた時にまた上手にええの出してくるんすよ。
それでギャラクシー賞とか取るんですよね。
さてここでですねテリーさんが2010年に「新春TV放談」に出演された時のある発言を振り返りたいと思います。
今後こんなバラエティー番組に期待すると話されていたんですが覚えていますか?全然覚えてないですね。
その時の発言こちらです。
これね実は音を消しても見れるという。
外国から日本に来て寂しいじゃないですか。
テレビかけた時に映像だけで動いているものを見るって今も変わらないですよこのコンセプトは。
だからもう音を消しても見れる番組っていうのは基本的には…。
そんな番組が…ねえ伊藤さん。
去年話題になりました。
あっそこでここなんですね。
そうだ〜。
大好きこの番組。
これも本当にね分かりやすくていいですね。
その名のとおり池の水を抜くというシンプルな企画ながら水を抜くまで何が出てくるのか分からないドキドキワクワクが…あれは伊藤さんどっから立ち上がったんですか?あれはですねそもそも…伊藤何かやれっていう話になって…。
業務命令で何かやれと。
嫌だ…嫌ですよね。
嫌なんですけど普通に戦ってもやはり…。
僕も失敗しかした事ないですけどとんでもない視聴率出てしまうだろうという。
じゃあやるんであれば振り切るしかないっていう発想でたまたま去年の7月ぐらいにある事件のニュース映像で警察の方が池の中を捜索してる映像をたまたま見まして…。
何らかお仕事の裏側みたいな番組やったらいいのかなっていう発想とその映像と井の頭公園のかいぼりの映像がフラッシュバックしたようで「あっこれでいこう。
2時間全部」っていうふうに思ってそれだけで企画書を書いたのが去年の夏ぐらいでした。
それきっかけだったと思います。
面白くなるっていう手応えあったんですか?どう考えてもあるかもしれないけどない方が可能性大きいんじゃ…。
いろんなの出てくんだろうなっていうぐらいで面白くなる確証はゼロですよね。
面白そうじゃないですかと。
例えばお子さんがたくさん見てる「イッテQ!」の裏でお子さんとらなくていいっていう発想は最初から捨ててましたね。
もうとりあえずぶつかっていこうと。
最終的にテレビ東京って裏を気にしてもなかなか成果出なかったりするのであんまり調査マーケティングみたいなとこに頼らずに朴とつとですよね。
どっちかっていうとドンッといって…。
企画書が1行でいいじゃない。
これすごく大事な事なんだよね。
何行も要らないから。
普通通んないですよねその企画。
そうですね。
「水ぜんぶ抜いちゃいました」っていう企画書を出したらそれなりの立場の人が「やめろ」っていう。
「どうやってやんだよ。
大体池の水抜くだけで2時間どうやってやるか説明してみろ。
面白そうってお前言ってるけど面白そうだけで言われても困っちゃうんだよね。
結構視聴率大変なんだぞ」っていうね。
分かってますけどただ何となくそのやり取りを割かしテレビ東京って結構オープンで議論するもんですから「いや〜伊藤怒られてるな」みたいな感じが結構みんな…。
怒られに行くんですけど何かこう面白そうだけでやっちゃ駄目って言われたのがすごくどっかカチンと来てて面白そうでいいんじゃないのかなっていうようなものでちょっと意地になって通したっていうのが…。
今もうどこの局もこぞってあの池の水抜く感じの企画書出せ〜っていうお達しがね…。
いろんな作家さんから聞きますけど。
拝見しました。
その企画書の募集のやつ。
回ってきて書いてありました。
「池の水みたいな」ってのが書いてありました。
「池の水みたいな」って本当によく聞きました。
またこれもあれですよね。
お年寄りからお子さんまで見たいという。
感性問わないじゃないですか。
こういうのがいいんだよね。
来てる子どもたちの顔もね。
すごいですもんね。
想像を全くしてなかったですね。
やっぱり面白そうだけでやらしてもらった分お子さんたちとかお年寄りの数も多かったのと急に変なカメが出てきた時もスッポンもそうなんですけど「あれ?スッポンってここにいていいんだっけ?」ってはたと気付いて。
いていいんですって東京のど真ん中とか。
知らなかった事がこうバンバン出てきてしまったんです。
昔よく徳川埋蔵金とかお宝が眠ってるみたいなそういう期待も何かちょっとどっかであったりして。
やっぱり未知なものに対する興味っていうのは…。
あれ池の水抜くじゃないですか。
映せないもんあったりしないんですか?映せないものはあります。
えっちなみに何ですか?結構多いのが大人のおもちゃが出てきますね。
やっぱりこうポッと捨てる…。
そうなんですか。
今年どうされるんですか?春からレギュラーとか。
そうですね面白がってみたらどうですかねと会社には言っておりますけど。
春からレギュラー。
毎週池の水抜いたらそれこそもうテレ東アホだなって…。
(笑い声)面白くはあるなとは思ってますけど。
豊洲でベンゼン抜くしかないですよね。
方向変わってきたね。
助かりますそれはね。
不忍池なんかはすごいですよね。
そうですね今前向きに検討していて…。
もう一つねテレビ東京の出川君の「充電させてもらえませんか?」あれはすごいと思う。
もちろん池もすごいんですけども出川をピンで持ってきてゴールデンでやるっていうのはどの局もできないですね。
普通もし出川…今ね「イッテQ!」で人気あるけども誰か分かんないけど保険に例えばイケメンの誰かをつけるとかっていうような番組構成にするのに彼をピンで彼だけでやるっていうあの感覚はすごいと思う。
企画だけでやってるんでしょ?今年一番僕はバラエティーとしては一番何か「やったな」っていう。
どういうふうに企画書が通ったりっていうその…誰がハンコ押してはんのかなって思うんですけど俺もこの間テレ東さんでこれよう企画通りましたねって思ったんですけど企画書…ガチで俺一人で田舎行っていろんな面白い話聞いてくるっていうんですよ。
これ面白い話聞いたじゃあ最後どうするんですか?って言ったらそれどうぞ…え〜!その番組で完結しないんですよ。
え〜何それ。
これ何のためにテレ東やるんですか?ガチでしたよ。
スタッフ11人分全部俺がホテル…俺が押さえたんですよこれ。
マジっすか?そこもガチなんですよ。
旅館行って。
すみませんでした。
(笑い声)これがまた数字とるんですよ。
土曜日の19時台からやってますね。
これ予定調和じゃないですよね。
全部ゴールがなくて作り手も予定調和じゃないからうそがないじゃないですか。
今の視聴者ってうそが嫌いだからフェークが嫌いなのでなのでそういったところまで徹底してうそがないうそを排除してる出川さんの旅もうそないし…。
宿の女将さんは「はあ?」っていうこの表情にうそがないから。
ちゃんとパッケージとして作られたものにみんなもう飽きてるっていうかそういったところのリアル。
予定調和じゃないというのが一つキーワードかも分かりませんけれど。
それがこちら。
これはこの間の池の水を会社で反対を食らいながら何かやった時の会話で非常に気になって「あっそっか」って思った事なんですけどテレビマンってよく何て言うんですかね業界でしか通用しない言葉みたいなのを使う一つの言葉の中に「企画の保険がかかってないよ!」って言う人が非常に多いんですね。
へえ〜。
「企画の保険を言ってみろ!」みたいな。
保険保険ってすごい言うんですよね。
ハッと気付いて。
企画…保険っていう言葉は多分視聴率をとるための方法論安全と思わせるための説得材料という事でタレントさんの起用とか演出手法がこうしますとかっていうのをあってこそ社内通るよっていうとこで企画の保険っていう言葉が…。
キャスティングなんか特にそうですよね。
「この人だったらいいやこの変な企画でも見える!」とかっていう人がいるんですよね。
ただ僕企画の保険ってなっちゃうと企画自体が丸くなっていってしまうので何となくアジャスト…今の視聴者にアジャストしているような「どうぞこんな感じで見て下さい」っていう番組がやっぱり今のタイムテーブルとか各民放のタイムテーブルを見ててもどうしても多くなってきてるのかな。
つまり調査をしてマーケティングが非常に過多になってるような番組を…ついつい作ってしまうっていう。
つまり似たような番組が各局「ああこれ同じようなカテゴリーだな似たような事やってるな」っていうのが見当たるようになったのはこういう言葉が横行してるからなんじゃないのかなっていうふうに思ってここに来たらこれを言いたいと思っていました。
あとは上司が理解できないんだよねきっと。
そこのところでね。
伊藤さんの言った事にね。
藤田さんいかがですか?この企画の保険っていう言葉自体がやっぱり我々からしてみると新しいテレビなんでリスクを負ってもいいし挑戦してもいいんだけど保険かける必要がない…。
そこが我々としては強みというかよさだとは思う。
何でもできるしね。
そしてトークはバラエティー界に衝撃を与えたあの出来事に!フジテレビの…20年30年と続いた番組が今年3月で終了すると発表。
一つの時代の幕が下りようとしている!真麻さんなんかどういうふうに感じはるんですか?いや〜毎回改編の度に終わるんじゃないかなんて言われてましたけれども私個人の体感としてはまずフジテレビに入社して調子がよくてその後「笑っていいとも!」が終わるっていうので看板番組が終わるんだっていうところから何かちょっとそういうふうになっていくのかなっていう感じでしたけどもね。
多分このいい番組2つとも終わらせなきゃこのぐらいの抜本的な事をしないと大人数のマインドを変えれなかったんじゃないかなと僕は思いますね。
危機感を持つのがちょっと遅かったっていう感じは何となくありました。
ちょっと下がってきてるんだけどまだ大丈夫。
俺たちはあの時代を生きてきたからまだ盛り返せる。
楽しくなければテレビじゃない感をちょっと残せたかな。
若手のディレクターとか僕いろいろ見てたらクリエーティブな人は多いんですけど…。
優秀だよね。
やっぱりその抜本的なものですよね。
もっと奥の方のところで成功体験している上層部がやっぱり多いのでそこを…だから社長もBSから来たりとかしていろいろ変わったっていうお話でなのでそこら辺の抜本的な事を考えてるんじゃないかなと僕は思いました。
でもフジテレビさんとかずっと駄目だ駄目だってなってるけど一周回るっていう事で考えると何かものすごく今年来年ぐらいで何か生まれ変わって面白くなるんじゃねえかって。
ねえそんな気しますよね。
駄目な時こそやっぱ頭使うから徐々に徐々にみんな分かってきて金はないけど何かやろうっていうのが生まれてきてこっから上っていくしかなくなるからこれチャンスじゃないかって思うんですけど。
すごいワクワクしますよね。
僕は個人的にフジテレビにはワクワクしてます。
何かシニアバラエティー的な事をCXやるかも分かんないね。
そうか高齢者向けのバラエティー。
(笑い声)「めちゃイキ」。
すごい。
とはいえバラエティー番組を取り巻く環境が厳しい事に変わりはない。
視聴者の見方も鋭くなっている。
昔より私の中では面白みが減ってるような気がします。
なるほどね。
さあ竹山さんいかがですか?過敏にちょっと何かな…。
視聴者に対して過敏に反応し過ぎのような気もするんですよね。
そこまで気ぃ遣わなく…。
まあ視聴者といいますかスポンサーさんといいますか。
それが過敏になりすぎちゃって本当に自分が制作が作りたいものが果たして何年も出来てないんじゃなかろうかっていう。
でもそんな中でもやっぱりメディアのトレンドのトップにいた訳じゃないですかずっと。
そしたら制作陣もやっぱりそこでちょっと一歩行ったものを勇気出して作っていってもよかったんじゃないかなと思うんですよね。
すぐ何か「怒られちゃうから。
これまずいからこれ駄目です」っていうのをじゃあ誰が駄目って言ってんだってなると局自体が言ってるんじゃなくてその上のプロデューサー1人が言ってるとかそれが勝手なはやり言葉で言うと忖度でなっちゃってるのがまん延していき過ぎちゃったのかなって思います。
なるほどね。
あまりネガティブに地上波テレビが「これは面白くない。
これは感覚ずれてる」とかって決めちゃうのも危険だなと僕は思ってるんですよね。
改めて王道をドン!「ドリフ」のように1時間生でコントって新鮮かもしれませんし今の若いインタビュー答えてらっしゃった方も面白さが分かってる人に更に面白いものを作らなきゃいけないテレビもありますし今日今の瞬間にも生まれてくるような赤ちゃんが10年後に10歳になった時に作らなきゃいけないテレビもそれこそあります。
でもほら結構地上波って難しくないですか?昔の方が面白かったって言って昔の方は…。
分かんない何をもって昔って言うか分かんないけどそこの部分ってそれこそ今スマホで見るようなものにみんな移行してきてるからもっと面白いものとかもっとめちゃくちゃ…。
例えばYouTubeなんかめちゃくちゃやってるじゃないですか。
ああいうの見ちゃうとあれテレビでできる訳ないよな。
それこそ何かねファミリーのコマーシャルがある中でそういうのできないでしょ。
そういう地上波でやらなくていい事っていうのがもうあってそういったふうにやっぱ受動的なメディアだから発言によって傷つけたりとかそれこそテリーさんおっしゃったように見たくないもの見てしまうといったメディアになって今いろいろなメディアが増えたので。
なのでテレビで見たい…。
VTRにあった若い人たちが見たい過激なものっていうのは実際NetflixとかAmazonプライムビデオとかでそれこそ吉本さんが率先してやってるのがあってそれは地上波でやる必要がなくてなのでそういったすみ分けができてていいんじゃないかなと思います。
地上波のバラエティー作りの在り方や考え方が変わりつつある中で話題を呼んだのがAbemaTVで配信された「72時間ホンネテレビ」。
去年の11月元SMAPの3人が出演して72時間続けて生配信に挑みました。
ネットを中心に話題を呼んだ「72時間ホンネテレビ」。
3日間の累計視聴数は7,400万以上。
Twitterのトレンドに入った番組関連ワードは107件と旋風を巻き起こした。
藤田さんやっぱりこれはすごい反響でした?そうですね。
その前後の記事も含めて大変話題になりました。
竹山さんも出はったんでしょ?はい出させて頂きました。
いかがでしたか?まず一番びっくりしたのが…へえ〜!「何すかこれ!?」っていう。
でも番組は実は初めて体験する事じゃないと思ったんですよね。
スタッフも制作のスタッフも技術さんもテレビ撮ってる人だから知り合いもいるし。
だから本当に「24時間テレビ」とか「27時間テレビ」の生の中継あるじゃないですかそれと一緒の時のワクワク感がすごくありましたよ。
なるほど。
「24時間テレビ」も…今ちょっとお話ありました「24時間テレビ」ってああ見えてきっちりタイムテーブルで結構きっちりやってるけど「72時間テレビ」はちょっと延びたりとか私は三谷幸喜さんのところがすごい楽しく見てたんですけどず〜っとおんなじ事やってるけど何かもう見方がテレビとは違くてもっと自由で伸び伸びやってて何か面白いなと思っていました。
それでいうとテレビのお約束を超えたところをやるという事にやっぱ見る側は期待していてできなかった事をやってるじゃんっていう時にみんなが拍手してたって感じはしますよね。
番組で1,000人にアンケートを行ったんですけれど「72時間ホンネテレビ」を視聴した人は1,000人中42人だったんですね。
藤田さんどう思われますか?まあ控えめに言っても500万人以上は見ている。
どうですか?やってみて。
「これは地上波のテレビに勝てるな」みたいな感じありました?勝てるとはもちろん思ってないんですけどこういった新しいメディアで公共の電波も使わずにそういう多くの人に見せる事は可能だというふうな手応えは受けました。
どうなんですか?視聴者ターゲットみたいな層って決めてはるんですか?それはもう完全にテレビを見なくなった世代なので10代20代を中心にまあ番組を作っていると。
藤田さんはこの企画には参加されてるんですか?一応企画会議は僕が仕切ってるというか。
そうなんですか。
まあまさにこういうテーブルに座ってトンガリスト会議っていうんですけど要は振り切った企画を出したら高得点を。
まあ点数をその場でつけてるっていう。
トンガリスト会議出たいな〜。
トップが出た方がいいですよ。
昔の例えば映画会社の社長なんかみんなこんな会議の中でやっぱり一番先頭切ってた。
僕が「やれ」って言うと「やって」って言うと責任取ってくれんですよねという事なんでみんな安心して進んでますね。
「72時間テレビ」見てて思ったんですけどCM多かったじゃないですか。
普通のテレビみたいにCM入ってそういったトンガリストのとんがった企画でCMのスポンサーとの兼ね合いは?「72時間」の時は企画が発表して1か月ぐらいしかなかったんですけどスポンサーが殺到したと言ってもいいぐらい入ったんですよね。
だけど企画によっては全くその…格闘技とかがそうなんですけどスポンサーが入りづらいのもあるんですよね。
そういうのは気にしない事に今んところしてます。
という事は収入は…?たくさんの人がAbemaTVを見る事になればスポンサーなり課金なり何らかの形で収益化はできるという。
インターネットビジネスで何か収益化させようと。
今はまだちょっとそこら辺はって事ですか?お金にはなってない。
毎回毎年200億赤字出してやってるんですね。
これは先行投資という位置づけで今どんどん視聴者を増やしている段階で大きく増やしたらまあなんとかなるだろう。
ネットビジネスってGoogleとかFacebookも皆そうなんですけど大きくなるまでどうやって収益化させようってあんま考えてないんですよね。
大きくなればなんとかなるけどならないと何ともならないっていう。
へえ〜。
頑張ってもらいましょうよ。
こらえてほしいですね。
去年はほかの動画配信サービスもオリジナルバラエティーを制作。
過激な内容が注目を集めている。
藤田さんいかがですか?まあ僕の会社の社員たちはもう当然若いんですけれどもやっぱりテレビを見なくなってるんです。
だけどやっぱり月曜日会社に来て話すのは前日に配信された「Bachelor」っていうバラエティー番組お見合い番組みたいなそういったものだったりそういうところで配信された新作のドラマについて結構みんな話すようになったのでこれはテレビの人たちは危機感を持ってもいいような話だと思います。
僕好きなのはやっぱり「ドキュメンタル」だったり「カリギュラ」だったり「戦闘車」だったり吉本の大御所の芸人さんがドンと吉本さん自体が配信サービスに参入してきたというのがあってすごく面白くて視聴率主義からも脱却してるのかなと思うしそれこそコンテンツを育てていってる状態なのかなと思ってすごくいい流れだなと僕は思って見てますね。
一つどうなっちゃうんだろうと思うのはそれでどんどんどんどんネットの方とかの視聴者数がね例えば社長増えてきてスポンサーがついた時に地上波と同じようにいろんな規制が結局かかるっていう。
「これネットだから言っていいよ」って言ってたのが「あっそれ駄目です」とか車の問題とかも「いやいやスポンサーだから駄目です」っていうのに将来的には結局なっていくのかなと思うんですけどその辺ってならないんですかね?どうなんですか?やっぱり最近の傾向としてクレームを言う人がテレビだけじゃなくてスポンサーに行くようになってきたんですよね。
これは結構実はきつくてその事を考えるとやっぱりスポンサー頼りのテレビっていうのはもう限界だというふうに僕も考えてまして先ほどそれ以外の形で収益をあげると言いましたけど広告だけじゃない形を今模索してると。
なるほどね。
伊藤さんなんかどう思われますか?そうですね「ドキュメンタル」も見ましたしたまに拝見するんですけどあれですねすっごい見たいテレビでした。
あの亀田興毅さんのもテレビだったら家帰るなっていう。
正直見たかったテレビやってくれてるなっていうのはSMAPの3人もあのタイミングで見たいっていうふうに…。
後で見たらね駄目だもんね。
あれは面白かったね亀田の…。
おいしいちょっとあれですね金鉱を見つけましたね。
大事な事ですよね。
これも伊藤さんの話と一緒でもう紙に企画のタイトル1行でできるんだったらやってくれよっていう…。
一方で地上波のバラエティーはこれからどうしていけばいいんでしょうね?そうですねもう一回エッチな番組考えてみるとか…。
いいですね。
思いっきり…今規制っていうのって形としてはあってない…要は放つとリアクションが来るっていう。
結構社内的な業界内的な動きだったりもするので視聴者の方が察しているという感じなんだと思うんですけど挑んで挑めない事もないのかなっていう領域は結構あったりすると思いますね。
作ってる側がすごいとこまで来てますもんね今地上波。
僕この間ドラマ撮りましたけどトイチのまあ言うたら違法の闇金の金貸しですよ。
萬田銀次郎っていうミナミの鬼ですよ。
「よ〜いスタート!」って町工場行ってノック2回して「金返せ〜!」っていうシーン「はいカット!」って助監督来て「すみません。
ノック3回にして下さい」。
(首藤高橋)え〜っ!ノック2回はトイレのノックだって言って「コンプライアンス的に苦情来ますんでノック3回でお願いします」。
いや俺違法の金貸しやと。
(笑い声)萬田銀次郎ノック3回するんですよ。
へえ〜。
小田さんどうですか?でもやっぱり何か嫌われないように嫌われないようにってすごいテレビは好かれるよりもまず嫌われないようにみたいな事を気にしているから何か…。
もっと嫌われていいじゃんって思うんですよね。
タレントも制作も嫌われても面白けりゃいいじゃん。
100%が嫌わない訳だから。
10%嫌っても90%はどこかしらで嫌われてもこいつら面白いなと思ってる訳だから。
我々誰に対してテレビって作るんだ?我々は誰に対して芸人は出てるんだっていうのをもう一回考えてやるべきなんじゃないかなと思いますよね。
テレビを愛しテレビに愛された者たちが語り合った「新春TV放談」。
まとめは…テリーさん。
はい。
正直言って清宮と大谷に頑張ってほしいんですよね。
なるほどね。
とりあえずあの2人が頑張るとね何かテレビ夜帰って見るから元気になりたいなと思って。
期待したいと思います。
ネットテレビがすごい元気だっていいますけどそれ作ってるのはテレビの制作会社だったりとかテレビのスタッフが多いのでテレビ本体が駄目になったらネットテレビも駄目になるからなのでテレビ地上波が全てを駄目にしないためにももっと地上波を力入れた方がいいかななんて僕は思っております。
やっぱりテレビを見てる人は若い人を中心に減ってきてるのでずっと視聴率視聴率って言ってると下がるんで元気がなくなってくると思うんですよね。
一回ゼロリセットして本当は新しい指標を決めて番組作りをしていくようになった方がいいんじゃないかなと僕は思ってます。
なるほどね。
作ってる人出てる人の熱量ってすごく伝わるようになってきてるので熱量の持った番組コンテンツを作ってみんなを楽しませてほしい驚かせてほしいなと思いますけどね。
いろいろとしゃべってきたけどよく考えたら僕制作でも何でもないただ出てる芸人だからよくよく考えたら目標的には2018年テレビに出続けるって事ですよね。
我々はね。
何もテレビ出てねえのに今年の年末になって「あいつどこ行った?」って…「あいつ正月に偉そうに言いやがって」って事になりますからまあ一生懸命テレビに何でも出続けるって事ですね。
制作者が本当に作りたいものを作ってみる純粋に。
その番組を視聴者として見たいし出役としても協力していきたいなっていう思いですね。
何か極上の暇潰しみたいな誰でも見れるみたいなものをちゃんと作っていきたいなって思いました今日。
さあ伊藤P。
はい。
素直に面白いを面白いで伝えていった方が日本人のエンターテインメントっていうのはいいに決まってると思ってます。
…で4月から毎週抜くんですね。
毎週抜くかどうかは分かりませんけど毎週怒られるとは思います。
(笑い声)さあそれでは「新春TV放談2018」お別れの時間となりました。
皆さんにとって今年もよい1年でありますように
(2人)さようなら〜!ありがとうございました。
世界中に自分と同じ誕生日の人は1,800万人以上いると2018/01/02(火) 22:55〜00:15
NHK総合1・神戸
新春TV放談2018[字]

放送局の垣根を越え今のテレビについて激論。2017年の人気番組ランキング発表!話題のドラマ、バラエティーの誕生秘話が満載。72時間ネット番組の仕掛け人も登場!

詳細情報
番組内容
放送局の垣根を越え、今のテレビをぶった斬る討論番組。今年も熱く語ります。2017年の人気番組ランキングを発表!あの感動ドラマは何位に?池が舞台の民放バラエティーはどのように生まれたのか?第一線の制作者たちが秘密を明かす。ネット業界からは72時間番組の仕掛け人が登場。過激な企画の狙いとは?テレビ離れ、長寿番組終了、課題いっぱいのテレビ界はどうなる?テレビのこれからがわかる78分。
出演者
【パネリスト】テリー伊藤,ヒャダイン,カンニング竹山,藤田晋,高橋真麻,品田英雄,伊藤隆行,小田玲奈,【司会】千原ジュニア,首藤奈知子,【語り】サンシャイン池崎

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事

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