中学生の大きな悩みのひとつの「脇毛処理」

プールや体育の授業などで脇毛を見られるのは恥ずかしいですよね。また、部活のユニフォームなどを着た時に脇が見える場合など不安に感じている人もいるかもしれません。

でも、「誰に相談すればよいか分からない」とひとりで悩んでいる方も多いのではないでしょうか

綺麗に脇毛を処理する方法があれば知りたいですよね。

そこで、

  • 【脇毛処理はカミソリや毛抜きを使わないほうが良いのか】
  • 【脇毛処理後のブツブツや黒ずみ】
  • 【脇毛処理と脇のニオイの関係】
  • 【自宅でできる綺麗に脇毛処理する方法】
  • 【脇毛処理後のケア】
  • 【中学生でも脱毛ができるのか】

など、脇毛処理に関する疑問を解決していきます。

中学生の脇毛処理の【悩み】の疑問6つを解決

脇に限らず「毛を処理」する方法はいろいろありますが、綺麗な肌を保つためには正しい方法で行うことが大切なポイントです

なかには、「とにかく毛をなんとかしたい」という思いから、自己流で脇毛処理をしてしまい肌トラブルに悩んでいる人もいますよね。

ここでは、【脇毛を処理する方法】【処理後のブツブツや黒ずみ】【脇のニオイ】などについてまとめてみました

①脇毛を処理するにはどんな方法があるの?

脇毛を処理する方法には、大きく分けて次の4つの方法があります。

脇毛処理の4つの方法

方法1:毛を剃る

カミソリや電気シェーバーなどを利用して、毛を剃ることで脇毛を処理する方法です。

方法2:毛を抜く

毛抜きや脱毛テープを使って、毛を引き抜いて脇毛を処理する方法です。

方法3:薬剤を塗る

除毛クリームなどを使って、毛を溶かして脇毛を処理する方法です。

方法4:脱毛する

医療クリニックや脱毛サロンに通って脇毛を脱毛処理したり、家庭用脱毛器を使用して自宅で脱毛処理を行う方法です。

脇毛を処理する方法としてまず始めに思いつくのは、カミソリを使って「毛を剃る方法」と毛抜きを使って「毛を抜く方法」の2つですよね

②脇毛処理には毛抜きやカミソリを使わないほうがいいって本当?

脇毛を処理する時に「毛抜き」や「カミソリ」を使わない方がいいのは本当です

「毛抜き」や「カミソリ」を使った脇毛処理は、肌に与えるダメージが大きいため使わないほうが良いのです

「毛抜き」が肌に与えるダメージとは?

毛のいちばん太い毛根部分を毛穴から無理やり引き抜くため、普段は閉まっている毛穴が開き、古い皮脂や角質などが詰まりブツブツする事があります。

また、毛抜きでの処理を繰り返していると、強く引っ張られる毛穴周辺の皮膚がデコボコと盛り上がってしまうこともあります。

「カミソリ」が肌に与えるダメージとは?

「カミソリ」の刃は、皮膚表面にある薄い角質層を傷つけるため「肌のバリア機能」が低下します。バリア機能が低下すると毛穴から細菌が入り込みやすくなり、炎症を引き起こすなど肌トラブルが起きることがあります。

一般的に「カミソリ負け」と呼ばれ、痛みを感じないために肌が傷ついていることに気付かないことも多く注意が必要です。

また、薬局などで市販されている除毛クリームなど、「薬剤」を使う方法もおすすめできません。

「薬剤」が肌に与えるダメージとは?

市販されている除毛クリームなどには皮膚の内側の細胞まで破壊する成分が含まれています。そのため、アレルギー反応を起こし皮膚が赤くなったり、かゆみが強く出ることもあります。

中学生の肌は成長途中のため、とても柔らかく傷もつきやすくなっています。一度肌トラブルが起きると治りにくくなるので気をつけてくださいね

③脇毛処理をしたあとに「ブツブツ」ができるのはなぜ?

脇毛処理をしたあとに「ブツブツ」ができてしまって悩んでいる人も多いですよね。

では、「ブツブツ」はなぜできるのでしょうか。

ブツブツができる原因とは?

脇毛処理後にできるブツブツには「赤いタイプ」と「黒いタイプ」の2種類があります

赤いブツブツの原因
原因 肌が傷つき炎症が起こるため
  • カミソリなどで処理をすると肌の表面まで一緒に削ってしまうため、肌の表面が傷つき赤いブツブツが出来ることがあります。
  • カミソリなどについている雑菌が毛穴や傷口から入り込んで、繁殖することが原因で赤いブツブツができることもあ
黒いブツブツの原因
原因 埋没毛(まいぼつもう)になってしまったため
  • 毛抜きやカミソリなどで傷ついた毛穴には、目では見えないかさぶたができています。かさぶたが毛の出口をふさいでいるため毛が外に出られなくなり、皮膚の中に埋まっている毛が黒くブツブツして見えます。
  • また、「ブツブツ」はひどくなると白ニキビのように膿がたまってしまうこともあるので注意が必要です

「ブツブツ」が出てきてしまった場合は一度脇毛処理をやめて様子を見るようにしてください。脇毛処理をやめてもブツブツが治らない場合は、跡が残ってしまう場合もあるので大人に相談するようにしてくださいね。

④カミソリを使っていると黒ずみになるって本当?

カミソリを使っていると「黒ずみ」になることがあるのは本当です

カミソリで脇毛処理をしている人は、黒いシミのような「黒ずみ」ができる可能性があるため注意が必要です。

「黒ずみ」の原因とは?

原因 炎症を起こした毛穴が黒くなり、シミのようになってしまうため
肌は常に新しい皮膚に生まれ変わっています。そのため、通常であれば毛穴が黒くなっても元に戻ります。しかし、カミソリや毛抜きなどでの脇毛処理が繰り返されると、肌サイクルが乱れ黒ずみとして残ってしまいます。

学校生活の中では、プールの時間や修学旅行でお風呂に入る時など、脇を見られる機会もありますよね。恥ずかしい思いやイヤな思いをしないためにも、脇毛処理をする時は注意するようにして下さいね。

⑤脇の「ニオイ」は脇毛処理すると減る?

脇毛の処理をすると、脇の「ニオイ」は減る場合が多いです

なかには「脇のニオイが気になって不安」と感じている人もいますよね。

脇は体の中でも汗をかきやすい部分です。そして、脇はムレやすい部分でもあるため誰でも多少のニオイがするのが脇汗の特徴です。

また、汗が出る「汗腺(かんせん)」は2種類あり、脇にはニオイの原因となりやすい「アポクリン汗腺」が存在するため他の部分に比べるとニオイを感じやすくなっています。

脇にある2種類の汗腺とは?

エクリン汗腺 アポクリン汗腺
汗腺の場所 全身 ワキ/頭部/陰部/乳首
排出する場所 皮膚の表面 毛穴
臭い 無臭 特有の匂い。匂いが強い場合「ワキガ」という

どちらも汗そのものには強いニオイはありませんが、汗をたくさんかくとムレることによって雑菌が繁殖しニオイを発生させることがあります。

たくさん毛が生えているとムレの原因となることも多く、逆に毛がなくなると「ムレ」も少なくなるため、「ニオイ」が減ることも多いのです

脇の「ニオイ」は生まれつきの場合もある

生まれつきアポクリン汗腺の数が多い場合は「ワキガ」と呼ばれる独特の強いニオイを発生させます。ワキガの場合は、脇毛の処理を行っても「ニオイ」が改善されない場合も多く、専門医の治療が必要になることもあります。

「ニオイ」は自分ではわかりにくいことも多く、一度気になるとどんどん不安になっていきますよね。「自分のニオイが心配…」という人は、自分が思うほど周りは気にしていないということも多いので、信頼できる人に「臭う?」とハッキリ聞いてみるとよいかもしれません。

⑤脇毛を処理したあとに「ニオイ」が強くなることがあるって本当?

脇毛を処理したあとに「ニオイ」が強くなることがあるのは本当です

処理後にニオイが強くなる理由は次の2つが考えられます。

「ニオイ」が強くなる2つの理由

カミソリや毛抜きを使った脇毛処理は、ニオイの元となる汗や皮脂を過剰に分泌させるため
処理する時にできた傷に細菌が入り込んで繁殖したり、毛抜きで無理やり引き抜いた毛穴の中に溜まった皮脂や老廃物が酸化するため

肌にダメージを与える方法で脇毛処理をすると、細菌が繁殖しニオイの原因になることもあるので気をつけてくださいね

中学生でも綺麗にできる脇毛処理のおすすめは?

カミソリや毛抜きで脇毛処理をしている理由が「金銭面」という方も多いのではないでしょうか。自分のお小遣いの範囲でできる「脇毛を綺麗に処理する方法」を知りたいという方もたくさんいますよね。

ここでは【自宅で綺麗に脇毛処理する法】【脇毛処理後のケア】【中学生の脱毛】についてまとめてみました

①自宅で綺麗に脇毛処理するおすすめの方法とは?

自宅で綺麗に脇毛処理をするには「電気シェーバー」を利用することがおすすめです

電気シェーバーはカミソリと同じく「毛を剃る」処理方法ですが、何が違うのか気になりますよね。

電気シェーバーとカミソリの違いとは?

【カミソリ】

肌に直接カミソリの刃が当たるため肌が傷つきやすい。カミソリ負けを起こしやすい。

【電気シェーバー】

肌に直接刃があたらない作りになっているため肌に傷がつきにくい。肌に優しくカミソリ負けや肌荒れの心配が少ない。

電気シェーバーは肌トラブルが全く起こらないという訳ではないですが、カミソリの処理と比べると肌を傷つける危険が少なくブツブツや黒ずみが起こりにくくなります

でも、「値段が…」と、不安に感じる方も多いですよね。

電気シェーバーの値段はどれくらい?

電気シェーバーの値段は性能によっても違いがありますが、安いものだと1,000円台で買えるものもあります。カミソリよりは少し高くなりますが、一度買えば長く使い続けることができます。

電気シェーバーには「顔用」「体用」など使用する部分によって選ぶものが異なり、脇毛を処理する場合は「体用」の電気シェーバーを選ぶようにしてくださいね

また、電気シェーバーは、カミソリに比べて肌トラブルが少ないですが、使用方法を間違えると肌に負担がかかることもあるため正しい方法で脇毛処理をすることが大切です。

電気シェーバーで脇毛処理【手順とポイント】

防水加工のある電気シェーバーは、お風呂で使用することも出来ますが、高温多湿の場所は菌が繁殖しやすい場所になります。なるべくお風呂場以外で脇毛処理を行うことがおすすめです

手順1:長い毛はハサミでカットしておく

長い毛はシェーバーに絡まることがあります。長い毛はあらかじめハサミでカットして短くしておきます。

手順2:剃る前は肌を清潔にする

雑菌の繁殖を防ぐため、剃る前はシャワーを浴びるなどして肌を清潔にしておきます。

手順3:剃る前に肌を温める

皮膚と毛は温めると柔らかくなるため、事前に入浴や温かいタオルなどで肌温めておくと処理をしやすくなります。

手順4:脇毛を電気シェーバーで剃る

【脇毛を電気シェーバーで剃る時のポイント】

  1. 「毛の流れにそって剃る」:毛は上から下に向かって生えています。毛の流れに沿って処理することで肌の負担が少なくなります。
  2. 「シェーバーを肌に押し付けない」:肌に強く押し付けて剃ると肌にダメージを与えます。また、強く当てるとシェーバーがうまく機能できず綺麗に剃れないこともあります。シェーバーは肌に軽く当てるようなイメージで剃るようにしましょう。

手順5:綺麗に洗い流す

処理した後は、シェーバーをぬるま湯か水で綺麗に洗い流します

手順6:保湿する

処理が終わったら、肌を化粧水や乳液などで保湿しておきます

※使用したあとの電気シェーバーは雑菌が繁殖しやすくなります。菌がついた状態で使用すると肌トラブルの原因になるため、使用した後は丁寧にお手入れを行うようにしてください。

②脇毛処理した後のケアが大切って本当?何をすればいいの?

脇毛を処理をした後のケアが大切なのは本当です

脇毛処理した後のケアが大切な理由とは?

脇毛処理をした後の肌は、肌がダメージを受けるため乾燥しやすくなっています。肌が乾燥するとかゆみや湿疹など肌トラブルの原因になることも多くなるため、ケアをしっかりと行うことが大切です。

では、脇毛処理をした後はどのようなケアをすればよいのでしょう。

脇毛処理をした後のケアとは?

1.冷やす

処理した後は肌の炎症を抑えるため冷たいタオルや保冷剤などで冷やします。特にヒリヒリしたり肌が赤くなっている場合はしっかりと冷やすことが大切です。

2.保湿する

乾燥を防ぐためには「保湿」することが大切なポイントです。普段顔に使っている化粧水と乳液で念入りに保湿を行うようにしましょう。

③中学生でも脇を脱毛することはできる?

中学生でも脇を脱毛することはできます

ですが、未成年が脱毛を行う場合は「親の同意」が必要になるため、親が脱毛するのを認めてくれた場合に限ります

では、脱毛は何歳から行うことができるのでしょうか。

脱毛が可能な年齢は?

脱毛が可能な年齢は医療クリニックや脱毛サロンによって異なります。年齢の制限はないというところや定期的に生理がきてればOKというところなど様々です。

実際に、毛深いことで「からかわれたり」「いじめられたり」することが原因で、10歳ごろから親と一緒に脱毛に通っているケースもあります。

中学生が脱毛を行うメリット・デメリットは次のようになります。

中学生が脱毛を行う場合のメリット・デメリットとは?

メリット
  • 見た目がきれいになる
  • 自己処理後の肌トラブルがなくなる
  • 毛のコンプレックスがなくなり自信がつく
デメリット
  • 年齢的に成長過程のため、脱毛効果が薄かったり脱毛完了後に毛が生えることがある
  • 脱毛期間中は日焼けすることが出来ない
  • 施術に痛みがある

ワキ脱毛だけであれば数百円〜数千円の低価格で脱毛ができるところもあります。気になる人は、お母さんに相談してみてください。きっと中学生の頃は同じ悩みを持っていたはずです。

また、最近は親子で脱毛に通っている人も増えてきているので、一緒に行ってカウンセリングで話を聞いてみるのも良いかもしれません。

まとめ

脇毛は誰でも生えてくる生理現象です。

でも、やっぱり人に見られるのは恥ずかしいですよね。

冬など長袖で隠れている時はいいけれど、「夏のプール」や「半袖の隙間」から脇毛が見えてしまうのはイヤというのが本音ではないでしょうか。

ですが、「脇毛処理」は正しい方法で行わないと肌のトラブルが起こりやすく、肌が汚く見えてしまう事があるため注意が必要です。

脇毛処理についてまとめてみると

  • 毛抜きやカミソリは使わない
  • 間違った方法は「ブツブツ」「黒ずみ」の原因になる
  • 脇毛処理はニオイが減ることもあるが方法を間違えるとニオイが強くなる
  • 電気シェーバ−は自宅で安全に脇毛処理ができる
  • 処理後は肌を冷やし、保湿をしっかり行う
  • 中学生でも親の同意があれば脱毛できる

などが挙げられます。

処理の方法を間違えたために大人になっても肌にトラブルが残り続けるのは避けたいですよね。まずは、脇毛を処理するための「正しい方法」を知って安全に処理するようにしてくださいね