年末に「2017年買ってよかったもの」を公開したので、さらに本もご紹介。仕事で読んだ本も多いので同業者の方とか、友人にぜひ読んでもらいたいなと思います。
で、いきなり発売前の本ですみません。ジェフ・ベゾス本で有名なブラッド・ストーン氏の最新作が日経BPからまもなく発売されます。アメリカ屈指のテクノロジー記者が書く、UberとAirbnbの成長の軌跡。まだ途中までしか読んでないんだけどこれは面白い。読み出すと朝まで止まらない。
Amazonマーケットプレイスで1円で買った本。古本のパッケージを抱える僕を見て、同僚が「またしょうもないことを考えてるな…」と言ったけど、いやそれが読んでみると面白かった。この2冊のタイトルが矛盾してるなんてどうでもよくなるくらい良い本だった。たった2円なのでサラリーマンであることに迷った人は買ってみるといいと思う。
日経BPの本は素晴らしい。なかでもアンディ・グローブとベン・ホロウィッツのこの2冊は特別。HIGH OUTPUT MANAGEMENTはインテル元CEOのアンディ・グローブが一字一句書き下した傑作。マネジャーが最も注力すべき仕事はなにか、タイムマネジメントの方法、意思決定のときにしてはいけないこと、ミーティングはどう進めるべきか、ワン・オン・ワンでは何を話すのか……ってこれほとんど教科書だ。
うんこを漏らした経験談を数十人分も収録したベストエピソード集。ビートルズで言えば青盤・赤盤みたいな名作。漏らした人の年齢・性別的な構成、うん漏れシーンなどがとても多岐にわたっていて素晴らしい。特に海外でうんこを漏らした人たちの絶望的な心境はなんとも言えないものがある。
これは年始に読むのにぴったりな名著。たしか一緒にポッドキャストをやってる夏目さんにすすめられて読んだはず。ディズニーランドを日本に持ってきたエンタメ界のスターたちの奮闘記。テレビもラジオも、その他いろいろな興行もまだ成り立ってなかった時代、まさにエンタメの夜明けをつくった日本のいわゆるモーレツなビジネスパーソンの姿が描かれていて、「しごと、がんばろう」ってふつふつと思えてくる本。
この長いタイトルが本の内容を少しだけ表している。長くて覚えられないから「不便益の本」と勝手にニックネームを付けて、気づけばどんどん人にすすめている。人は便利なものだけじゃなく、不便なものにも愛着を感じるもので、それを逆手に取ったビジネスもたくさん生まれている。この不便益という思想は実は人間の未来にも深く関わっていて……という示唆に富んだ本。実は仕事でめちゃくちゃ役にたってる。
はあちゅうさんの新刊。「自分を仕事にする」って大事だと思うんですよ。最後は自分ですから。仮に会社に所属してたって結局は自分です。自分の中の蓄積を寄せ合って仕事をするわけなんで。だからこの本は、いわゆる「好きなことで生きていく」とか「プロブロガーで食っていきます」とかそういう文脈だけじゃなくて、「自分という唯一無二の存在をどうやって仕事に活かしていくか」っていう当たり前のことをきっちり教えてくれている良書。高校生も主婦もビジネスパーソンにもいろんな人におすすめしたい。誰もが自分とともに生きていくから。
この著者の兄である原田宗典が昔から大好きだったので、妹の原田マハの本も読んでみた。すっかり妹さんのファンになりました。
週刊文春の編集長ってどんな人なんだろう? 怖い人なんだろうなっていう人にはぜひ読んでほしい本。企画の作り方とか戦略策定とかはもちろん、人付き合いの仕方とかけっこう参考になると思う。「日々大量の仕事をさばき、最高のパフォーマンスを発揮する編集長の仕事術は、あらゆるビジネスパーソンに役立つはずだ」。これはまさにその通り。
決算って読めないじゃないですか。あの数字だらけの表を、読めるふうの表情で眺めつつ、実際よくわかってないのに、恐る恐る記事を書いてきた20代の自分にいますぐ手渡したい本。決算は基本ですからね。早めにこういうのは知っておいたほうがいいなぁと30後半にして思った。誰でもこれ一冊読めばOK。
同じようなネタまだまだありますよ!