「CD世代」の思い出を描いた漫画に注目が集まっています。
あなたは最近CDを買いましたか?
イラストレーターのサドルとペダルさん(@Pedalandsaddle)は12月24日、「CD世代」の思い出を描いた漫画をTwitterに公開しました。
漫画では「CDにはCDなりの魅力があるのではないだろうか…」と語るサドルとペダルさん。「CD世代」として、青春時代を過ごしてきたサドルとペダルさんの思い出のお話です。
「CD世代」が思うCDの存在価値
【CDを買うのは一つのイベントだった!】
CD世代にとって、CDの購入は一つのイベントだったのです!当時、アルバム1枚の価格は2500円~3000円ほどで、若者にとっては大きな出費でした。
月に1~2枚購入するのがやっとで、普段は行けないちょっといいお店で食事をするような、特別な気分だったそうです。
【CDはコミュニケーションツールだった!】
CDは、友達とコミュニケーションに役立つアイテムでした。お気に入りのCDの貸し借りや、初めて友人の部屋に入った時、部屋に置いてあるCDを見て自然な流れで会話が膨らむことも。
現在ではスマートフォンの「ミュージックフォルダを見せて」と言うのも、なかなかハードルが高い行為。音楽は1人で聴く時間が増え、誰かと一緒にスピーカーの前で会話を楽しむ機会も減ったのではないかと語っています。
【オーディオ機器はクールアイテムだった!】
CDを再生するオーディオ機器はクールなアイテムだったそうです。家電量販店のオーディオコーナーは、きらびやかで憧れの空間だったとのこと。
【CDはコレクターズアイテムだった!】
CDは、なんといってもコレクターズアイテムでした!初回限定盤やBOXセット、デジパックに紙ジャケなど見た目で楽しみ、それを所有する喜びがありました。
初回限定盤に付いてくるオマケ(特典)も、さまざまでファンとしては必ず手に入れたいと思ったものです。ダウンロード販売や定額配信では味わえない楽しさでした。
「CDの黄金期」があったからこそ…
しかし、いつの頃からか音楽に関わる人たちから、こんな声が聞こえ始めてきます。
「CDの黄金期」があったから「今の音楽がある」ことも忘れないでほしいと伝えています。
ツイートには「共感しました!!」「CD派です」「懐かしく嬉しく思います」などの声が寄せられ、「いいね」も9300件を突破していました。
壊れたCDプレイヤーを修理したら…
漫画を描いた理由について、サドルとペダルさんはこう語っています。
ふと思い立って数年前に壊れたCDプレイヤーを修理しました。友人に話したら「え?いまさらCD?」って言われましたが、高価だったので捨てちゃうのはもったいないと思いました。
修理する際にメーカーのホームページを確認したら、もう修理ができない機種もたくさんあって…時代の流れを感じました。
直って戻ってきたプレイヤーにCDをセットした途端、当時のCDや音楽にまつわる思い出が蘇ってきて漫画にしたいって思いました。
「CDの方が優れているとか」「絶対CDを買いましょう!」ということではなく、そういう時代があって楽しかったという思い出を描いた漫画です。
確かにCDを買うことが「特別だった時代」があったのです。CDの魅力が伝わる素晴らしい漫画でしたね!
※この記事のツイートと画像はサドルとペダル(@Pedalandsaddle)さんの許可を得て掲載しています。