挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
境界迷宮と異界の魔術師 作者:小野崎えいじ
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
1340/1340

番外576 領主の仕事を

 フォレスタニアの居城上層にある、城主の生活用空間で夫婦水入らずの時間を過ごす。
 当初は気楽な旅と思っていたが、何だかんだフォルガロの陰謀やらもあって、警戒が必要な時も多かったし、同行者も多かったからな。
 みんなも帰ってきて安心しているのだろう。みんなで一緒に風呂であるとか……そんな事になったのも、フォレスタニアに帰ってきたからだろうな。

「今日は私が背中を流す番かしらね」

 と、楽しそうに微笑むクラウディアに背中を流してもらったり、マルレーンに髪の毛を洗って貰ったりした。二人とも楽しそうで何とも言えないところがあるが。
 髪の毛についた泡を洗い流されたところで、マルレーンは俺の頬を軽く撫でてきたりして。

「くすぐったい……」

 と言うと、マルレーンは少し悪戯っぽく笑って肩を震わせていた。

「背中の筋肉の付き方とか、触り心地が結構好きだわ」

 クラウディアもクラウディアで、洗うのとは関係無しに背中を撫でたりして、楽しんでいる様子であったし。

「前も何だか、感触が良いってみんなに言われたな」
「ふふ。そうね。みんなと一緒にお風呂に入って、お互い背中を流したりする機会も増えたけれど、テオドールはやっぱり少し感触が違うわね。私達とは筋肉の付き方が違うから、こうして興味深く思えるのかしら」

 まあ……そうだな。そういうものかも知れない。俺からみんなに触れた場合でも、肌理の細やかさだとか二の腕の柔らかさだとか、そうした物が全然違うので感触をいつまでも楽しんでいたくなるし。
 そうして俺の身体を洗って貰ったら、今度は俺からも髪を洗ったりしていく。

「よろしくお願いしますね、テオドール様」
「うん。気になる事があったら遠慮なく言ってね」
「はい」

 と、少しはにかんだように微笑むアシュレイの髪を丁寧に湿らせてから、サボナツリーの洗髪剤を使って泡立てていく。
 洗ってもらう側と洗う側が違うのは……俺から洗ってもらうのも順番でということでローテーションを組んでいるからである。
 アシュレイの艶やかで柔らかい髪を、根本から毛先まで傷めないように丁寧に洗っていく。アシュレイの髪は……銀色の煌めきが綺麗だ。
 景久の記憶にあるように、髪を洗い、頭皮も指先で爪を立てないように気を付けながらマッサージするように洗う。

「テオドール様に洗ってもらうの、好きです」
「それなら良かった」

 こうした洗髪の仕方も前世の理髪店での経験や記憶を活かしてるところがあるが。好評なら何よりだ。
 そうして洗髪剤を洗い流して、みんなもお互い身体を洗ったところで浴槽へ。全員で入れるぐらいに広々とした作りなのは居城ならではだな。

 広々とした浴層に、みんなも少し恥ずかしがりながら入ってくる。
 やや紅潮する白い肌と、丸みを帯びた身体の線……頭がくらくらしそうな光景である。うん……。のぼせないように気を付けよう……。

「ん。良いお湯」
「フォレスタニアのお風呂だと落ち着くものね」

 と、隣に寄り添うのはシーラとイルムヒルトだ。イルムヒルトの尻尾がそっと足首のあたりで絡んだり、シーラの尻尾が俺の腕に軽く触れてきたりと……。二人の尻尾で擽られると言うのはちょっと他ではない経験かも知れないな。

「そう言えば……テオドール、前よりまた背が伸びてきているわよね」
「ああ。そうね。私ももう少ししたら抜かされそう」

 羽扇がないからか、やや困っていたローズマリーがふとそんな事をいうと、正面からこちらを覗き込んで、ステファニアが言う。

「んー。そうだな。もう少し頼りがいのある背丈ぐらいまで伸びたいって思ってるけど」
「ふふ。テオは今でも頼りがいがありますよ」

 グレイスにそんな風に言われて微笑まれてしまうと……俺としては返答に困るところだ。頬が熱くなるのが分かると言うか。そうしてみんなで寄り添い……グロウフォニカ王国からフォレスタニアに帰ってきての最初の夜は、そんな風にして過ぎていった。



 明けて一日。のんびりとした時間に起き出して朝食を済ませた。
 旅の疲れは残っていない。中々に快調な目覚めといったところだ。デメトリオ王達、西方からやってきた客もタームウィルズを訪問中なので、早めに俺達も応対できるように溜まっている執務を進めていきたいと思う。

 執務作業はいつもと同じ。みんなと手分けして書類の内容、計算等に間違いがないか確認し、判を押していくというわけだ。シルン伯爵領の執務もみんなで相談しつつ並行して進める。迅速に対応するべきものの次に、古い順から処理を終えていく。

「遠方でも直接執務が進められるようにしておいた方が良いのかな?」

 と、書類に判を押しながら俺が漏らした言葉に、ステファニアが興味をそそられたという様子で首を傾げる。

「何か良い案があるのかしら?」
「操作用魔道具と五感リンクしたゴーレムを執務室に置いて、魔道具側で責任者が執務室の書類を見たり、判子を押したりできるようにする、みたいな」

 要するに執務を行う者が遠隔操作できるゴーレムに代行させる形だ。
 VRマシンでアバターを動かすようなものだな。座席に座ったまま離れた場所にある執務室の状況をゴーレムの視覚で把握し、腕の動きを手袋型の魔道具でトレース。これならサインも書けるし、判子も押せる。必要なら書状をしたためる事も出来る、と。
 後は執務者本人しか魔道具を使えないよう、契約魔法でセキュリティを構築しておけばいい。

『面白そうね。部下への指示は通信機でも出せるのだし』

 と、シルン伯爵領の手伝いに行っているローズマリーが水晶板モニターの向こうで笑った。

「まあ、代替えの手段だから、あんまり頼るべきじゃないかも知れないけどね」
『確かに、大事な仕事だものね』

 と、モニターの向こうで目を閉じて頷くステファニアである。
 領地の視察や陳情の処理はきちんとしておきたいと思うし、便利だからとこればかりに頼ってしまうというのも些か問題があるだろう。

 ともあれ、ゲオルグの部下達は優秀だしきっちりと仕事もこなしてくれている。
 決済上のミスもなく、上に諮るべき案件は保留にして指示を仰いでくれるのでこちらとしても動きやすい。

 シルン伯爵領はと言えば、こちらも平和だ。元々穀倉地帯としてきっちりと機能している場所だし、作物は順調に育っている、とのことで。試験的な水田に関しても今のところ順調だとミシェルからの報告が来ているそうで……喜ばしい事だ。
 森の魔物達の活動も冒険者達が頑張っていて、落ち着いている。月への魔力送信塔の影響も特には起こっていないようで。

『送信塔の駐留部隊が街道を行き来するお陰で治安が良く、お店の方からもお金払いが良いので大分潤っていると報告が来ていますね。この後視察に回って諸々確認してきます』

 と、アシュレイがにっこりと笑う。地元への経済効果もあるのか。それは何よりだ。

「じゃあ、執務の仕事も一段落したらシルン伯爵領とフォレスタニアと、みんなで視察に回ってこようか」
「ん。楽しそう」

 シーラがそう言って頷くとマルレーンもにこにこしていた。領地に戻ってきたばかりだからな。自分の目で色々見ておくと言うのは重要だ。

 シオン達、カルセドネとシトリア、それにアルクスやアピラシア。動物組や魔法生物組……みんな連れて見て回ってこよう。視察が終わったら迷宮核での仕事も少しこなしてくるか。機械式時計の魔道具を作れるように、少しばかり迷宮核で設計図を作ってくる必要がある。いや、迷宮核で組み上げる事もできてしまうのだが、それでは腕時計や懐中時計といった品が一点物になってしまう。

 ヘルフリート王子に所持してもらう以上は、魔道具ではない機械式時計も世に流布させておく必要があるだろうからな。

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全205部分)
  • 32107 user
  • 最終掲載日:2017/03/25 10:00
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全286部分)
  • 28363 user
  • 最終掲載日:2015/04/03 23:00
二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む

魔王を倒し、世界を救えと勇者として召喚され、必死に救った主人公、宇景海人。 彼は魔王を倒し、世界を救ったが、仲間と信じていたモノたちにことごとく裏切られ、剣に貫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全131部分)
  • 21745 user
  • 最終掲載日:2017/12/19 03:54
甘く優しい世界で生きるには

 勇者や聖女、魔王や魔獣、スキルや魔法が存在する王道ファンタジーな世界に、【炎槍の勇者の孫】、【雷槍の勇者の息子】、【聖女の息子】、【公爵家継嗣】、【王太子の幼//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全255部分)
  • 22294 user
  • 最終掲載日:2017/12/22 12:00
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~

地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。 運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。 その凡庸な魂//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全362部分)
  • 24232 user
  • 最終掲載日:2017/09/06 20:00
異世界はスマートフォンとともに。

 神様の手違いで死んでしまった主人公は、異世界で第二の人生をスタートさせる。彼にあるのは神様から底上げしてもらった身体と、異世界でも使用可能にしてもらったスマー//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全459部分)
  • 22088 user
  • 最終掲載日:2017/12/31 12:32
Re:ゼロから始める異世界生活

突如、コンビニ帰りに異世界へ召喚されたひきこもり学生の菜月昴。知識も技術も武力もコミュ能力もない、ないない尽くしの凡人が、チートボーナスを与えられることもなく放//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全443部分)
  • 21718 user
  • 最終掲載日:2017/06/13 01:00
ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-

世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。 弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全178部分)
  • 26090 user
  • 最終掲載日:2017/12/28 04:15
賢者の孫

 あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。  世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全126部分)
  • 27772 user
  • 最終掲載日:2017/12/24 06:11
マギクラフト・マイスター

 世界でただ一人のマギクラフト・マイスター。その後継者に選ばれた主人公。現代地球から異世界に召喚された主人公が趣味の工作工芸に明け暮れる話、の筈なのですがやはり//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1751部分)
  • 25357 user
  • 最終掲載日:2017/12/27 12:00
奪う者 奪われる者

佐藤 優(サトウ ユウ)12歳  義父に日々、虐待される毎日、ある日 借金返済の為に保険金を掛けられ殺される。 死んだはずなのに気付くとそこは異世界。 これは異//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全240部分)
  • 21433 user
  • 最終掲載日:2017/12/29 18:00
進化の実~知らないうちに勝ち組人生~

柊誠一は、不細工・気持ち悪い・汚い・臭い・デブといった、罵倒する言葉が次々と浮かんでくるほどの容姿の持ち主だった。そんな誠一が何時も通りに学校で虐められ、何とか//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全115部分)
  • 22667 user
  • 最終掲載日:2017/12/23 19:31
黒の召喚士 ~戦闘狂の成り上がり~

 記憶を無くした主人公が召喚術を駆使し、成り上がっていく異世界転生物語。主人公は名前をケルヴィンと変えて転生し、コツコツとレベルを上げ、スキルを会得し配下を増や//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全491部分)
  • 23913 user
  • 最終掲載日:2018/01/01 18:00
Knight's & Magic

メカヲタ社会人が異世界に転生。 その世界に存在する巨大な魔導兵器の乗り手となるべく、彼は情熱と怨念と執念で全力疾走を開始する……。 *お知らせ* ヒーロー文庫よ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全134部分)
  • 22032 user
  • 最終掲載日:2017/12/17 22:54
レジェンド

東北の田舎町に住んでいた佐伯玲二は夏休み中に事故によりその命を散らす。……だが、気が付くと白い世界に存在しており、目の前には得体の知れない光球が。その光球は異世//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1598部分)
  • 30017 user
  • 最終掲載日:2018/01/01 18:00
デスマーチからはじまる異世界狂想曲( web版 )

◆カドカワBOOKSより、書籍版12巻、コミカライズ版6巻発売中! アニメ放送は2018年1月予定です。 ※書籍版とWEB版は順番や内容が異なる箇所があります。//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全560部分)
  • 34105 user
  • 最終掲載日:2017/12/31 18:55
二度目の人生を異世界で

唐突に現れた神様を名乗る幼女に告げられた一言。 「功刀 蓮弥さん、貴方はお亡くなりになりました!。」 これは、どうも前の人生はきっちり大往生したらしい主人公が、//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全386部分)
  • 28493 user
  • 最終掲載日:2017/12/20 12:00
フェアリーテイル・クロニクル ~空気読まない異世界ライフ~

※作者多忙につき、当面は三週ごとの更新とさせていただきます。 ※2016年2月27日、本編完結しました。  ゲームをしていたヘタレ男と美少女は、悪質なバグに引//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全226部分)
  • 24411 user
  • 最終掲載日:2017/12/16 07:00
ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた

 ◆書籍⑧巻まで、漫画版連載中です◆ ニートの山野マサル(23)は、ハロワに行って面白そうな求人を見つける。【剣と魔法のファンタジー世界でテストプレイ。長期間、//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全191部分)
  • 23590 user
  • 最終掲載日:2017/12/11 21:00
異世界迷宮で奴隷ハーレムを

ゲームだと思っていたら異世界に飛び込んでしまった男の物語。迷宮のあるゲーム的な世界でチートな設定を使ってがんばります。そこは、身分差があり、奴隷もいる社会。とな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全221部分)
  • 26460 user
  • 最終掲載日:2017/11/30 20:07
蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全532部分)
  • 24137 user
  • 最終掲載日:2017/12/17 23:39
ありふれた職業で世界最強

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えればた//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全298部分)
  • 33822 user
  • 最終掲載日:2018/01/01 16:00
異世界転移で女神様から祝福を! ~いえ、手持ちの異能があるので結構です~

 放課後の学校に残っていた人がまとめて異世界に転移することになった。  呼び出されたのは王宮で、魔王を倒してほしいと言われる。転移の際に1人1つギフトを貰い勇者//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全188部分)
  • 25351 user
  • 最終掲載日:2017/12/31 12:00
金色の文字使い ~勇者四人に巻き込まれたユニークチート~

『金色の文字使い』は「コンジキのワードマスター」と読んで下さい。 あらすじ  ある日、主人公である丘村日色は異世界へと飛ばされた。四人の勇者に巻き込まれて召喚//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全824部分)
  • 27386 user
  • 最終掲載日:2017/12/24 00:00
蘇りの魔王

勇者に討たれ、その命を失ったはずの魔王ルルスリア=ノルド。 彼にはやり残したこと、解決できなかった問題がいくつもあったが、悪は滅びると言うお題目に従い、消滅した//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全272部分)
  • 22136 user
  • 最終掲載日:2017/03/23 18:00
とんでもスキルで異世界放浪メシ

※タイトルが変更になります。 「とんでもスキルが本当にとんでもない威力を発揮した件について」→「とんでもスキルで異世界放浪メシ」 異世界召喚に巻き込まれた俺、向//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全398部分)
  • 29309 user
  • 最終掲載日:2017/12/31 23:32
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全303部分)
  • 28474 user
  • 最終掲載日:2016/01/01 00:00
盾の勇者の成り上がり

盾の勇者として異世界に召還された岩谷尚文。冒険三日目にして仲間に裏切られ、信頼と金銭を一度に失ってしまう。他者を信じられなくなった尚文が取った行動は……。サブタ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全858部分)
  • 22335 user
  • 最終掲載日:2017/12/26 10:00