JAさがは27日、葬祭事業を担う子会社「JAセレモニーさが」の川副事業所所長代理の男性社員(49)が葬儀代金約850万円を着服していたことも発表した。20日付で懲戒解雇した。
JAさがによると、元社員は昨年1月から葬儀代金の流用を繰り返し、今年7月から10月にかけては、回収した代金を会社に入金せず、領収証を偽造して未回収を装い、複数回にわたって着服した。代金回収が遅れがちになっていたため事情を聴き、発覚した。
着服した金は借金の返済に充てたと説明しているという。家族が全額弁済しており、刑事告訴はしない。JAさがは「領収書について上司の確認はほとんど行われず、日報による行動管理も不十分だった」と謝罪した。