Twitterの全ツイートをアーカイブしてきた米国議会図書館が、その方針を変更し「国益に関するもの」のみを選択的に保存することになりました。
変更に関するホワイトペーパーによると、今後は選挙のような国家イベントや、または進行中の公共政策のようなテーマに関連するツイートになるとのこと。
米国議会図書館が「Twitter全保存」から方針変更。選挙や国家行事、公共政策関連ツイートのみ保存へ
いずれにせよ大統領のツイートは全保存でしょうね
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方針変更の要因としては、公開ツイート全保存を開始した2010年に比べ、ユーザーによるツイート総数が飛躍的に増加していること。そして、テキストのみのアーカイブであることから、重要な視覚的情報を見落としていることなどが挙げられました。
議会図書館は、この12年間のツイートがソーシャルメディアの重要な台頭を表し記すのに充分であり、以降は全保存が必要なことではなくなったと説明、「一般に図書館は包括的な収集をするわけではないものの、保存が最初に検討されたときはまだソーシャルメディアの方向性がはっきりしなかったことから、例外的に全ツイートを保存することになりました。しかし今やソーシャルメディアは確立しており、図書館としても本来の収集方針に立ち返っています」としています。
Twitterのテキストをアーカイブしているのは米国議会図書館だけというわけではなく、"歴史的媒体"としてツイートやYouTubeの動画を保管している英国の例もあります。
ちなみに、米国議会図書館が保管するアーカイブは一般には開放されておらず、研究目的でのみ利用可能とされているためプライバシーの侵害を気にすることはないとされます。もっとも、収集するのは公開ツイートのみで、非公開ツイートははじめからアーカイブに含まれていません。