Global Summit  for Ecology 2008×excite

開催概要

―開催趣旨―

地球環境グローバルサミット(Global Summit for Ecology)は、2008年11月19日(水)、20日(木)に東京の早稲田大学の大隈講堂にて行われます。今後、地球環境グローバルサミット(Global Summit for Ecology)は、G8会議が展開される各国において毎年行われるイベントになるものと期待が寄せられています。 本サミットでは、ノーベル平和賞受賞者であり環境問題の第一人者である第45代アメリカ合衆国副大統領アル・ゴア氏のスピーチ等が行われます。
G8の成果を受け、本サミットでは国内企業と海外企業による複数のラウンドテーブル・セミナーが行われます。参加企業の代表者に、自社のCSRプログラムや取り組みを発表して大きな注目を集める機会が用意されます。
本サミットの目的は、環境問題に対して積極的に取り組む各企業のリーダーの方々から環境への責任を全世界に向けたメッセージとして発信していただくことで、他の企業が環境に優しく発展する持続可能な社会の形成を目指して行動を起こすことを促すものです。
本サミットを通じて、UNESCOが選んだ団体・組織を支援する寄付が行われます。非営利イベントとして開催されます。
<地球環境グローバルサミット実行委員会>

近藤鉄雄 (こんどうてつお)
 ・元経済企画庁長官
 ・元厚生労働大臣 (1991-1992)

川合俊一 (かわいしゅんいち)
 ・オリンピック日本代表選手 (1984, 1988)
 ・日本ビーチバレー連盟会長

東貴良 (あずまたかよし)
 ・ショパン協会国際連盟 理事
 ・United Musicians International 代表
 ・UNESCO世界遺産音楽祭 総監督

<運営事務局>

Activate KK
Representative Director:Tyron Giuliani
Director:Jerry Gentemann

United Musicians International
Genaral Director:Takayoshi Azuma

※環境イニシアティブに関する企業プレゼンテーション
本サミットの期間中、ラウンドテーブルのセッションにおいて参加企業のリーダーの方々に、環境と調和した持続的な発展が可能な社会形成に貢献し支援するプロジェクトについて、それぞれプレゼンテーションを行っていただきます。プレゼンテーションと議論の内容は“白書”としてまとめられ、リリースのためにUNESCOに提出されます。

環境サミット

―地球環境の危機―

1969年7月、人類史上初めて月面に足跡を記した探査隊が、青い地球の映像を我々にもたらしました。この年を機に、地球環境への関心が高まり、アメリカで始まった環境保護運動はやがて全世界規模の活動へと発展していきました。 人工衛星の技術によって、詳細に渡る地表調査が可能になったことによって、世界の発展途上国で急速な自然環境破壊が行われていることが明らかになります。また、先進国での公害汚染問題が明るみになり、逆に発展途上国によって、先進国の公害が経済発展による代償として批判を受けることにもなりました。現在60億人を超える人口を抱える地球は、その4分の3が発展途上国に集中していますが、そこでの過剰な耕地開拓が生態系を崩壊させ、アフリカなどの荒廃した土地では飢餓が蔓延しています。 先進国が豊かな暮らしを維持するために浪費した資源は、有害物資に姿を変え、その汚染は地球の隅々にまで広がっています。これによって氾濫した汚染物質は、現代の観測技術によって、地球の成層圏から深海に至るまで、いたるところで発見されています。
 今や、北極の白熊から高濃度のPCBが検出され、南極のペンギンからもDDTが検出されるという事態に陥っています。また、汚染源とは無縁の土地に住む人々でさえ、基準レベルをはるかに超えた水銀、鉛などの有害重金属や、放射性物質を体内に蓄積しています。大気中に放出された汚染物質は、酸性雨となって地上に降り注ぎ、全世界の森林を激減させています。これら自然破壊と環境汚染から、観測史上考えられないほどの異常気象を招き、二酸化炭素の激増による地球の温暖化は、誰もが体感できるほどの状態にまで進行してしまいました。 ※PCB ポリ塩化ビフェニル・人体に対する毒性が強く、自然体および生体に蓄積されやすいため、現在製造・使用禁止されている。DDT(機塩素系の殺虫剤)農薬に使われているが、自然界で分解されにくいため、長期にわたり土壌や水循環に残留し、食物連鎖を通じて体内にも取り込まれる。

―人類の課題―

現在、研究者の間では、もし人類が核戦争で滅びるのでなければ、自らが招く生息環境の破壊が原因になるであろうと言われています。過去30年の間、瞬く間に進行した環境汚染は、人類400万年の歩みの中ではほんの一瞬に過ぎず、このまま進行を続ければ、この警告が近い将来に現実となりうる可能性を帯びています。人類は、この一瞬とも言える短期間のうちに、地球環境にとって危機的なダメージを与えてしまったのです。
およそ150億年前に起こった宇宙の大爆発で太陽系の中に地球が誕生して以来、今日までを1日の長さにたとえると、人類の誕生は最後のわずか10秒前に起きた出来事に過ぎません。現代に至っては、最後の1秒の1000分の一にも及ばない計算となります。この微小な時間に、現代人はこの地球の環境をすっかり変えてしまったことになるのです。 地球には、これから何千年、何万年と我々の子孫が生き続ければなりません。自らがもたらしたこれら環境破壊を、壊滅的な事態が起こる前に阻止し、次の世代のために改善していくことを、人類規模で行っていかなければならない時期に来ていると言えるでしょう。 「私たちが直面している気候の危機は、一見ゆっくり起こっているかのように思えるかもしれない。しかし、実際には物凄い速さで進行しているのだ。」
アル・ゴア著 「不都合な真実」より

―地球規模の環境サミット―

ノーベル平和賞を受賞した第45代アメリカ合衆国副大統領アル・ゴア氏を迎えて、 全世界から環境問題に取り組む企業が集結。 2008年、G8の開催国であるこの日本で第一回目となる「地球環境グローバルサミット」を開催し、G8の開催国を追いかけて継続的に開催する計画です。 また、環境問題に積極的に取り組んでいる国際企業のリーダーたちが参加することによって、大規模な支援活動の展開を可能とします。
このような環境セレブたちがこのサミットを機会に、全世界へ向けて環境保護のメッセージを送るムーブメントを起こします。

―地球規模の一大環境プロジェクト―

早稲田大学の大隈記念講堂で行われる地球環境グローバルサミットには、地球環境問題において世界で最もその名を知られる第45代アメリカ合衆国副大統領アル・ゴア氏が参加します。ゴア氏が自ら出演して地球環境の危機を訴えた映画「不都合な真実」でアカデミー賞を受賞し、2007年にはノーベル平和賞も受賞しています。
全世界で地球環境問題を訴えてきたアル・ゴア氏は、地球の温暖化による急激な気候変化、多発化する自然災害の恐ろしさを私たちに伝えた第一人者として知られています。世界の政財界のトップたち、ハリウッドスターや著名なミュージシャンなどが、ゴア氏の提唱に賛同し、これまでにも世界的イベントが開かれてきました。
そんなゴア氏をはじめとし、世界的企業が、世界の共通テーマである環境問題ついてのそれぞれの取り組みを発表していただきます。この二日間のサミットの内容はレポートとして企業の寄付金とともにユネスコの環境プログラムに提出いたします。

グローバルサミット構想

毎年行われる先進国首脳会議G8の開催国において、民間レベルで地球環境問題を取り上げ、個人、企業、団体や機関が一体となって、グローバルな行動を展開していく目的でこの 《地球環境グローバルサミット》 の構想が生まれました。地球上のあらゆる原因が連鎖する環境問題について、様々な分野の専門家だけでなく、アーティストやスポーツ選手、さらに一般市民の意見も取り入れ、緊急な課題に一丸となって取り組んでいきます。
地球環境グローバルサミット  地球環境グローバルサミット  オフィシャルロゴ・コンセプト
本来、青色をしている海は、地球温暖化によって危機に瀕していることと、上昇しつつある海面が危険なグレーゾーンにあるという意味で、灰色で表現。《Global Summit グローバルサミット》 の文字が、環境問題を討議するテーブルの上に乗せられ、その重要なテーマの1つが 《水》 であることから、透明なブルーで彩られています。また、その上に浮かぶ 《Ecology エコロジー》 の文字は、温暖化によって溶解しつつある氷の白色で表現されています。
pagetop