薄型テレビの本流からは外れる小型テレビに”ちょっと気になる”新製品が登場した。テレビCMで強面の俳優・遠藤憲一さんがナイススマイルで男の趣味感を醸し出している「UN-19Z1」だ。
パナソニック「プライベート・ビエラ UN-19Z1」。10月20日に発売されたばかりの最新モデルだ
パナソニックの「プライベート・ビエラ」は、無線LAN接続でテレビ画面を家中持ち出せる小型テレビの人気シリーズだが、今回僕が気になったのは、10月発売の最新モデル「UN-19Z1」だ。無線LANでテレビ放送を観るだけでなく、500GBのHDD内蔵で録画も可能。DVD/BDプレーヤーも一体化しており、ディスクメディアも楽しめる。さらに映像配信も全部見られて、モニター部にスピーカー部をドッキングして”高音質”という何でもアリのモデルだ(ちなみに防水ではないので”お風呂テレビ”ではない)。価格.comでの実売価格は10万円前後。価格もちょっと贅沢といったクラス。
大型の薄型テレビは4Kや有機ELに話題が集中するなか、屋内で持ち歩ける小型テレビ分野で多機能を武器に勝負する「UN-19Z1」。さっそく実機レビューをお届けしよう。
「UN-19Z1」のハードウェアの構成は、19型の液晶(1366×768)のパネルを搭載したモニター部と2.1chのスピーカーユニット搭載のスピーカー部、地デジ/BSのアンテナにBD/DVDドライブとHDMI端子も備えているチューナー部という3ピース構成。スピーカー部はモニター部とドッキングして充電スタンドも兼ねている。
セットアップの流れは、モニター部とスピーカー部をセットしてから、チューナー部と無線LANで直接接続、以降は地デジ/BSの放送の登録という流れで、リンクさえ済ませればテレビ/レコーダーのセットアップと同じ。設置含め約10分で放送番組のライブ視聴に到達できた。
放送受信やBD/DVDドライブはチューナー部に搭載
充電スタンドを兼ねる2.1chのスピーカー部
普段はモニター部をスタンドと接続し、ロックをかけて使う形だ
テレビ放送と録画関係、ディスク、アプリ(ネット対応)が並ぶメニュー
まずは「UN-19Z1」をテレビ放送の視聴をメインに使ってみた。
テレビを観るというだけなら普通の19型テレビなのだが、モニター部をスピーカー部にセットして視聴を初めてすぐ、”このテレビ、凄まじく音がいいんじゃないか”ということに気づいてしまった。
「UN-19Z1」最大のセールスポイントが豪華なスピーカー構成。通常のテレビ番組のニュースやバラエティでも音の厚みやレンジ感が”テレビのスピーカー”ではなく、コンポやHi-Fiオーディオのような超高音質。普通の50型クラスの薄型テレビのサウンドと比べても余裕で勝つほどだ。
音声モードは標準の”スタンダード”のほかに”ナイト””エクストリームシネマ””エクストリームライブ””ユーザー”を用意。特にエクストリームと付くモードは重低音と音の臨場感を拡張するサウンドで、テレビ放送でマラソン中継を観ても、もう歓声と重低音でライブ感がビシビシと伝わる。フィギュアスケートや番組間のCMのBGMまで音楽的に聴けるほど。
テレビ放送を観て音がいいというのは「UN-19Z1」最大の魅力
スピーカー部に5個のスピーカーを(4cmフルレンジ×4の20W、サブウーファー20W、さらにパッシブラジエーター)を搭載
”エクストリームシネマ””エクストリームライブ”は特に音楽的なサウンドを強調
「UN-19Z1」はチューナー部にBD/DVDを内蔵していて、映画やドラマ、アニメ、ライブDVDのモニターとしても利用可能だ。映画『ブレードランナー ファイナル・カット』のBDを久々に持ち出して音声を”エクストリームシネマ”で再生してみると、ハリソン・フォードがうどんをすするシーンも「2つで十分ですよ」の台詞以外にも、無国籍な未来都市の喧騒を、包み込まれるような臨場感で引き出した。直後にある警察車両が離陸して飛び立つシーンの轟音も迫力満点。ほかにもミュージカル映画の『ラ・ラ・ランド』を観るとやはり音のよさから、そのまま部屋のBGMとしても流せるほどだ。
チューナー部のBD/DVDドライブからディスクも再生可能だ
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