アンニョイな年の瀬。色んな意味で立つ瀬のないワタクシは一人、大掃除に明け暮れている。
掃除をする人間がワタクシ以外に存在しない我が家では、1日、2日で終わるハズのない壮大な作業である。
網戸を外して洗う作業から、子供の頃以来やったことのない障子の張り替えなど、ただの苦痛でしかない作業を黙々と行う日々。
しかし、本日までの作業を終えて、もう年内に終わらないことを受け入れざるを得ない状況となった。
というのも、障子の張り替え作業で慣れない体勢で作業したせいか、激しい筋肉痛に襲われて、やる気がほぼなくなった。
というか、あまりの身体のダルさから、もしかしてインフルエンザではないかと思い、パブロンを飲んで一日寝たのが致命的だった。特に熱が出るでもなく、勘違いだったのだが。
もう掃除はあきらめよう。ワタクシが絶望しているのに、デパートに買い物に行ったり、忘年会に行ったりしている愛する嫁。
そして、デパートで正月用のかまぼこを2個ほど買って来て、仕事しているアピールをして火に油を注ぐ嫁。
せっかく片づけた部屋に、買って来たシャネルの化粧品やらお洋服やらを広げて、また散らかした時はさすがにプツっと来そうになった。
ということで、今年最後の尊敬するD・カーネギー先生の名著「人を動かす」を開いてみよう。
深い思いやりから出る感謝の言葉をふりまきながら日々をすごすーこれが、友をつくり、人を動かす秘訣である。
「人を動かす」48ページより引用
さすがに感謝の言葉は出なかったけど、深い思いやりを持って嫁にキレないワタクシはエライ!と思う。ワタクシもそろそろ、先生を超えられるような気がしてきた。
そういえば、相撲協会のような緊張状態にあるBBA(姑)の部屋も、あまりにも汚いので窓拭いたり、カーテンを洗濯したりしてあげた。
ビール瓶を振り下ろして粉々にするのはカンタンだが、後で掃除するのが大変だ。できれば冷えたビールで乾杯する方が和解する可能性も出てくるだろう。
さて、普通はここらで今年の振り返りみたいなことをするのだろうが、そんなことはしない。振り返ってもロクなことはないから。
見据えるのは、明るい未来。どうやら霧の中にいるようでまったく見えないけど、気にしない。ここ10年くらい霧の中にいるから。
年が変わる瞬間にジャンプするのだけはやる。できることをできる範囲でやる。それしかワタクシにはできないから。
ブログも少しはうまく書けるようになってきたし、嫁との関係も大分修復できてきたし、BBAとの関係は緊張感が出てきた。
今年から息子氏も加わったし、家族と楽しい時間を過ごせればそれでいいと思う。というか、それ以上に楽しいことがないから。
あと何か忘れているような、いないような。まぁいいや。また来年考えよう。それじゃパブロン飲んで安らかに新年を迎えましょう。