【器械体操】前試合からの進化見せる

◇第67回西日本学生選手権大会◇5月14日◇和歌山県立体育館◇

【男子団体】
黒田将吾(商4)65.850
神山耀太(社3)38.250
横山昇汰(経3)61.450
芳之内智朗(社3)66.300
木村僚太(商2)72.150
西尾仁(安全1)61.600

関大 327.950

前日には女子個人と男子個人の競技が行われていた今大会。最終日には男子団体が行なわれ、関大からは黒田、神山、横山、芳之内、木村、西尾が出場した。関西学生選手権大会は「西日本インカレのための試合」として、照準を合わせてきた大会だ。

平行棒から順に、鉄棒、ゆか、あん馬、吊り輪、跳馬に挑んだ。落下や着地のミスなどはありながらも、順調に競技を展開していく。吊り輪で神山が胸を負傷してしまうが、「チームの雰囲気としては良い感じ」(黒田主将)。アクシデントもチーム力でカバーする。

関西学生選手権大会には出場していなかった木村も、技の難度は落としながらも安定した演技を披露。特に最終種目の跳馬は、「狙って止められた」と着地もきっちりと決めた。

前大会から課題としていた新ルールについては、「完全に対応しきれていたかというと、そうじゃないところもあった」(黒田主将)。しかし、関西学生選手権大会からの進化を感じた今大会。その経験を糧に、次戦となる総合関関戦ではさらなる進化に期待したい。【文/写真:宮西美紅】

▼黒田主将
「チームの点数が入るのが、6人中5人なので、練習でも6人中5人通るまでその種目を終えられないという練習を繰り返していた。それがチームとして関西インカレ(関西学生選手権大会)よりは、改善点は色々あるが、結果としてはましになったかなという感じ。最後の種目前にけが人が出てしまったが、チームの雰囲気としては良い感じ。この良い雰囲気を繋げて、次の関関戦に挑みたい。個人的には、細かいミスはあったが、流れとしては結構良かったんじゃないかなと思う。今回も、ルールに完全に対応しきれていたかというと、そうじゃないところもあったので、もう少し練習内容を煮詰めていって、関関戦はもっと良い結果が出せるようにしたい」
▼木村
「練習ができていなかったので、技はかなり(難度を)落とした。限られた練習時間の中ではいけたと思う。跳馬は着地を狙って止められたので、最後の種目で止められて気持ち良く終われた。関関戦までには技を戻せるようにしたい」