Vol.1109

奈良線大型車両登場40周年記念

 2001年、タイトル「奈良線大型車登場40周年記念」として企画されたのは、何とその当時から活躍してきた900系の2編成が登場時塗色のベージュに青帯を復刻するというもの。近年では近鉄の5802Fや6051Fのほか、少し前には伊賀鉄道での863Fマルーン塗装、養老鉄道では604Fや606Fなど見慣れてきた感もあるのですが、この時点では自分も復刻塗装車両を見たのは南大阪線のモ6851ラビットカラー復刻しかなく、900系登場時のカラー出現は衝撃的でした。
 過去何度かここで掲載した画像が多いですが、今一度900系活躍の最後の花道を飾った彼らの姿をピックアップしてみました。

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 五位堂駅に姿を現した902Fの復刻塗装の試運転列車。ベージュに塗装されたピカピカの車体に走る1本の青帯が、この塗装の実車を見たことがない自分にはもの凄く新鮮に見え、また感動したのを記憶しています。
2001年 3月23日(金) 五位堂   902 + 951 ほか
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高安駅に到着する902Fほかの試運転列車。貫通扉幌までベージュ色に塗装するという力の入れようですね。
2001年 3月23日(金) 高安   902 + 951 ほか
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復刻塗装営業運転直後はしばらく側面にPR文字はなかったのですが、まず902Fの側面の青帯部分に「奈良線大型車登場40周年記念」の文字が入れられました。
2001年 4月15日(日) 西大寺   902 + 951 
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西大寺駅1番線に到着した復刻塗装2編成目の904F。この時点では904F側面には記念PR文字は入れられていませんでした。
2001年 4月15日(日) 西大寺   952 + 904 ほか
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8000系とともに橿原線普通列車の運用に就く904F。青空、菜の花、そしてベージュの復刻塗装のコントラストが良いですね。
2001年 4月15日(日) 平端~ファミリー公園前   952 + 904 ほか
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橿原神宮前行き普通電車の902F+8075Fの4連。当初は復刻塗装2編成の重連は(意図的に?)行われませんでした。
2001年 5月17日(木) 畝傍御陵前   902 + 951 ほか
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Tc側先頭とした西大寺行き普通の902F。
2001年 6月28日(木) 畝傍御陵前   951 + 902 ほか
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奈良線普通列車の先頭に立つ902Fほかの6連。鶴橋駅に進入します。
2001年 8月13日(月) 鶴橋   902 + 951 ほか
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900系復刻塗装車撮影会にて、この日初めて復刻塗装車の重連が実現、東生駒→橿原神宮前→五位堂の行程となりました。往年の鹿特急マークを掲げて記念撮影。
2001年 8月25日(土) 五位堂検修車庫   904 + 952 ほか
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撮影会以降は900系復刻塗装車もしばしば目にするようになってきました。早朝の橿原線を走る902F+904Fの回送列車。
2001年 8月26日(日) 平端~ファミリー公園前   951 + 902 ほか
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奈良線急行の先頭として第一線で活躍する900系が見られるのも残り僅かな頃。
2002年 1月22日(火) 今里   904 + 952 ほか
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復刻塗装登場から1年、いよいよ900系も終焉の時、最後に904F+902F+908Fにてさよならイベント運転が行われました。この後、復刻塗装車含めた900系は近鉄線上から姿を消しました。
2002年 3月31日(日) 新祝園~狛田   952 + 904 ほか
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2017,12,31

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