あと、事務所で目にしたもので一際目を引き、もの凄く違和感を感じたのはルート営業マン一人一人にデスクなんて気の効いたものはなくて長いテーブルを皆で使っていてそのテーブルの上に等間隔でピンク電話が置かれていた。ピンク電話といっても今の若い世代にはわからないと思う
別にいやらしい電話とかではなく、いわゆる公衆電話の一種だ
平成22年の今日では全くお目にかかれない代物だがテーブルの上にあるのが当たり前のように置かれている。飲食店や不特定多数の人が使う為の有料の電話なので、
来客者の為にあるのだったらわかるが、明らかに事務処理をするべき机の上に並んでいる。
ちょっと離れたところにある事務机の上のピンク電話がなると事務員さんが「はい!東京酪乳千葉営業所小宮でございます」とか電話をとってるし普通の電話として使っていて、この会社はほんと驚かされる事の連続だが後に教えてもらったが10円を入れて電話を掛けているといくら通話料が掛かっているのかコストがよくわかるとこういう事で年間億単位のコストダウンが出来たと、ようは10円玉を沢山持って電話して電話を掛け終わったら記入する紙があって何時何分どこに電話していくら掛かったと書いておくと後で事務員さんがその分のお金をくれるみたいな、恐るべし名古屋企業これは当時テレビのクイズ番組などでも取り上げられる位に一般社会からしたらすごく奇異な事だった。
でも今は管理職として部下が長電話していると用件伝えて切るように指導している。
ここでは水一滴、紙一枚の精神と教わった。
すごく今では感謝している。