就活ひと段落したら、ふりかえりがしたいと思ってたんだけど、もう今日これ見つけたのも何かの縁だし、ここで公開して区切りにしようと思いました。
19卒とかの誰かの検索に引っかかって、何かの役に立つといいけど、実になることは書けるかな。自信ないなあ。
わたしは18卒、私文女子で、インターンは3社、本選考は5社っていう少数精鋭体当たり就活をしてました。
そうだ、これは身をもって体感したことなので声を大にして言いたい。
就活は体力と精神力と両方ないとしんどい。みんないうと思うけど。
だから自分のキャパがどれだけなのか把握しとかないと、後半ゾンビです。
わたしは7時間がほどよい睡眠時間で、それを下回るとだんだんイライラして、夜は特に気分が沈むので、毎日12時就寝、7時起きを敢行してました。めっちゃ健康的でしょ。
それから週の半分はほかの勉強をしようと決めていたので、就活は週3~4くらいで収まるように予定を組んでました。
後で書けたらいいなと思うけど、色々準備して、電車乗って説明会やら面接やら行って、帰ってきて反省して、整理して、っていうのを7時間睡眠を確保しながら週3~4で組むと、面接回数の多い金融なら5社が限界でした。
金融はスタンプラリーだからね。ちなみに一番少ないところで、内定まで4回、多いところで20回くらい行ったかな。熱意はその会社に通いまくることでアピールしようと思ってました。一回っきりの面接より、何回もあってもらってじわじわ私の良さを感じてもらおう作戦。そういう意味でインターンは参加してよかった気がします。結果的に早期選考ルートに乗っかって、面接ちょっと甘かった気がする。
週7にしても倍の10社。
これ以上やってた友人たちはもっと効率よく対策をしてたか、スケジュールを神がかり的に組んでいたか、面接回数の少ない業界か、睡眠時間か準備工程を削っていたかのどれかで時間を捻出していたと思います。どうやるかは自分次第だけど、不規則な生活は体力はもちろん精神面にくるような感がある。
就活は3月解禁、6月内定で普通に考えて3か月は走り回ります。
精神衛生の観点からも、状況が許す限りちゃんと寝ることをおすすめします。
そんな感じでわたしは、冒頭書いた通りに、受ける会社は絞って少数精鋭、全部が第一希望のつもりでした。業界絞るメリットって結構あるんじゃないかなあ。
例えば…
②選考状況を聞かれても嘘つかなくていい
④聞かれることが似通ってるから慣れる
⑤逆質問が最悪使いまわせる、応用が効く
あとは受けてるうちに熱意が勝手に深まったことも入れていいかも。
たくさん受けてる子は、業界ごとのPR変えてて、まあまあしんどそうに見えました。
わたしもこのほかに一つ全然別の業種受けたんだけど、用意していったのに頭まっしろなって、気になるニュースで金融の話しちゃったよね。「それはうちとどう関係するのかな?」って聞かれました。わたしも思いました。
あとESはとりあえず死ぬほど書く事が近道だと思った。自己分析とか自分史とかSWOT分析とか、確かに面白いツールではあるけど、それがそのままESにはならないんだよね。分析は楽しいんだけど、やっただけではESの体裁になんにも沿ってないってこと。だからとりあえず設問に答えまくって文章整えてた。
それが3月の解禁直後。
1社目のESは毎日書き直してた。だんだん自分のことが分からなくなってきて、家では泣いてばかりだったなあ。それでもちゃんと夜は寝てた。ちゃんとお昼とかの精神衛生いい時に20回くらい書き直して、それでなんとか自信が持てたので、やっぱり模索して模索して自分の言葉を探す努力は惜しまない方がいいと思う。
このあとこれを手直ししながら他のES作ったけど、その都度よりきれいな表現を探して書いてました。
具体的には40~50代。バイト先の人と、両親に見てもらってました。うちのキャリアセンターちょっと不親切っていうか、利用しにくいなって思ったし。友達とかにも相談はするけど、何か新しい発見があるかな?くらいで、参考になるのはやっぱり人事部の社員と同年代の大人の意見だと思います。
あと個人的には家族には就活の相談しとくべきだと思う。何十年も社会の先輩なわけで、悪いアドバイスされないし、やっぱり身近に相談先があると負担が軽いよね。わたしは面接終わったら最寄り駅のホームから必ず母に電話してました。どんな手ごたえでも。
嘘はつかない方がいいけど、言わなくていいことは山ほどあると思う。
面接の前にはその辺をきちんと整理して、その会社モードになってから受けてました。
それからコツとかでもないんだけど、答えづらい質問は熱意と素直さで返すのがいいと思いました。具体的には「人からの評価は努力次第で変えられると思うため、辛い仕事も乗り越えていけます!」とか「周りの大人が意見を聞いてくれる環境だったので、今思えば恵まれた環境にいてありがたかったと思います」とか。
そうだ。前後しますけど、説明会も座談会も、面接されるくらいの気合で行ったほうがいいです。実際リク面だった事があります。逆質問は10個くらい考えていくと30分なんとか持ちます!
金融は逆質問が多く、後半はあまりにも質問したいことがなくて、IRとか株主向け資料とかも読んでました。結構面白いよ。
就活ノートは見開きで1社使ってたんだけど、1ページ目の上半分はHPとかパンフをみて、気になったこと書いたりしてました。社員さんの名前もなんとなくメモしてた。
服装なんだけど、金融だけどスキッパーブラウスも、ストラップパンプスも怒られたこと無かったです。要するに悪目立ちせず、清潔感があれば大丈夫なんじゃないかな?
ただ、スキッパーは襟の内側にファンデがついてる人がたまにいて、それがめっちゃ目立つので、大事な面接はノーマルな襟で行ってました。最寄り駅まではボタン開けといたら一緒やしね。
そういや前髪も途中で切ってぱっつんだったけどセーフ。眉マスカラもしてた。ラメ入りのシャドウもちょっと使ってたし、浮かなけりゃなんでもいいんじゃない?誰もみてなかったと思う。
後はなんだろう、スケジュール帳は無難に黒のビジネス用が使いやすかったな。社員の前で出す機会あるし、見られても恥ずかしくないやつがいいとおもう。
スケジュール書く時は①会社名 ②日時と所要時間 ③場所と最寄り駅 ④持ち物の有無 は書くようにすると便利。持ち物はない時は必ず「無い」って書こうね。これで前日に焦りました。
スーツのポケットにはシャーペンとボールペンを、挿しておくとまあめちゃめちゃ便利なのでおすすめします。超使う。見られても恥ずかしくない普通のデザインのやつにしよう。
ウエットティッシュは持ってると何かと使える。靴とか鞄とか汚れてたらすぐ拭けるから最高。常備してました。っていうか御社が毎回くれた。超ありがたかった。
何か、また思い出したら付け足そう。
就活通して思ったことは、自分の強みは、毎日ほんとに苦もなく使えてる普通のスキルの事だってこと。意識して、無理して、人のまねしてやってることだと、どんなに耳障りのいいことでも売りにならないと思います。
わたしなら「工夫を惜しまない」事なんだけど、例えば就活中も面接の受け答えとかワードに一覧でまとめて管理してたら知らない間に10000字書いてたり、待ち時間のカフェで見やすく経営理念まとめてみたり、ESの表現は常に考えたりしてて、「これ」が私の強みか、って気づきました。
毎日実感してると強い。
ほんとにありとあらゆる場面で使ってるから、自信もって言えたのが大きい。
大切なのはオンリーワンの強みじゃなくてもよくて、実感の伴うものであること。まじで誰でも工夫なんてしながら生きてるんだけど、自分は全く苦もなく楽しんで自然にやってるとこが強いんだろうなって思えたから迷わなかった。
リーダーシップなら「またまとめ役やってるけど最高に楽しいわ」とか。
わたし、人からは結構「人当たりがいい」とか、「社交的」っていうのも言ってもらえるんだけど、それはなんていうか、演技してやってる節があって、一生懸命気合入れて「そう」なんだよね。スイッチオンって感じ。これって「できる」ことではあると思うんだけど、自分のアピールポイントにするには弱いと思ってる。所詮他人の真似してるだけだから、素でコミュ力のあるひとには絶対ここじゃ見劣りするし。ちょっと疲れちゃうし。
なんていうか、そういうことだと思う。
結局志望動機なんかみんな似たようなことになるんだけど、はじめっからみん就をパクるのと、試行錯誤の末に似ちゃうのは全然喋る時の説得力が違うと思う。
自分が納得してないことは上滑りする気がするなあ。
だから就活終わった人は無償なのに志望動機とか自己PRとか公開しちゃう訳だと思う、何の損にもならないから。パクられたところで痛くも痒くもないわけ、その人自身がそれを言うから効果があるってこと忘れちゃダメだと思う。
しんどいと見えなくなるけど、たぶん就活は面白いです。こんな21とか22の学生の話を色んな企業の偉い人が聞いてくれたり、そもそも色んな企業の中身を見れるんだから、わたしにとってはまじで面白かった。
もちろん落ちたとこもあったけど、ダメだった企業はほんとに合わなくて、上手くいったところは初めから上手くいく予感があったので、そういうことじゃないのかな?
実は、9月の頭に自分の進路を決めて、他の内定先に辞退の電話をしました。6月1日に内定もらっておいて、まあ3か月引っ張ったんだよね。どう考えても迷惑なやつだ。でも、どの会社の人事の方も、すごく惜しいと言ってくださって、それはわたしが今後もしかしてお客様になったり、お取引先になったりするからなわけだけど、そういうところまで好きだな、受けてみてよかったなって思えました。貯金に余裕が出てきたら、資産運用はここかあそこでやろう、絶対に。
そして就職先には不安しかないけど、譲れない軸があって選んだところなので、頑張ろうと思います。
高校生のわたしじゃ想像もしてなかったことだけど、社会に出るときがもう目の前にきてる。めちゃめちゃ面白いよね。