天才伊藤浩士先生の末の世の憂鬱ブログ

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 13日の朝刊で朝日新聞が、漂着している木造漁船の乗組員は工作員ではない、とする記事を書いていました。

 脱北者からの情報でも、漁船を利用したのは20年以上前であり、今はそのようなことはしていない、軍のナンバーを持っているのはそれがあると漁に出易いからであるに過ぎない、として工作員だスパイだと騒ぐのは見当違いだという内容でした。

 当たり前の話です。工作員やスパイがモロに分かるかたちで、のこのこ漂着してくるはずがありません。尖閣事件の時でも、海上保安庁の船に体当たりした漁船の船長は工作員だと日本人の世論は沸騰しましたが、世界の常識からすればバカも休み休み言えという感じの議論でした。

 スパイや工作員はそのむ道のプロなんですから、一目で怪しいと分かるような船に乗って白昼堂々とやってくるなどといったことは在り得ません、ましてや白骨化して日本に漂着するスパイがいるでしょうか。外国のテロ事件を見ていても、テロリストはそれと分からないように入国しています。

 朝日新聞が漂着漁船は工作船ではない、軍のナンバーは看板に過ぎず、多い漁獲量を狙って遠征してきている漁師であるという当たり前のことを事実として述べた場合に、日本人の愛国者たちはどのように言うのか。

 朝日新聞は朝鮮日報日本支局だから、(註・朝鮮日報は韓国の保守系の新聞ですがどうした訳か日本人の間では北朝鮮の新聞とされています)常に北朝鮮の側に立っている、そこが工作船ではないと言っているのだから、これは工作船であると断定できると言うはずです。

 もしも朝日新聞が、これは在り得ないことですが、漂着の木造船は工作船であると書けば、今度は朝日新聞ですら工作船としているのだから絶対に間違いないと言うでしょう。

 これは推測ではなく前例があります。日頃は朝日新聞は慰安婦の記事で吉田清治氏の手記を訂正したから嘘しか書いていないと言っているのに、強制連行は245人しかいなかったと当時の朝日新聞の記事にあるから、これは絶対に間違いないとネットの日本人は言い出します。

 朝日新聞に限らず、まともなマスコミがどのような正確な取材に基づく事実を提供しても、今の日本人は自分たちに都合の良いようにしか受け取らないので、情報をマスコミが提供する意味そのものが無くなってきているように思えます。

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