村野瀬玲奈の秘書課広報室

　　

これは日本国と日本人によくある行動傾向・思考パターンについて考えるうえでヒントになる指摘だと思ったので記録します。



大日本帝国軍従軍性奴隷制度と被害者救済のためのアクションをめぐる日韓両国の外交交渉においても、次のような裏合意があったことが韓国側での検証で明るみに出てきました。（別の記事で改めて取り上げるべきところですが、メモ。）



これを盾にして日本側は官民あげて、大日本帝国軍従軍性奴隷制度の現実と被害者のなめた辛酸を歴史から消し去ろうとし続けて、被害者側が被害を語り継ぐことにすら居丈高に非難の刃を向け続けています。日本語のツイッターを見ても、大日本帝国軍従軍性奴隷制度の現実と被害者のなめた辛酸を歴史から消し去ろうとして発言している本当に多数の者たちの口汚さと冷酷さは本当にひどいものです。現在の日本の多くのマスコミの論調も、それほど口汚くないだけで、内容はあまり変わりません。

これも、意識不明の女性をレイプしたと名指しされると「あれは合意だった」と開き直る男と、先の戦争を侵略と指摘されると「アジア解放のための戦争だった」と糊塗する行為と通底しています。

このような歴史修正主義は世界の多くにみられるものですが、日本国と日本人には特に顕著にみられる悲しい悪しき習性であるという仮説をここに提出しておきます。

加害者本人が自分の蛮行を自己弁護したり言い逃れしたりするのは、本人の性格が歪んでいると考えれば、同意はもちろんできませんが加害者本人からしたらそう開き直りたくなるのだろうと想像はつきます。しかし、自分が実行したわけでもない戦時中の大日本帝国軍従軍性奴隷制度をそこまでして弁護したりなかったことにしようとしたり被害者を中傷したりする日本国と多くの日本人の態度はそれと共通して、かなり致命的です。

日本人が政治権力の不正や蛮行に怒り、それらの被害者に心を寄せる人々であってほしいと私は日本人に望んでいます。

しかし、それがかなわないなら、日本国と日本人は冷酷で卑劣な加害者とその支持者として世界に記憶され、歴史の審判を受けるのではないでしょうか。これは私の心からの心配です。

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