2017年12月18日

島式ホームの設置(前編)【カーペットレイアウト】

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島式ホームのキットを購入してから何も手を付けずに1年が過ぎてしまった。

本当は完成品を買って気楽に済ましたいのだが、HOゲージでは欲しいと思うような製品がないので仕方なくキットを組み立てるか自作するしかないのだ。

数少ないキットの中で唯一これだと思ったのはこのイーベルの島式ホームであった。
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レイアウトでは時代を平成に設定しているが、このタイプなら昭和時代後半に作られたタイプなので今でも至る所で見ることが出来るので丁度いい。

基本セットでは20m級車両3両分ぴったりの長さだ。
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しかし、当レイアウトでは4両編成分の長さがほしい。

イーベルからは2両分の延長ホームも発売されているが、当レイアウトでは残念ながら5両編成分のスペースがないので、延長ホームを買っても1両分使うか少し切断して1.5両分使うしかない。

1両分使っても4両編成がギリギリという感じなのでもう少し余裕をもって1.5両分使うことになるが、切断面の処理が難しそうなので却下。

結局、延長分は2mm厚のプラ板とH字形断面プラ棒を使って自作する羽目となった。
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ホームの下の構造はH鋼を使った延長ホームによく見られるタイプである。

基本セットと違う側面にしてホームに変化をもたせるのが狙いだ。

H鋼は都合よくエバーグリーンから発売されていて、今回は2.5mmのサイズを使用した。
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H鋼の端は実物に習って斜めにカットしてある。

また、地面との接地部分の土台は2mm厚のプラ板を削って表現した。
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あとは塗装と小物類の取り付けをすればなかなかいい感じのホームが仕上がりそうである。(後編につづく)
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posted by 浜村鉄也 at 23:23| Comment(0) | 簡易レイアウト(小物など)

2017年11月26日

架線柱を終端部用に改造する【カーペットレイアウト】

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電車が走行するレールの端には架線をしっかりと受け止める専用の架線柱や設備が必ずあるはずなのだが、なぜだかHOゲージはもちろん、Nゲージですら市販されていない。

このことは昔から気になっていたので、仕方なく普通の架線柱を改造してそれなりのものを作ることにした。

元となるのはKATOの複線架線柱。

終端部の架線柱にはいろいろ種類があるが、これを使えば最小限の加工で作ることが出来ると思ったのだ。

他に支柱用に直径3.5mmのプラスチック製のパイプを用意する。(同じ太さの丸棒が無かったため。)
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コンクリート柱に付いているガイシは不要なのでカットする。

終端部用の架線柱はビームの部分で架線を支えるので中間にある架線柱よりも高さが低い。そのため、架線の位置にビームがくるように高さを測って足の部分をカットして長さを調整する。

さらに、架線柱の土台の穴は柱の形状に合わせて丸ヤスリで丸い穴に加工した。
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ビームに付いているガイシややぐらなどもカットした。
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ビームはちょうど半分に切断。
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切断したビームを柱に仮組みして、なるべく等間隔に隙間なく取り付けられるようにカットして微調整するのだが、これがかなりやっかいな工程であり、不器用な僕はストレスを感じたw

そのままでは柱の穴に差し込む部分が1つ足りないので余ったビームから切断して使うことにした。
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終端部の架線柱は架線によって強く引っ張られるので、このタイプの架線柱だと支柱を付けなければならない。

支柱はパイプを利用したのでパテで穴埋めして角を滑らかに削る。

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柱に支柱を30度の角度で接着。

ちなみに、支柱には約1mm幅に切った0.2mm厚のプラ板を巻きつけて支柱取付バンドを表現した。
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これだけでは接合部が少なすぎるので、支柱取付バンドに合わせて0.2mm厚のプラ板で作った接合カバーを接着して強度をつける。
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柱と接合カバーを塗装。

支柱取付バンドは下手に目立たせないほうが良さそうだったので塗り分けはしていない。
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ビームを接着する。

これでだいぶ形になってきた。もうすぐ完成だ。
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カーペットレイアウトの地面に加工した架線柱と現物合わせしてから架線柱の土台を接着する。
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他の架線柱と同様、上からパンチカーペットを被せた。
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加工した架線柱を差し込んで完成!
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このまま固定して使う分には問題ないのだが、この部分は使う度に収納するボードとなるので架線柱は付け外しせねばならない。

架線柱の土台の穴を大きめに削っておけば付け外しの際、架線柱に無理な力が加わらないので破損させるリスクが少なくなるだろう。
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やはりエンドレールの端には終端部用の架線柱がよく似合う。
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電車の引き立て役として欠かせない必須のアイテムだ。
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posted by 浜村鉄也 at 18:37| Comment(0) | 簡易レイアウト(小物など)

2017年11月19日

鉄道模型の収納【HOゲージ】

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今まで鉄道模型は適当に段ボール箱に入れたりして放置していたが、車両が入っている紙箱は大きすぎるのであっという間に満杯になってしまった。

そんな訳で車両のケースをコンパクトにしようと思ったのだが、Nゲージと違ってHOゲージには別売りの車両ケースが極端に少ない。

100円ショップのダイソーで車両ケースに使えそうなグッズを探してみたところ、A4サイズの書類ケースが使えそうなことが判明した。
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このケースにはフタもついていて、20m級車両なら4~5両、タキやコキなどのボギー貨車なら6~7両、ワムなどの2軸貨車なら10~11両収納出来る。

下にプチプチを敷いておけば緩衝材にもなるし車輪が固定されるので、ある程度傾けても車両が転がって動くこともない。

プチプチの下には車両に付属していた説明書やインレタなどを入れておいた。
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車両は横にしないで車輪を下にして入れるため、出し入れの際に無理な力が加わることもないのでパーツの破損などのリスクも少ない。

何よりも車両を出し入れする際にストレスがないので面倒くさがり屋の僕にとってはちょうど良い。

しかも、収納スペースは半分かそれ以下になるのも嬉しい。
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一方、市販品にも一つだけ気になる商品があったので買ってみた。

キャラテックの20M級車両ケース7両用である。
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ウレタンも付属していて車両には優しいようだが、出し入れするときに意外と面倒で、ダンボール製なので箱のフタも90度以上開けると破損の原因になるとか使い勝手も悪い。
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今後は安価で使い勝手が良くて実用的なA4書類ケースを買い増ししていくことにした。

さらに車両ケースをまとめて収納するのには大型の収納ケースもあったほうが便利だ。

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一部はカーペットレイアウトの収納スペースにも置いてある。
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HOゲージの機関車は重いので上記の車両ケースにまとめて収納することは不向きだ。

もっと丈夫なプラスチック製のケースがあれば収納可能だが、機関車はそんなに数は増えないと思うのでそのまま元箱に収納するか、ホコリよけカバーのついたカーペットレイアウトのメインボード上に展示しておくことにしたい。




posted by 浜村鉄也 at 09:46| Comment(0) | HOゲージ