みなさま、こんにちは。
先日、結婚したばかりの姪っ子から祝い返しと礼状が届きました。
あんなにも小さかった彼女がもう結婚するようになるなんて。
いつの間にそんなに時間が経ってしまったのやら・・・この20年あまり、私の方はちっとも成長していないのに、子どもというのは確実に大きく、大人になっていくのですね。
何度考えても不思議な感じがします。
私の頭の中では今でも小さく可憐なままの姪っ子。
これからの長い人生を、できることならだんな様と仲良く、末永く幸せに暮らしてほしいなあと思います。
ところで「仲良く幸せに」結婚生活を維持するのって、意外と大変ですよね。
どこのご家庭のどなたにも、きっとそれぞれの「夫婦円満の秘訣」というものがあるのだろうと思うのですが、我が家の夫のそれはちょっと変。てか、かなり変。
夫が言うには、
「男なんてな、「犬」やと思っといたらいいねん。
「頭のいい犬」とちゃうで。「頭の悪~い犬」な。
そう思っとけば腹も立たへんやろ?」
だそうでして。
なので、夫によれば、夫婦円満のための妻による有効な秘訣とは、
「まずエサ!とにかくエサ!おいしいごはん!
ごはんをくれる人が一番やねん、男にとっては!
あと、とにかく「ほめる」こと!
いいことしたら、「よーし、よし!」ってめっちゃ褒めるねん!大げさに!
んで、悪いことしたら、その場で叱る!
「後で言おう」、とか言うのんは無し!
あの時どうしたこうした、あんなこと言った、こんなことされた、なんてことは男は覚えてられへんねん!」
えーっと。
あまりにも堂々と言われたので、私もその時は「へえー。」って言ったのですが、
今になって思うと、ツッコミどころが満載って感じがします。
百歩譲って、仮にこんな「秘訣」であっても、たとえばこれが「先輩主婦」のどなたかから聞いたのであれば、私も「ほほー。なるほどー。」と頷けたかもしれませんけれど、これ、夫が自分で言ってますからね、「頭の悪い犬」って。
「いいんかいな、それで。」
って言うのが正直なところ。
だいたい、そんなにも「ごはん」が大切なんだとしたら、もっとお料理上手な人と結婚したらよかったのに。
しかも褒めろとか叱り方がどうのとか、「めんどくさいねん!」とも思います。いい大人なのにさ~。ふんっ。(←あかん)
で、そんな夫との結婚生活のある日の思い出。
我が家では、帰宅時間の遅い夫が最後に入浴することになるのですが、
夫が蛇口を閉めると、たまに「中途半端」になっていることがありました。
きちんと閉めてくれないと、水が滴ってカビの元になりますから、毎回注意するのですがなかなか改善されなくて、その度に私はきぃ!と怒っていました。
で、ある朝。
歯磨きをしている夫の後ろで、私が浴室のドアを開けると、そこにはぴちゃん、ぴちゃんとシャワーから落ちる水が。
私が思わず「あっ!」と声を上げると、
背後の夫がダダーっと逃げ出しました。歯ブラシをくわえたまま。まさに脱兎のごとく。
で、そんな風に逃げられたら、私も言うしかないじゃないですか?
「こらーっ!」って。
んで、朝っぱらから、歯ブラシをくわえたままの夫と追っかけっこをしていたら、そのうち夫がソファの上にででーん、と仰向けに横たわって動かなくなったので聞きました。
「なにやってるの?」って。
そうしたら夫が、仰向けのままで言いました。
「降参、降参!降参のポーズやで!
犬はお腹見せたら、降参ってことやねん!
だからもう怒ったらあかんねんで!」
私は心の底から「むっかー!」としたので(実はちょっとおかしかったけど)、
「犬と結婚したつもりはないんですけどっ!」
と言って夫の鼻を、「ぎゅうぅぅぅっ」とひねっておきました。
「お腹見せたら、もう怒ったらあかんのにぃ・・・」と鼻をさすっている夫の顔には、はっきりと、「この程度で済んでよかった~♪」と書いてありました。
大学の同窓であった夫との結婚生活は、どうしても「同級生」だった関係性が抜けなくて、毎日がこんな風にドタバタとしています。しっとりと落ち着いたご夫婦に出会うと、「どうやったらあんな風に・・・」といつも憧れの気持ちを抱くのですが、私たち夫婦がそんな風になれる予感は1ミリたりともいたしません。
姪っ子夫婦がこの先、どんな風に家庭を築いていくのか興味津々ですが、まかり間違っても夫にだけは、夫婦円満の秘訣なんかは聞きに来ないでほしいなあと思います。(言われなくても来ないと思うけど!)
ちなみにもちろん私にも「夫婦円満の秘訣」というのがございます。
次回は、夫のそれよりは少しは「まとも」なはずの私の「夫婦円満の秘訣」についてお話しできればいいなあと思っています。
今年も残すところあとわずか。
この1年も私が細々とブログを続けてこられたのは、ひとえにみなさまのおかげです。
毎回ひどい駄文ばかり、お付き合いいただくのも申し訳ないくらいですけれども、みなさまとの交流が楽しくて、やっぱり「はてな」っていいなあ、楽しいなあとつくづく思います。
来年もみなさまの素晴らしい記事を楽しみに、私も今しばらく、「はてな」の住人でいたいと思います。
どうぞ引き続き、よろしくお願いいたします。
今年も本当にお世話になりました。
どうかよいお年を。
おまけ。
この記事の下書きを読んだ夫が、
「”秘訣”でもなんでもないな。「頭の悪い犬」って・・・これ、俺の自己紹介やん。」
って言うので、今、夫婦で大笑いしています。
みなさまの年の瀬も、笑いで満ち満ちていますように。