自作キーボード Helix 用うすうすパームレストを作る

自作キーボード Advent Calendar 2017の24日目に載せるつもりだった記事です。

最近、Helixという自作キーボードキットのGBを行いました。参加頂いた方ありがとうございます!知らなかったという方も、2次募集を考えていますのでよろしくお願いします。

さて、Helixを知らない方に一言で説明すると、ロープロファイルスイッチを使用した「うすうす自作キーボード」です。

スイッチも薄いのですが、コントローラーをキースイッチの横に置いたので全体的に薄くなっています。

一般的なキーボードはキートップが少し高い位置にあるので、長時間のタイピングには手首の負担を軽減するためのパームレストが必要になってきます。

Helixはうすうすキーボードですので基本的にパームレストは無くても大丈夫なのですが、テスターの方のフィードバックでは「パームレストが無いと机が固くて痛くなる」という話が出ていました。

個人差もあるところだと思いますが、作者としては見逃せません。

そこで、うすうすキーボード専用のうすうすパームレストを作ることにしました。

材料

手が触れるところはやはり本革が良いだろうということで、たまたま持っていた端切れを使うことにしました。

Helixと革

本革といってもいろいろありますが、ザラザラし過ぎず、ツルツルし過ぎない物を使いました。

これをそのまま使っても滑ってしまいますので、滑り止めを何にしようか考えましたが、Twitterでネオプレン(クロロプレンゴム)がいいよと教えて頂いたのでホームセンターでクロロプレンゴム製の滑り止めゴムを購入してきました。

製作

ここからはレザークラフトの要領で作っていきます。

レザークラフトの道具
使っていく道具たち

仕上がりはHelixと同サイズにしたかったので、革とゴムシートをやや大きく切り出します。

カットされた革

ゴム糊を使って2つを貼り合わせます。

ゴムのりを革に塗っている
要換気です

仕上がりサイズに4方をカットします。

カットされた革
ゴムがグニャるので切りづらい

ネジ念という道具を使い、縫い合わせる位置をマーキングしていきます。

マーキングされた革

菱目打ちを使い、針を通す穴を開けます。

ヒシ目打ちで穴を開けた革

ロウ引き糸を使って縫い合わせていきます。

糸で革を縫っている

 

ヘリ落としという道具で革の角を落とします。

ヘリを落としている

ヤスリで革のフチ(コバといいます)をならします。

コバをやすりでならす

トコノールというワックス入りの仕上げ材を塗り、スリッカーで磨きます。

革とトコノールとスリッカー

ということで完成しました。

まとめ

自分で言うのもなんですが、想像以上の仕上がりで満足しています。

革とゴムの相性が不安だったのですが、思いのほか馴染んでくれたので良かったです。革の質感とゴムの柔軟性が合わさって、柔らか過ぎず固過ぎず、良い質感になったと思います。

あんまりキーボードとは関係ない話でしたが、最後まで見ていただきありがとうございました。

投稿者:

ないん

30半ば過ぎで突然電子工作にはまりました。

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