第94回東京箱根間往復大学駅伝(来年1月2、3日)で4連覇を狙う青学大の原晋監督(50)が29日、「箱根駅伝文化」の存続を求めて、ほえた。箱根駅伝を運営する関東学生陸上競技連盟は、今大会から日本陸連の「競技会における広告および展示物に関する規程」にのっとり、手袋とハチマキに学校名、ロゴを入れることを制限。原監督は決定を受け入れつつも、学校愛や競技の魅力を表す象徴を廃することに対し、「時代の流れに逆行している。駅伝界にとって不幸な出来事」と訴えた。

 29日、午後4時。区間エントリーが発表されると同時に原監督は真っ先に「おかしくないですか」と怒りをぶちまけた。矛先は、今大会から決まった手袋、ハチマキの学校名やロゴの制限について。「駅伝は母校の絆をもって、動いている。それを、ハチマキにロゴを付けたらいけない。手袋にロゴを付けたらいけないというのは、時代の流れに逆行している。非常に陸上界、駅伝界にとって不幸な出来事。腹が立ってしょうがない」と話した。

 日本陸連の規定は、競技の際に宣伝物を身につけることを制限している。関東学連は前回大会まで、この規定を厳密には適用していなかったが、日本陸連の方針に基づき、10日の監督会議で各校に順守するよう告知した。その場で意見した原監督は、説明されて決定を受け入れていた。この日の原発言を受け、関東学連関係者は「いったん理解してもらったのに、なぜ今日、反対の発言をしたのかが理解できない」と困惑した。