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議会にCCCの営業マン? 各地で炎上する“ツタヤ図書館”…和歌山市でも補助金注ぎ込み中身カラッポ!?

[2017年12月30日]

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海老名市・ツタヤ図書館の内観。緑で囲った書架の部分はすべてボール紙でできた中身が空洞の“ダミー本”。同図書館が「中身空っぽの箱モノ行政」と批判される象徴でもある(撮影/海老名市民・南室勝巳)

お洒落なカフェで雑誌や本読みながら、ゆったり寛げて「サイコー!」と喜ぶ若者も多い 通称“ツタヤ図書館”。だが反面、社会教育機関としての図書館を重視する良識派の市民にとっては「機能を破壊する悪の帝国」となっている。

一体、なぜCCCが運営するツタヤ図書館はそこまで嫌われるのか――?

図書館の“一等地”である1階部分を蔦屋書店が占拠する一方、フロアの奥側のスペースには古い料理や実用書を大量に配架。手の届かない高層書架に貴重な地元の郷土資料を棚上げし、お洒落な雰囲気を醸し出すため中身空洞の本の空箱(ダミー)を壁面高層部分に大量配置。また書店方式の独自分類で本を探しにくい…等々。

開館当初、大混乱をきたした神奈川県・海老名市はじめ、ツタヤ図書館の悪評をあげ出すとキリがない。図書館が最低限守らなければならない個人情報すら、Tカードを貸出カードに使うことで漏洩(ろうえい)リスクが高まると不安視する声も根強い。実際、海老名市ではTカード付図書貸出カードを作ったら「知らない会社からDMが届いた」という事例も報告されている。

にも関わらず、この12月15日には和歌山市でCCCが運営する新図書館の計画が議論もなくスンナリ決まった。反対派住民を押さえ込む“市民不在”の議会戦術(前々回記事参照)や、多賀城市・ツタヤ図書館(宮城県、2016年3月開館)で露呈した内部文書(前回記事参照)を見るにつけ、和歌山市でも最初から「TSUTAYAありきだったのでは?」との疑念が湧く。事実、その根拠になるネタには事欠かない。

例えば、今年5月に発表された基本設計を担当したのは、代官山蔦屋書店を手がけた設計事務所アール・アイ・エー。同事務所は、海老名市立図書館の大規模改修や多賀城市立図書館も担当しているため、その時点で「CCCに決まっているのでは」と囁かれた。

5月に開催された教育委員会の会議録では、図書館の条例改正案の部分だけが、なぜか「非公開」とされた。この時点でCCCの名前が出ていたから非公開にしたのではないかと勘ぐる声も出た。

和歌山市議会の中には、武雄市の樋渡啓祐前市長と親密で「まるでCCCの営業マンみたい」と地元で揶揄(やゆ)されるほど“ツタヤ図書館推し”の議員がいることはつとに有名だ。ある市議会関係者はこう話す。

「賛成した議員の中に、武雄の例を挙げて、何年か前に『すばらしい図書館がある』んだと。和歌山市の図書館は休館日もあるし開館時間も短い、そこに学ぶべきではないかという一般質問をされた方がいました。その議員さんが『ぜひ武雄のやり方を学んでほしい』と議員全員に呼びかけ、武雄の図書館に詳しい人を呼んで学習会も開きました」

そこで、そう噂されている当のご本人で、現在、和歌山市議会の広報委員長を務める戸田正人市議を直撃すると、こうコメントした。

「自分は指定管理者制度を推進して効率的な行政をめざしているだけで、決して『CCC推し』などではない。議員の勉強会に(指定管理者を選定するプレゼンでCCCと競合した)TRCの幹部を呼んできているくらい公平な立場だ。

(候補決定から選考までの)期間の短さは全く問題ではない。1社ではなく、業界の代表的企業が出てきて提案を戦わせた結果、優れたほうを選んだということ。公開プレゼンを実施したのは、かなり透明性が高まったのではないか」


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