ブラック企業という言葉はすっかり浸透し、労働環境の劣悪な会社を「ブラックだ」と評するのも珍しくなった。過労死などの事件が起これば、世間はその企業を痛烈に非難するが、ブラック企業をブラックたらしめているのは、企業の体質だけではないかもしれない。
慶應義塾大学特任准教授の若新雄純氏は12月28日放送の「モーニングCROSS」(TOKYO MX)で、「ブラック企業を作っているのは消費者と取引先」という考えを語った。安い料金で金額以上の質の高いサービスを要求する消費者こそが、ブラック企業を作り出しているという主張だ。
「無料・安い金額で物凄く良いサービスを受けられるのが当たり前になっている」
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