異世界で魔王を倒してきた元勇者ですが、こちらに戻ってきても就職口がありませんでした。

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投稿者: 朝樹  [2016年 10月 31日 19時 57分] ---- ----
一言
続編(多分続編が本編)がせっかくローファンタジーにあるんなら、一緒じゃダメだったんですか?
剣から姫と娘が出た時点でローファンタジーに入れる理由はあると思うけど。
本編面白いから勿体ない。純文学にそれほどこだわる理由も分からないですけど。どっちでも良いならまとめてもらった方が読む方にはありがたいかも。続きが探せなかった人ってそれが理由?
(=`ω´=)    [2016年 10月 31日 20時 16分]
続編はあくまでこの作品を読んで、続きを所望した方々の声に応じる形で、完結後かなり時間が経ってからようやく書きはじめたものですからねえ。

最初から長編として構想をしていたら続けて一つの作品にしたんでしょうが、最初はここで終わりの予定だったので、今から後づけな理由で繋げることもありません。

この作品と続編とでは、同一の設定で物語的には連続するように作ってはいるのですけど、テーマや作品としてのカラー、方向性など、様々な仕様が根本から異なる別の作品だと思っています。

純文学にこだわるというより、この作品についていえば設定とラストシーン以外は徹底したリアリズムの技法で書いていますし、このリアリズムというのはファンタジーとは対極にある概念なわけで、この作品をローとはいえファンタジージャンルに入れることは、読者を騙して「産地偽装」ならぬ「ジャンル偽装」をしている気になるので、作者としてはかなり抵抗があります。
投稿者: かなん  [2016年 10月 30日 20時 09分] ---- ----
一言
なんでキレてんのか全然わからん
これくらいのショートストーリならファンタジー要素だけで留まってるしかといって恋愛がメインでもないのだから別に純文学でもいいだろ
そもそもなろうはハイファンタジーとローファンタジーがごちゃごちゃになりすぎてるし何にそこまでこだわってるの?
投稿者: 七沢ゆきの  [2016年 10月 29日 12時 33分] ---- ----
一言
お聞きしたい部分は最初の感想の中に入っております。

以下引用

問題はこれが異世界転生の亜種であり、運営はジャンルカテゴリの中に「異世界転移・転生」というものを作っていることです。

規約の抜け道を探し、日刊に入るのが文学ですか?

純文学について論じられたエッセイも拝読しましたが、それならば本来のジャンルである「異世界系」で純文学を追求すれば宜しいのではないのでしょうか。

作品について判断するのは作者でなく読者です。ペーパーバッグ作者であったラヴクラフトは現代では一種のジャンルの教祖となっています。あのエッセイの言質を借りればラブクラフトも純文学でしょう。

ならば、ご自身のジャンルに帰り、読者がどのようなジャッジを下すか募ればいいのではないのでしょうか。

作者が読者に主題を読み取ってもらえず「こうなんだよ!わかれよ!」と説明することほど滑稽なことはないと思います。

引用ここまで

この日本語、そんなに難しいでしょうか…?
それにご自身でファルスという言葉を使われたから、私はどちらの意味で使われたのかなーと思っただけです。
逆に知識がないのは読み取れなかった私の方です。
(=`ω´=)    [2016年 10月 29日 13時 37分]
〉問題はこれが異世界転生の亜種であり、

亜種ではあるが、「そのもの」ではありません。

作中、異世界転移は過去のものであり、「設定上はそうである」という前提で物語が進行するだけで、実際に「異世界転移」を行うシーンは含まれておりません。

ラストシーンにおいてあるキャラクターがこちらに転移にしてきていますが、「なろう」の規約上、主人公以外のキャラクターが転移する場合には「異世界転移・転生」のタグをいれる必要はないということで、ジャンル変更もいませんでした。

〉規約の抜け道を探し、日刊に入るのが文学ですか?

抜け道を探したおぼえはありません。

この作品はジャンル変更以前から「純文学」ジャンルに登録しており、再編成の際にも上記の理由により変更の必要がないことを確認したのでそのまま放置しているだけです。

日刊とかポイントとかに関しては、
「わたしにいわれてもなあ」
としか思いません。
作品を評価したのは、わたしではありません。
それに、わたしは不特定多数の読者の評価をないがしろにするほどの野暮ではないつもりです。

実際問題として、そのまま放置しておいて誰が困るというのですか?

それとも、この結果が気に食わないからといって、この作品にポイントを入れて強化してくださった方一人一人を探し出して、
「その評価は不当なものです!」
と取り消すようにお願いして説得して回りますか?

別に止めやしませんが、他者の価値観を否定する上、大変に無礼でで悪趣味な行動だと思うので、やめておいた方がいいかと思いますよ。

この作品は何年も前に書きあげてそのもまま放置していたものです。
そんな作品が今になって浮上してきて、わたし自身が驚いているくらいです。

別に信じていただかなくても結構ですが、わたし、書いている最中はともかく、書きあげた作品へはあまり強い関心を持たないタイプなんですよね。
書きあげるまでの作業自体が楽しいのであって、そのあとの評価とか結果にはあまり興味はないんです。
むしろ、変に目立った結果、こうしてややこしいことになって大変に迷惑をしているくらいです。

〉純文学について論じられたエッセイも拝読しましたが、それならば本来のジャンルである「異世界系」で純文学を追求すれば宜しいのではないのでしょうか。

余計なお世話です。
あなたにはあなたの価値観があるように、わたしにはわたしの価値観があります。

以上でご質問にはすべて答えられたかと思います。

以下、おまけ。

いっちゃあなんだが、ポイントだの評価だのにそんなに神経質になる必要はないのではないでしょうか?

どうやらわたしがポイント目当てに強引に純文学に居座っているとお思いのようですが、そんなことをしていったいどれほどの得があるのでしょうか?

だって、「純文学」なんて過疎ジャンルでしばらく上位にいたとしても、得られるポイントはせいぜい数十から数百程度ですよ。
書籍化がかかっているとか、現金が貰えるとかのなんらかの見返りがあるのならばわたしだってもっと必死になったのかもしれませんが、現状、わざわざ「純文学」ジャンルに居座ってもメリットらしいメリットはないかと思います。

常識で考えてみましょう。
なろう界隈の日刊トップ作品は、は毎日数千ポイントを平喘と稼いでいます。
そんな中に、数十から数百の、おはなしにならないほど少ないポイントを稼ぐために、こんなに風当たりが強いのににもかかわらず、わざわざマイナーなジャンルに居座っているとすれば、そのメリットはいったいなんですか?

繰り返しになりますが、別に信じてくれなくても構いませんが、わたしはポイントの「数量」にはあまり関心はありません。
ただ、どのような形であれ、わたしの作品を評価してくださった読者の方々一人一人の気持ちとか志については、大変にありがたいと思っています。
わたしに突っかかってくるのは別に構いません。
が、そうした、読者の方々がしてくださった評価を軽んじる言動については大変に不快に思っています。

ポイントなどの工作を疑うということは、つまりはポイントを入れてくださった読者の方々、一人一人の判断と見識を疑うということになります。
そういうことであると、どうかご自覚ください。
投稿者: 七沢ゆきの  [2016年 10月 29日 12時 05分] ---- ----
一言
知識の開陳をありがとうございます。メジャーどころがお好きなんですね。
モビィ・ディックなら存じ上げていますので、白鯨と注釈を頂かなくても大丈夫ですよ。わざわざありがとうございます。
ファルスは隠喩でお使いですか?直喩でお使いですか?

もちろん重力の虹レベルなど求めていません。これは隠喩です。

聞いてばかりでは失礼なので…私はキリマンジェロの雪、トニオ・クレエゲル、ホワイト・パレスなどが好きです。いつまでもどこか迷っております(笑)

ところで私の感想の中の枝葉末節を切り取り、ご自身に引き寄せて語られてしまっては文学の中でも私小説になってしまいますよ。

もちろん強制ではありませんが、できれば質問に答えていただければと思います。
それこそが文学談義の醍醐味ではないでしょうか?

いつまでも深い森の中を迷っているものとしては、作者さまのようにきっぱりと道を提示される方が羨ましいのです。
(=`ω´=)    [2016年 10月 29日 12時 28分]
ええと。
ご迷惑でなければ、といわれましてもね。

こちらは多少乱読の気があるだけのただのじじいでして、ぶっちゃけていってしまえばそんなに頭がよくありません。
道楽として読んだ書いたりするのはそれなりに好きな方ですが、小難しい文学理論などに通じておりませんし、知識だってそんなに持っていないと思います。
現に、暗喩だの隠喩だのを含んで回りくどいいい方をされても、書かれた内容をそのままに解釈して頓珍漢な返答しかできておりません。

あなたがなんらかの情報を欲しいるのであれば、実際にそれがなになのか、もう少し馬鹿にでもわかるような形で訊ね直してくださいませんでしょうか?

それと、文学談義に関していえば、わたしなんぞよりももっとふさわしい相手が他にいくらでも居るかと思いますよ。
投稿者: 七沢ゆきの  [2016年 10月 29日 03時 30分] ---- ----
一言
ボルフェス、ピンチョン、カフカ、安部公房。エッセイの方でも繰り返されていますが本当に読まれていますか?
純文学(あえて定義する)中でもかなりメジャーな方ですが、ほかにお好きな作家、作品はありますか?

私としては申し訳ありませんがこの作品が重力の虹などに比肩するとは思いません。

だからといって純文学ではないと否定することはしません。つたなくても文学を志し、きらきらと光る何かを内包する作品も純文学ジャンルにはあります。

問題はこれが異世界転生の亜種であり、運営はジャンルカテゴリの中に「異世界転移・転生」というものを作っていることです。

規約の抜け道を探し、日刊に入るのが文学ですか?

純文学について論じられたエッセイも拝読しましたが、それならば本来のジャンルである「異世界系」で純文学を追求すれば宜しいのではないのでしょうか。

作品について判断するのは作者でなく読者です。ペーパーバッグ作者であったラヴクラフトは現代では一種のジャンルの教祖となっています。あのエッセイの言質を借りればラブクラフトも純文学でしょう。

ならば、ご自身のジャンルに帰り、読者がどのようなジャッジを下すか募ればいいのではないのでしょうか。

作者が読者に主題を読み取ってもらえず「こうなんだよ!わかれよ!」と説明することほど滑稽なことはないと思います。
(=`ω´=)    [2016年 10月 29日 11時 01分]
「作中で以前と非日常的なことが起こる」という共通点があるとということと、それに世間的な知名度があるということでこうした作家の名をあげさせていただいております。
個人的な趣味でいえば、ポンテンペルリやイタロ・カルヴィーノ、マルセル・エイメあたりの軽妙さ、洒脱さの方が好きなのですが、これらの作家は日本ではイマイチ知名度がないようなので。

読んでいるのかいないのかというお問い合わせにつちいては、一応普通に読んでいますよ。
ただし、読んだのがたっぷり十年以上前のことになりますから、記憶が結構あやふやな部分もありますが。
カフカなんかは、短編よりも「城」、「アメリカ」などの長編の、あの理不尽なまでの長々しさ、読んでいる途中でどうにも退屈して何度も投げ出そうと思いながらも結局は読破してしまう不思議な読書体験の方を、内容よりも鮮明におぼえているような気がします。
似たような感触を得た作品としては、作風は全く違うけど「白鯨」、新訳版では「モビー・ディック」とされる作品に近いものがありました。
あれも長くて全体の筋なんか結構どうでもよくて、そのくせ細部の記述ばかりがやけに鮮明な、どうにも奇妙な作品でしたな。

ピンチョンについての印象を述べるのなら、世評も高く大変に立派な作家であるということには同意できるのですが、わたし個人の好みからいうとちょっと「硬い」。
なんといっていいか、ユーモアの成分が薄いような印象を受けました。
対比として出すと、カフカなんか仲間内で行っていた自作朗読会のときは常に笑に包まれていたといわれて、それは「変身」などの短編を訳文で読んでも「一種のファルス」としても読めるということが了解できるわけです。
ピンチョンは、ちょっと生真面目にやりすぎるところがあって、不遜を承知でいわせてもらえば、これまで名をあげた作家の中では、一番好みではありません。

「重力の虹」には及ばないって、そりゃ当然じゃないですか。
ピンチョンレベルの作品がホイホイかけるのなら、今頃わたしはこんなところに作品を発表していません。
なんらかの原因で過剰な期待をしていたのなら「残念したね」としか、お声のかけようがありません。
正直に申しまして、わたしをはじめとするそこいらのweb作家にピンチョンレベルを求めるのは、ごく普通の通行人を捕まえて「百メートルを五秒以内で走破しろ!」と強要するのと同じくらいの無茶振りだと思います。
そのような非常識な要望には、逆立ちしたって応じることはできません。
投稿者: たか〜〜し  [2016年 10月 28日 01時 52分] ---- ----
一言
否定的な僕の意見に対しての丁寧なお礼の言葉嬉しく思います。しかし、勘違いさせてしまったようなので訂正させて頂きます。
娯楽性の中に芸術性が同居する事を僕は忌避してはいません。人にによっては大衆性の中に芸術は生まれないという考えの方もいるのでしょうが、僕は娯楽性の中にも突き抜けた感性が見られれば芸術性を感じます。そういった表現は避けて感想を書いたつもりです。娯楽性が高いから芸術性は無いといったことを言ったつもりはありません。しかし、娯楽性=芸術性では無い事は確かです。確かに娯楽性が云々と語っていました。僕が言いたかったのは、あなたの小説で評価されている部分は娯楽性にあって、芸術性では無いのだと感じたから純文学として投稿しない方が良かったのでは?という事を言いたかったのです。同じテーマで主人公設定を何気無い一般人に移した時この小説はどれだけ評価されるのか疑問です。僕がこの小説に潜む美しさに気付け無かっただけかもしれません。元勇者という派手な存在が何気無い日常に舞台を置くという設定が新しくて面白いのです。この設定はイルミネーションのように眩しいのです。しかし、派手なイルミネーションは光の対比によって草木の影を濃くします。その中で草木の美しさに気付く事は難しいと思います。この場合、何気無い、草木、生命の持つ美しさを表現するのが純文学作品であると思います。これは純文学では無いと評する方が多いのもその為だと思います。設定が面白いのだからそこを評価して貰えるもっと相応しいジャンルがあるのだと思います。
あなたはこの小説の中にも芸術性を感じて、娯楽性にのみとらわれずその内にある芸術性を見出してもらいたい為に純文学をジャンルとして選んだのだと思います。(と、思う事にします)なので純文学にするな。とは言いません。前回書いた「純文学に新しく触れる方達にこの作品を純文学と思って欲しく無い」これは本心ではありますが所詮独りよがりな考えでただの希望ですので気にしないで下さい。あなたは論理に優れた人だと思います。主人公も論理的に考え舞台の上で淡々と生きていきます。心理描写も丁寧で自身が舞台の中にしっかり入って中から見て聞いて考えて話を書けてると思います。嗅覚、触覚については書かれていませんでしたが。しかし、主人公という人格を練り込む作業が弱く感じました。9割作者さんの思考で主人公が喋っている感覚です。舞台の中に入るだけでは無く主人公の辿って経験した事そこから生まれた価値観、考え方を全て広げて自分の内面に(表面的でなく)憑依させていないからこの特殊な経歴をもつ主人公にしか無いと言える感情というものが生まれていないのではと思いました。そのために主人公の心理描写に深みが感じられません。僕も小説を書いていた事があります。まだ言語化されていない異端とも思える屈折した深層心理をリアリティと説得力を持たせ書きたかったです。しかし、自分とは異なる思考をもつ異端なキャラクターを自分の内面に作り出せなかったです。この主人公ならこう考えるだろうと論理的に考えることしか出来ませんでした。矛盾のある思考では無かったと思いますがその主人公でしか生み出せない感情というものを書けなかったと思います。これでは深層心理の深みを書けないと思いました。
ドロップアウトした人の葛藤や苦悩というテーマから純文学というジャンルを選んだ様ですが多くの人が辿るであろう思考であり、読者に気付きや、驚きを与えるものでは無く芸術性は感じられませんでした。
僕は・・・僕はと何回言ったか分かりませんが全て僕個人の考えと希望です。僕の感想を読む事で純文学の敷居が高く感じられるかもしれません。僕は純文学は敷居が高くあって欲しいと思います。そして純文学好きの多くの人はそう思っていると思います。せめて純文学というジャンルで投稿するなら、純文学を書こう。という意志から生まれた作品であって欲しいです。
ともかく作品自体は否定しません。言葉の引き出しも多いし丁寧に書かれていて設定も面白いです。ただ純文学という選択の一点のみ言いたい事を言わせてもらいました。そして、純文学の価値観をあなたや、この感想を読む第三者と共有したく思ってこの場を借りる形となってしまいました。m(_ _)m
投稿者: Nikora777  [2016年 10月 27日 11時 49分] ---- ----
良い点
面白い!
描写が丁寧でドキドキワクワクと言うのとは違うんですが続きが気になる面白さです。
気になる点
淡々としてて起伏に乏しいところ?
一言
文章量と情報量の詰まったテキストで読み応えがあります。 続き楽しみにしてますね。
投稿者: たか〜〜し  [2016年 10月 25日 22時 26分] ---- ----
一言
感想3連チャンですいません。感想書く前に自分で考えをまとめずに勢いで書いてしまい言いたい事が足りなかったです。
僕の思う純文学は文芸の可能性の追求、単純な文章表現の美しさ、そして人間の心理の深さの中に芸術性が生まれるものだと思います。
純文学に新しく触れようとする人がこの作品を読んで、これが純文学かぁと認識してもらいたく無いのです。
そしてジャンルの選択によっては作品の評価を落としてしまうものです。この作品を純文学のコンクールに出したら評価されないと思いますが、娯楽小説として出せば評価されるかもしれません。
作者さんがせっかく面白いストーリーを考えたとしても、これは純文学では無い。と切り捨てられてしまうのは作者さんも本意では無いと思います。
あとストーリー設定をそのまま説明してしまっているタイトルも芸術性を損ねている気がします。もっとかっこつけてもいいのでは無いかと^_^
(=`ω´=)    [2016年 10月 26日 17時 41分]
詳細かつ丁寧な長文の感想をどうもありがとうございます。
ただ、この内容であれば、該当作品の感想欄に書き込んでいただいた方が適切かと思われるのですが、今からいっても詮ないことになりますな。

内容として頷ける部分が多いのですが、ふたつばかり書かせていただきたく思いますが。

ひとつは、この作品に限らず、わたしは芸術性を目的として執筆をする姿勢を持っていないということです。
わたしにとって重要なのは、構想中、執筆中の作品に対して、どうのように作ればいいのか真摯に考えることのみです。
それは特定のテーマであったりモチーフであったりするわけですが、それを表現するためにはどういったストリー、構成、文体その他の造作を設定し作りこめばいいのか。
極論をいってしまえば、そうしたことしか考えていません。
芸術性、文学性をうんぬんについていえば、作品が完成したあとに、あらためて点検してから、
「うん。
そうした要素も出ているな」
と思う程度です。
その作品にとってなにが最善であるのかを考えるのがまず第一にあり、芸術性とか文学生について思いを馳せるのは二の次三の次です。
この優先順位が逆転をすることは、わたしの方法論としてはありえません。
「なろう」でのジャンル登録についても、執筆中から考えはじめて執筆完了後に一番適切であると思えるものを選択しています。
(長々しい連載作品においては、スケジュール的な都合によりこの限りではありませんが)

もうひとつ気になるのは、たか〜〜し様はどうやら娯楽性とは芸術性が同一作品内で同居した状態を忌避しておられるようですが、わたしの価値観でいえば、正直に申しまして、どうしてその両者が同一作品内で両立をしてはいけないのか、まるで理解ができません。
無理に両立をさせようとした結果、作品のクオリティが損なわれて面白くなくなるようでしたら、これはもう批判を受けてもしかたがないわけですが、どうやらこちらの文章を見る限り、たか〜〜し様はそうは受け取られていないご様子です。
実際問題として、娯楽性と文学性、あるいは芸術性が同一作品内で両立していて、なにか困ることがあるのでしょうか?

ともあれ、今一度、丁寧な感想をいただいたことに対する礼をいわせていただき、この項を締めくくらせていただきます。
投稿者: たか〜〜し  [2016年 10月 25日 21時 51分] ---- ----
一言
感想2連チャン申し訳ないですm(_ _)m
作品は面白く読めました。文章も上手でお手本になるような文章だと思います。
ここの純文学作品は純文学と言えるのか?みたいな作品は多いです。ただ、あなたの作品はランキング上位にあったので読んでコメントさせて頂きました。
純文学の定義は難しいですよね。
だからこそみんなに見て頂ける形で批判めいた文章を書いてしまいました。すいませんm(_ _)m
投稿者: たか〜〜し  [2016年 10月 25日 21時 45分] ---- ----
一言
僕も純文学は妥当では無いと思います。純文学は芸術性に重きをおくものです。心理描写も捻りがなく特別な魅力がなくありふれています。文章の構成にも捻りがありません。ストーリーで読ませる文章であり、心理描写や情景、文章作りに読者を引き込ませる魅力は感じられませんでした。ラノベに近いと思います。ジャンル分けには読者の為にあるものだと思います。純文学が好きな方に読んで貰いたいから純文学をジャンルに選びます。純文学かどうかは感性によるものなので絶対違うとは言えないとは思います。だけど感性によるものだからこそ読者が純文学と感じれないならそれも1つの意見として大事にするべきだと思います。純文学が妥当では無いと思う理由としては僕一人の感性では弱いかもしれません。しかしレビューを見ればわかると思います。この作品にいい評価を書いてる人はこの作品の芸術性を誰も褒めていません。
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