酔いどれ小町

飲みにいけるアイドル総監督/卯月りんの酒飲みブログです。 住んでいる浅草をベースに日本酒について、勉強した事や情報、おすすめの日本酒、5秒でできる即席つまみなどを紹介します。

【2017年版】感涙必須!美味しいおすすめ日本酒ランキング10《後編》

さて、私が2017年飲んできたなかで、「これは!!!!」と思ったおすすめの日本酒のランキング《後編》です!

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おさらい…の前に、皆様前編を見てくださり有難うございます!!コメントとか感想とか全部見ております!ありがとうありがとうありがとう!ブログとかやるの初めてだったけどこれから頑張っていこうと思えました!

以上、後編に入ります~!
はい、大前提として自分の実際に飲んだ日本酒の中から、「本当に美味しかった日本酒」のみを泣きながら紹介します。


最近は飲んでも無いのに紹介している記事も多いので…。この記事は全て飲んだ上で書いている事を保証します。また手に入れられそうなお酒を多めに列挙しました!

そしてあまりにも荒ぶりすぎて、文字数多くなってしまったので、《前編》・《後編》と分けています。

今回は、第5位から第1位まで!日本酒は5本ずつご紹介しておりますので、まだ飲んだことが無いという方はぜひこの機会に!!

ちなみに《前編》はこちらから。

それでは第5位からです!どうぞ!!!

第5位『風の森 秋津穂 純米大吟醸』@油長酒造

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奈良県の南部、大阪府奈良県との県境に聳える金剛葛城山系の麓の奈良県御所市にある「油長酒造」http://www.yucho-sake.jp/)は、享保四年(1719年)創業。


タイトルの『風の森』の由来は、近くにある旧高野街道 「風の森峠」から。この峠には古事記、日本書記にも登場する風の神を祭る風の森神社があります。
そしてこの「風の森峠」をとり囲むように広がる水田で栽培される「秋津穂」を使ってお酒を造ったのが『風の森』の始まりです。

『風の森』といえば有名なのは微炭酸
なぜ微炭酸ができるのかというと、もろみ発酵由来の自然の炭酸ガスがお酒の中に溶けており、そのため口に含んだ時にプチプチとした優しい発泡感ができます。

実は今まで、空けたら直ぐに飲んでしまい、『風の森』=微炭酸のお酒と思っていたのですが、ホームページによると開栓数日後が本当の飲み時だそう。

  え!!!そうなの??!!

全然知りませんでした。今まで飲んでいた『風の森』はなんだったのか。じゃあ早速、飲みきりたいところを寝かせてみました。

1日目は、プチプチとしたフレッシュな口当たり。そうそう、これが『風の森』
そして数日寝かせてみると、炭酸はなくなり、お米由来の豊かな味わいと、果実のような(これは梨?)香りや酸味が!はぁ~これが本当の『風の森』。ふむふむ知りませんでした。

 

総括。『風の森』は微炭酸を感じられるお酒で有名で美味しいけど、1日目、2日目、3日目で味が変化する楽しみを持っている、なんともお得なお酒でした!

 

第4位 『満寿泉 貴醸酒』@枡田酒造

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皆さま、「貴醸酒」というお酒を飲んだことはありますか?実は私、「貴醸酒」というお酒があることを今年初めて知りました…!!!

 

まだ「貴醸酒」を知らない人と、その存在を知らなかった可哀想な私のために、「貴醸酒」の説明から始めますね。

そもそも「貴醸酒」とは、要は仕込み水の代わりに日本酒を使うという贅沢な造りの日本酒です。

そうなんです、かなり贅沢なお酒です。きっと貴族しか飲めません。だって貴醸酒の「貴」は貴族の「貴」。

どうして贅沢かというと、もう美味しい日本酒が出来あがっているのに、それを元に日本酒を造るんです!ざっくり言うと「貴醸酒」を造るのには、「日本酒」を造るより2倍のコストと2倍の時間がかかっています。だってせっかく造った日本酒を元にまた仕込み始めるんですよ!さすが貴族、考えることが違います。

 

そして味はですが、どの「貴醸酒」かなり濃厚な甘口のお酒に仕上がります。
見た目は蜂蜜のような琥珀色…!とても綺麗。なんて優美。他のお酒で例えると、上品な甘口は貴腐ワインのような味わいです。
実は私、ワインでは貴腐ワインアイスワインのようなお酒が大好物。これ、美味しくないわけ無いじゃないですか…!!!

 

そんな「貴醸酒」を造っている「枡田酒造」(http://www.masuizumi.co.jp)は、富山県富山市に位置し、「美味しいものを食べている人しか美味しい酒は造れない」がモットー。素晴らしい社訓です。しかし、それ故、日本酒も新鮮な素材を活かす事が求められます。
富山県立山連峰からの膨大な雪解水が湾に注ぎ込み、富山では名物である甘海老やシロエビ、バイ貝、ホタルイカズワイガニが育つそう。 

甘エビ…

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また、あじ、さより、きすなどの小魚や、寒くなると捕れる寒ブリ、深い雪の下から芽吹く山の精気を蓄えた山菜の数々はまさに精神的な薬膳。 

寒ブリ

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それに張り合うようなお酒を造るのが、ここ枡田酒造の原点になるそうです。

 

飲み口は、甘味ととろみがありながらも後味はしっかり。まるで上等な貴腐ワインを彷彿とさせる味わいです。日本酒でこんな事ができるのね…!いや、これは凄い。びっくりです。

日本酒のイメージが一変すること間違いなしの1本なので、まだ飲んだことがないことはぜひ!

 

第3位 『美丈夫 特別純米酒』@濱川商店

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高知県安芸郡にある「濱川商店」http://bijofu.jp/)。

こちらも最近良く見るようになってきましたが、私、日本酒のラベルの中でこの『美丈夫』シリーズが一番好きなんじゃないかってくらい好きなんです。


え、かっこよくないですか?金色の満月と、墨で書いたようなモノクロのデザインがかなり素敵、かなりスタイリッシュ、かなりどストライク。

パッケージもラベル違いで複数あるのですが、それもこんな感じ。やばくないですか?!

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ちなみにホームページも馬鹿みたいにかっこいいです。本当に結婚してほしい、『美丈夫』。

bijofu.jp

さて、肝心の日本酒の中身のお話。「最高の米で最高の日本酒を造りたい」という思いから、酒米の最高峰である兵庫県産の山田錦を使用。
中でも特A地区指定の田んぼで収穫された酒米を使っているそう、こだわっていますね。
また、それだけではなく地元高知県で契約栽培されている「吟の夢」愛媛県「松山三井」など、それぞれの米の特性を生かした醸造にも力を注いでいるとのこと。

 

高知県のお酒は辛口が多いイメージがありますが、この『美丈夫』は辛口の中にもフレッシュな酸味とふわっと広がる旨味のバランスが抜群…!ふっくらとした米の旨みを持ちながらも、程よい酸味とキレの良さできれいな余韻が楽しめます。

ちなみに四国新酒鑑評会の純米酒部門で優秀賞を受賞したこともあるこの『美丈夫』は高知の方言で美男子、イケメンという意味だそう。

イケメン…

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※フリー画像でイケメンを探したら、私好みのイケメンがいなかったのでイケメンのライオンでお送りします。


なんだか『美少年』というお酒もありますし、日本酒はイケメン男子になぞられることが多いのでしょうか。さすが私が結婚したいだけあるお酒です。結婚して、『美丈夫』。

 

第2位 『九頭龍 大吟醸』@黒龍酒造

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第2位のお酒は、福井県吉田郡にある黒龍酒造」http://www.kokuryu.co.jp/)からの1本。
実はこの1本は、「世界で初めて造られた燗の大吟醸酒なのです!

もともと「燗」向きのお酒というの、純米酒のようなお酒が向いており、一般的には純米大吟醸や、大吟醸のようなお酒は燗で飲まれません。
いや、燗にできないわけじゃないんだけど、吟醸酒の美しい香りや、スッキリとした飲み口といった美点が失われるので、燗にするのがもったいない。こっちの言い方が正しいかもしれません。

 

しかし2004年、「黒龍酒造」は世界で初めて、「燗専用」の大吟醸酒を造りあげてしまいました。その試行錯誤の時間はなんと5年。長い。長すぎるんじゃないの。赤ちゃんが生まれたら5年あったらもう走り出してますし、小学校6年生なら高校2年生になってしまいます。反抗期です。


でも、その時間は妥協を一切良しとしない「黒龍酒造」らしいこだわりなんでしょうね。完成までには糖度やアルコール度、アミノ酸度などを調整し、温めておいしく感じる味覚成分を追及したという徹底ぶり。 

こちらは冷やからいただいたのですが、冷は、うん。そりゃあ美味しいよね。だって九頭龍の大吟醸だもん

そして燗。

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 ええええええええええええええええええええ!
香りは大吟醸特有の上品な華やかさが全く失われていません!そしてさらりとした辛口ながら、柔らかい旨みを感じる。熱燗業界の革命ですねこれは。

ちなみにこのお酒のパッケージは、ベルベットのような高級感のある黒のラベルなので、このお酒を持ってきてくれた方のあだ名はその日から『ベルベット兄さん』になりました。いや、あだ名になってしまうくらい印象的なお酒だったんです!

 

第1位 『金婚 純米吟醸 江戸酒王子』@豊島屋酒造

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このお酒は、東京都東村山市にある「豊島屋酒造」(http://www.toshimayasyuzou.co.jp)と、その販売に関わる親会社・「株式会社豊島屋本店」http://www.toshimaya.co.jp)が開発した「東京最古の酒造が造った純東京産のお酒」です!


この酒造、東京で最古を誇っているのですが、最古って何年くらいかな~と思いきや、始まりはなんと慶長元年(1596)の420年前!
すごすぎてびっくり。しかも、あの明治神宮神田明神に唯一の御神酒として納めている酒蔵だそう。神田明神といえばラブライブですよね。私は小泉花陽ちゃん推しです。

そしてさらにすごいのが、この「豊島屋」さんは、「地元で獲れた米を使って造られた酒こそ真の地酒だ」と、2020年の東京オリンピックパラリンピック開催に向け、「なんとかして東京産酒米を入手できないか」と考え、あれこれ手を尽くし八王子市の農家から酒造りに使えるキヌヒカリという米を手に入れられることに。

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と、東京産のお米なんてあったんだ~~~!


さらに「東京産酒米は確保することができた。酵母も東京と縁のあるものにできないだろうか」と考え探したところ、明治時代に醸造試験所(現在の酒類総合研究所)に「江戸酵母(サッカロマイセス・エド)」という酵母が登録されていることを知り、そこから試行錯誤をしてできたお酒です。

そ、そこまでしなくても…!といいつつ、「すべて東京!」と言えるのはこの試行錯誤があったからですよね…素晴らしい。

 

口当たりは、「んんんんん?白ワイン?」と間違えるような甘酸っぱい味。というのもアルコール度数は一般的な日本酒よりかなり低い13度台。甘味や酸味も非常に高く、日本酒度マイナス24、酸度5.1のかなりフルーティなお酒です。
私、こうゆうお酒大好き。大好物。なんなんだこの口当たり。


甘口のドイツワインにも似通った味なので、和食以外にも魚介をつかった洋食やフレンチに合うかなり魅力的な味に仕上がりました。

味もそうですが420年前からの老舗がオリンピックに向け、今も新しい味を求めて切磋琢磨されているという精神が素晴らしいですよね!

 

まとめ▼第5位   『風の森 秋津穂 純米大吟醸』@油長酒造
第4位 『満寿泉 貴醸酒』@枡田酒造
第3位 『美丈夫 特別純米酒』@濱川商店
第2位 『九頭龍 大吟醸』@黒龍酒造
第1位 『金婚 純米吟醸 江戸酒王子』@豊島屋酒造

 

はい!以上で、美味しいおすすめ日本酒ランキング10《後編》でした…!

いかかでしょうか。皆様が飲んだことのあるお酒、あったでしょうか?

名作として名が知れているものから、私自身今年新たに知ったお酒まで、幅広いジャンルでご紹介してみました…!皆様の新たな日本酒の楽しみになれば幸いです。

 

ちなみに、美味しいおすすめ日本酒ランキング10《前編》はこちらから

www.yoidorekomachi.com