サブキャリアの実力を検証!格安SIMオタクが教えるUQ mobileの使い勝手まとめ
テレビCMでもおなじみの「UQ mobile」はau回線を利用した格安SIMで、
- auのスマートフォン
- au VoLTEに対応したSIMフリースマートフォン
で利用できます。
数多くの格安SIM(MVNO)の中でも通信品質や速度はトップクラスに良いと評判が高く 「格安SIMアワード2017上半期 通信速度部門」で最優秀賞を受賞しています。
※引用:http://www.iid.co.jp/news/press/2017/062901.html
実際に筆者もUQ mobileを長く利用していますが、 大元となるau回線と比べても遜色ない安定した通信速度が出ています。
ただ「UQ mobileは本当に良いことばかりなの?」「何かデメリットは無いの?」と心配になっている方もいると思います。
今回はそんなUQ mobileの特徴や考えられるメリット・デメリット、実際の通信速度などをまとめてみました。
どんなプランなのかくわしく知りたい方や、乗り換えようか迷っている方は必見です!
目次
「UQ mobile」とは一体何?
UQ mobileはKDDIの子会社である「UQコミュニケーションズ株式会社」が運営しており、沖縄のみ沖縄セルラー電話の子会社「UQモバイル沖縄」という別会社で運営しています。
モバイルWi-Fiルーターでお馴染み「UQ WiMAX」も同じ会社が経営しており、ガチャピンとムックのイメージで長年に渡って愛されている会社です。
先ほども特徴で上げたように通信速度はトップクラスを誇り、辛口批評誌「家電批評」格安SIM部門ベストバイ・オブ・ザ・イヤー2016を受賞しました。
多くの利用者がいるため信頼性も高く、 2017年度 格安SIMサービス総合満足度NO.1(MMD研究所調べ)を獲得するのも納得です。
3大キャリアと「格安SIM」の違い
UQ mobileの話題に入る前に「そもそも、キャリアと格安SIMってどう違うの?」という方に、まず両者の違いを説明しましょう。
ドコモ・au・ソフトバンクの大手キャリアは通信量が高くなるものの、手厚い保証や通信品質が安定していたりと値段相応に充実しています。
一方であまり使わないオプションサービス加入が必須だったり、通話定額加入も半ば強制の状態です。
格安SIMでは、そのムダを省き毎月の料金を大幅に安くすることが出来ます。
しかし、 混雑時に通信速度が極端に遅くなったり、端末が故障したときに自分でメーカーに修理依頼を出さなければならず、もしもの時のトラブルや保障が弱いです。
UQ mobileを一言でいうと「格安SIMとキャリアのいいとこ取り」
上記の事情を踏まえて、UQ mobileは「格安SIMとキャリアのいいとこ取り」なサービスといえます。
UQ mobileは大手キャリアに近いサブブランドとして展開しているため、全国各地に実店舗を構えて乗り換えのサポートや修理サービスを受けることが出来ます。
またUQ mobileの速度については後述しますが、大手キャリアに引けを取らない速度を実現しています。
他社と比べて料金が少し高くなることや、2年縛りが追加されることを踏まえても、 両者のいいとこ取りをできるなら納得の行く料金だと思います。
一目で分かる!UQ mobileのおすすめポイント
この記事では、UQ mobileのメリット・デメリットを徹底的に掘り下げていきますが「とにかく早く結論が知りたい!」という方に、
- UQ mobileのメリット・デメリット
- 特筆すべきUQ mobile4つの魅力
を図解してみました。
「UQ mobileの特筆すべき4つの魅力」については、このままの流れで解説しましょう。
UQ mobileの魅力をまとめると、大きく分けて4つあります。
UQ mobileの特筆すべき4つの魅力
- 通信速度が安定して速い
- 通話定額プランと無いプランが選べる
- キャリアメールが利用できる
- 格安SIMでは数少ない口座振替に対応している
(1)通信速度が安定して速い
どの格安SIMでも共通の悩みとして「キャリアと比較した場合の通信速度の遅さ」が挙げられます。
スマートフォンの利用が増えるランチタイムや、通信量が増えてくる20時~21時台など混雑時に遅くなってしまいます。
スマホを使うときに通信速度が遅いと、写真の閲覧や動画の読み込みが終わらず長時間待たされることになりストレスが溜まります。
速い通信速度が使えることは毎月の料金と同じくらい重要なポイントですよね。
しかし、UQ mobileでは時間帯に左右されず本家au回線と遜色ない速度が出ている見解です。
筆者は2年以上メイン回線として利用してきましたが、使っていて通信速度が不満だったことは1度もありません。
(2)通話定額プランと無いプランが選べる
後ほどくわしくプラン内容についてご紹介しますが、UQ mobileでは使い方に応じて3つの通話プランから選べます。
UQ mobileの 3つの通話プラン
- 1回5分間の通話定額の付いた「おしゃべりプラン」
- 最大180分の無料通話が付いた「ぴったりプラン」
- 通話定額や無料定額のない「音声通話プラン」
筆者はプランの似ているY!mobileも利用していますが、こちらは通話定額プランしかないため、あまり通話しない場合は割高になりがちです。
UQ mobileではユーザーが自由にプランを選べるため損をしにくい仕組みになっています。
キャリアメールに近いアドレスが利用できる
格安SIMのデメリットとして「キャリアメールが使えない」と紹介される事が多いのですが、UQ mobileを契約すると「@uqmobile.jp」ドメインのメールアドレスが取得できます。
GmailやYahoo!メールなどのフリーメールアドレスはPCメールなので、送信先の受信設定によっては迷惑メール扱いとなりブロックされる可能性があります。
その点、UQ mobileのメールはキャリアメールに近いアドレスをもらえるので、設定を変えてもらわないと相手に届かない弱点が解消されます。
フリーメールより信用度が高く、プッシュ通知で届くので便利です。
格安SIMでは数少ない口座振替に対応している
格安SIMを申し込もうと思った時に「クレジットカードしか対応していなくて諦めた」という人の話も時々耳にします。
格安SIMでは支払い方法にクレジットカードを採用している事が多く、クレジットカードを持っていない人は申し込みできないパターンがほとんどです。
UQ mobileは数少ない口座振替に対応しており、クレジットカードを持っていない方でも契約可能です。
実例紹介!UQ mobileは3大キャリアとどう違う?
UQ mobileに乗り換えると、実際にどれだけ安くなるのか表にまとめてみました。
現在契約しているプランと比較してみて、どれくらい安くなるのか見てみましょう。
UQ mobileの料金プランを解説!
UQ mobileの料金プランは 「ぴったりプラン」と「おしゃべりプラン」が有名です。
ぴったりプランはプランごとに無料通話が増えていき、おしゃべりプランは全プラン5分以内の通話定額(国内通話)が付いてきます。
少ない容量を選ぶときは後者がお得ですが、長電話の回数が多い方は前者を選んだほうがお得な場合もあります。無料通話時間を超過した場合はどちらも30秒につき20円が掛かります。
高速データ通信量は最大2年間2倍に増量されます。プランSは2GB、プランMは6GB、プランLは14GB利用可能です。
プランS | プランM | プランL | |
---|---|---|---|
月額料金 ※1 |
1年目:1,980円
2年目以降:2,980円 |
1年目:2,980円
2年目以降:3,980円 |
1年目:3,980円
2年目以降:4,980円 |
ぴったりプラン無料通話 ※2 | 2年間最大60分無料
25ヶ月目以降30分無料 |
2年間最大120分無料
25ヶ月目以降60分無料 |
2年間最大180分無料
25ヶ月目以降90分無料 |
おしゃべりプラン無料通話 | 5分以内の通話が何度でも無料 | ||
超過時通話料 | 30秒につき20円 | ||
データ通信量 ※3 | 1GB→ 2GB | 3GB→ 6GB | 7GB→ 14GB |
制限時通信速度 | 上下最大200Kbps | ||
契約期間・解約金 | 2年間・9,500円 |
※1:スマトク割およびイチキュッパ割適用時の基本料金です。スマトク割は課金開始月から起算して25ケ月間割引が継続します。さらに課金開始月から起算して13ケ月間、イチキュッパ割として1,000円/月(日割り適用)を割り引きます。
※2:国内通話料(20円/30秒)の月間累計額から無料通話分を減額します。課金開始月から25ヶ月目、もしくはデータ高速+音声通話プラン、データ無制限+音声通話プランからプラン変更した場合は24ヶ月目まで、無料通話時間を2倍に延長します。
※3:課金開始月から起算して25ヶ月間、もしくはデータ高速+音声通話プラン、データ無制限+音声通話プランからプラン変更した場合は、その変更が適用となった月から24ヵ月間、データ通信量が2倍になります。
無料通話がないデータ高速プランとデータ無制限プランも選べる
UQ mobileでは、無料通話がない従来の料金プランも選べます。
データ高速プランは、3GBの高速データ通信量が付いて月額980円から利用できるため、最低利用期間のないデータ通信専用プランをお試しで契約するのにちょうどいいプランですね。
データ無制限プランは上下最大500Kbpsの通信速度で無制限に使い放題になるプラン。
通信速度はあまり早くないものの、SNSの閲覧やネットの閲覧であれば不自由なく使えるレベルの速度です。
データ高速プランよりも1,000円値上がりしますが、データ通信量を気にせず使えるので音楽ストリーミングや動画配信サービスなどを外でも思いっきり楽しめます。
音声通話機能をつけると最低利用期間1年が設定され、期間中に解約すると9,500円が発生するため要注意。
音声通話プラン | データプラン | |
---|---|---|
データ高速プラン
3GB |
1,680円 | 980円 |
データ無制限プラン
500Kbps 使い放題 |
2,680円 | 1,980円 |
キャリアとUQ mobileの料金を事例で比較!
UQ mobileの料金と大手キャリアや他社の格安SIMと料金を比較してみましょう。
比較条件として 1番安い通話定額プランを選んでいます。
比較条件
- 通話定額プランの時間指定アリ
- データ通信量は1番安い(容量が少ない)プラン
- 月額料金と2年間合計金額を比較
- ユニバーサル手数料などは考慮しない
UQ mobile
おしゃべりプラン |
Y!mobile
スマホプランS |
IIJmio
音声通話機能付き SIM |
au
スーパーカケホ |
|
---|---|---|---|---|
基本使用料 | 1年目:1,980円
2年目以降:2,980円 |
1年目:1,980円
2年目以降:2,980円 |
1,600円 | 1,700円 |
通話定額オプション | 基本料金込み | 基本料金込み | 830円 | 基本料金込み |
無料通話時間・回数 | 国内通話:5分
回数無制限 |
国内通話:10分
回数無制限 |
国内通話:5分
同一契約間:30分 回数無制限 |
国内通話:5分
回数無制限 |
ウェブ使用料 | 基本料金込み | 基本料金込み | 基本料金込み | 300円 |
データプラン名称
データ通信量 |
プランS
2GB(2年間) 1GB(3年目以降) |
スマホプランS
2GB(2年間) 1GB(3年目以降) |
ミニマムスタート
プラン 3GB |
データ定額1(1GB) |
データ定額料金 | 基本料金込み | 基本料金込み | 基本料金込み | 2,900円 |
合計 | 1年目:1,980円
2年目以降:2,980円 |
1年目:1,980円
2年目以降:2,980円 |
2,430円 | 4,900円 |
2年間合計 | 1年目:23,760円
2年目:35,760円 合計:59,520円 |
1年目:23,760円
2年目:35,760円 合計:59,520円 |
58,320円 | 117,600円 |
UQ mobileとの差額 | - | 0円 | +1,200円 | +58,080円 |
ソフトバンクのサブブランド「Y!mobile」と料金プランが似ており、無料通話時間以外はほぼ同じ条件です。
家族や仕事で要件だけ伝えるなら5分以内でも意外と収まります。
UQ mobileでは無料通話が付いた「ぴったりプラン」も選べるため、1回の通話が5分以上掛ける場合はこちらのほうがオススメです。
IIJmioでは基本プランに通話定額が付いていないのでオプションを追加しています。通話定額が長い人向けと短い人向けの2種類があるため、好みに応じて選んでみて下さい。
通常の国内通話と同一mioID間との通話で無料対象時間が異なり、同一mioID間であれば通話時間が長く設定されています。家族で長電話しても料金を気にせず通話が楽しめますね。
auの料金プランは通話定額とWeb使用料、データ定額料金が別々で掛かってしまうため、UQ mobileの2倍近い価格になっています。
例(1)4人家族Aさんの場合
UQ mobileを複数回線契約すると「家族割引サービス」が使えます。2回線目以降の月額料金が500円引きになり、
- プランSは1,480円
- プランMは2,480円
- プランLは4,480円
に値下げされます。
家族4人で利用しても1年目は1万円程度で、大手キャリアと比べると大幅に安く抑えられています。
しかし、 数枚のSIMカードを契約したとしても通信容量はシェア出来ません。データ容量を使い切った場合、それぞれデータチャージするまでは速度制限が掛かってしまいます。
自分が契約しているプランでデータ通信量が余ったときは、残量を翌月に繰り越すことができます。
父:プランS | 母:プランS | 娘:プランM | 息子:プランL | |
---|---|---|---|---|
月額料金 ※1 | 1年目:1,980円
2年目以降:2,980円 |
1年目:1,980円
2年目以降:2,980円 |
1年目:2,980円
2年目以降:3,980円 |
1年目:4,980円
2年目以降:5,980円 |
家族割引サービス | - | -500円 | -500円 | -500円 |
データ通信量 ※2 | 1GB→ 2GB | 1GB→ 2GB | 3GB→ 6GB | 7GB→ 14GB |
4名合計 | 1年目:11,920円 1人平均:2,980円
2年目:15,920円 1人平均:3,980円 2年合計:334,080円 1人平均:83,520円 |
キャリアとUQ mobile:通信速度・使い勝手の比較
筆者がauからUQ mobileに乗り換えてみて感じたのは、キャリア時代と比べても何一つ不自由なく利用できた事に驚きました。
乗り換える前に一度下調べをしていて、格安SIMは色々なデメリットがあることは知っていました。
格安SIMのデメリット
- 通信速度が遅くなりやすい
- トラブルがあったときにショップへ駆け込めない
- 契約手続きが面倒くさい
- 支払い方法がクレジットカードしか対応していない
しかし、 実際に乗り換えてみるとその心配は全く問題ありませんでした。
通信速度はauを使っていたときと変わらず、遅くなりがちなランチタイムでもサクサクと読み込んでくれます。
他社を利用していて遅いことは知っていたので、格安SIMにしたら速度は諦めないといけないと思っていました。
UQ mobileなら通信品質を落とすこと無く料金のみを下げることが出来ます。
対応エリアも広く、全国どこでもauの高速なLTE回線が利用できます。
もしものトラブルもUQスポット(UQ専売ショップ)に駆け込めば修理受付を行ってくれます。
契約前に不安なことがあればショップで料金プランの相談をしたり、取扱端末を事前にチェックできます。
また、今年から支払い方法が口座振替も対応したことで、クレジットカードを持っていない方でも契約できるようになりました。
格安SIMでクレジットカードに対応している会社は少ないので、貴重な選択肢となるでしょう。
契約手続きもネットやショップで簡単に行えるので、自分の都合に合わせて好きな時間で新規申込や機種変更が行えるのも大きなメリットです。
筆者一押し!UQ mobileのベストなプランはこれ
次に、筆者がおすすめするUQ mobileの通信プランやおすすめスマホとの組み合わせをご紹介しましょう。
一押しの通信プランは「おしゃべりプラン」「データ高速プラン」「データ無制限プラン」の3つ
通信プランでオススメなのは音声通話プランのおしゃべりプランと、データ通信プランの「データ高速プラン」「データ無制限プラン」です。
音声通話メインとして利用するなら5分以内の通話が何度でも無料になる通話定額がおすすめ。1番容量の少ないプランSでもプランLと同じ条件が受けられるのでお得です。
UQ mobileを試してみたい方、データ通信のみ利用したい人は「データ高速プラン」や「データ無制限プラン」がおすすめです。
最低利用期間や解約金がないため、試しに契約してみて通信速度や繋がりやすさをチェックするにはちょうどいいプランです。
使った人にしかわからない、UQ mobileのメリット・デメリット
実際に筆者がau回線をUQ mobileに乗り換えた時の良かったところ、逆に予想に反してイマイチだったところをまとめてみました。
一部ここまでの内容と重複する部分もありますが、これから乗り換えを検討している方は是非参考にして見て下さい。
使って分かる!UQ mobileの6つのメリット
UQ mobileのメリットは多数ありますが、特にオススメしたいポイントは下記の6つです。
オススメしたいUQ mobileの6つのメリット
- 通信速度がキャリア並に速いau回線を利用できる
- 家族割や学割で安く持てる
- データ繰り越しや高速・低速切換が簡単に行える
- 人気のiPhoneやAndroid端末を安く手に入る
- 全国にUQスポットや取扱店を展開している
- 支払い方法がクレジットカードだけではなく口座振替に対応している
それぞれの特徴をくわしく見ていきましょう。
(1)通信速度が安定している
UQ mobileのおすすめポイントでも挙げましたが、やはり「通信速度の速さ・安定性」は非常に大きなメリットです。
格安SIMでは朝・昼・夜の混雑時に速度が低下する傾向があり、特にお昼のランチタイム(昼12時~13時)の時間帯は下り1Mbpsを下回ることも多いため、正直なところ遅すぎてストレスが溜まります。
UQ mobileではキャリアと比較しても速い速度を維持しているため、時間帯問わず快適に使えるのが大きなポイントです。
筆者はこの速度の差をもっと色んな人に知ってもらうために、さまざまな会社のSIMカードを契約して通信速度を比較していますが、やはりUQ mobileがもっとも長い期間、安定して速度を維持しています。
下記はある一日のUQ mobileの速度を時間帯別に測定した結果です。
ping | 下り | 上り | |
---|---|---|---|
8:00~10:00 | 87ms | 67.66Mbps | 8.33Mbps |
10:00~12:00 | 88ms | 55.70Mbps | 6.67Mbps |
12:00~14:00 | 92ms | 23.45Mbps | 4.88Mbps |
14:00~16:00 | 84ms | 21.44Mbps | 7.61Mbps |
16:00~18:00 | 80ms | 24.80Mbps | 3.79Mbps |
18:00~20:00 | 82ms | 43.09Mbps | 4.02Mbps |
※2017年11月、筆者の自宅で計測
数多く契約している回線の中で一番メインで利用しているため、自信を持ってオススメできるサービスです。
また、下記はMMD Laboが2017年2月に主要MVNOの速度測定調査をした結果です。
※引用:https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1635.html
こういった客観的なデータを見てみても、UQ mobileがもっとも速い速度を記録していることが分かりますね。
(2)家族割や学割で安く持てる
UQ mobileの料金プランはそのままでも十分安いですが、 家族で複数回線を契約したり学生さんが契約すると毎月の料金から500円が値引きされます。
春になると格安SIMに家族で乗り換える方も増えてくるので、キャンペーンでお得に乗り換えられるのは嬉しいですよね。
購入する端末や契約プランによっては高額キャッシュバックなども行われているため、興味がある方は定期的にチェックしてみてください。
※引用:http://www.uqwimax.jp/lp/zerogakuwari/
追加情報として、UQ mobileは2017年12月8日に「ゼロ学割」というキャンペーンを発表しました。
これは、
18歳以下のユーザーが新たにUQ mobileを申し込むと、月額基本料金が「最大3か月無料」になるというものです。
※新規でぴったりプラン・おしゃべりプランに加入することが条件
Y!mobileが先行してリリースした「タダ学割」を追従するキャンペーンになりますが、通信速度・使い勝手に対して割高なUQ mobileのメリットを解消してくれるものといえます。
(3)データ繰り越しや高速・低速切換が簡単に行える
その他にもデータの繰り越しや高速・低速通信の切り換え、専用アプリでデータ通信量をすぐに確認できることなど、データ容量の管理がキャリア契約時代よりもやりやすく感じました。
人気のiPhoneもセット契約できたり、公式でテザリングに対応しているため今使っているiPhoneを再利用することもできます。 乗り換え費用を少しでも安くしたい方は中古端末の購入も視野に入れるといいでしょう。
(4)人気のiPhoneやAndroid端末が安く手に入る
UQ mobileでは人気のiPhoneやAndroid端末など、セットで購入できる端末の種類が豊富です。
以前はau回線(周波数)に対応したSIMフリーモデルが少なく、セットで購入できる端末は種類が限られていましたが、 現在は22種類(2017年11月現在)から自分の好きな端末を組み合わせて契約できます。
最近はAndroid端末も魅力的な機種が増えてきていますが、普段から使い慣れたiPhoneを利用したい方でも引き続き使用できるのは嬉しいですね。
(5)全国にUQスポットや取扱店を展開している
UQ mobileは公式サイト以外にも、全国にあるUQスポットや取扱店舗で契約手続きや機種変更、修理受付などが行なえます。
格安SIMはまだまだ一般に普及しておらず、周りに聞ける人がいなくて困っている人も多いのではないでしょうか。
店舗で行うことでスタッフが親切丁寧に教えてくれるので、不明点がある方も安心して申し込めます。
ライバル会社のY!mobileと比べて店舗数が少なかったものの、 今年からauショップの一部をUQスポットに変えたり家電量販店で専用コーナーを設けています。
UQスポットや取扱店舗は公式サイトの「 販売店舗一覧」からチェックできます。
(6)支払い方法がクレジットカードだけではなく、口座振替に対応している
以前はUQ mobileもクレジットカード(と一部のデビットカード)のみ対応でしたが、2017年9月7日(水)から銀行口座振替に対応しました。
諸事情により、クレジットカードが持てない(持たない)という方も多いのではないでしょうか。
実を言うと筆者もずっと現金主義でクレジットカードを持っていなかったので、口座振替で申し込みできるのは大変助かりました。
UQ mobile:5つの注意点・デメリット
その一方、UQ mobileやau回線特有のデメリットもいくつか存在します。
以下の5つがデメリットと言えるでしょう。
UQ mobileの5つのデメリット
- 利用できる端末や相性が存在する
- 月額料金やデータ通信量が契約期間によって変動する
- 他社の格安SIMより割高、2年縛りが付いている
- 選べるプランの種類が少ない
- 通信回線がLTEしか掴まない
(1)利用できる端末の制限や相性が存在する
格安SIMのほとんどはドコモ回線を使用した物となりますが、UQ mobileはまだまだ珍しいau回線を使用した格安SIMです。
ドコモ回線の格安SIMではSIMロック解除不要で利用できますが、auVoLTEに対応した機種を使う場合はSIMロック解除が必須になります。auVoLTE非対応機種の場合はロック解除不要です。
この対応・非対応の状況やSIMカードの選択が初心者では難しく、対応機種状況を見てもイマイチ分かりにくく感じました。筆者は家電量販店でスタッフの方に相談してから乗り換えましたが、あまりくわしく無い方は混乱すると思います。
端末の相性や正しいSIMを選択しないとUQ mobileを使えないので注意してください。
(2)月額料金やデータ通信量が契約期間によって変動する
UQ mobileイチオシの「おしゃべりプラン」「ぴったりプラン」は一見するとお得に見えますが、契約金額によって割引額や利用できる高速データ通信量が変動するため分かりにくさもあります。
公式サイトの注釈にも小さく書かれていますが、 最安値のイチキュッパ(1,980円)で利用できるのは最初の1年間のみです。
13ヶ月目(1年1ヶ月目)以降は月額料金が1,000円アップします。
また、 データ通信量も同様に2年間利用した後は半減してしまうため、長期間利用する想定の方はお気をつけ下さい。
(3)他社の格安SIMより割高、2年縛りが付いている。
これは、UQ mobileが充実した設備と速度安定性を持った代償といえるでしょう。
「おしゃべりプラン」「ぴったりプラン」は通話定額や無料通話が付いているため、他社の同容量プランよりも割高に設定されています。
UQ mobileは良くも悪くも大手キャリアと格安SIMの中間のような存在で、キャリアと格安SIMの良い所と悪い所をそれぞれ取り入れたようなプランになっています。
キャリアと同じく2年縛り(自動更新)が付いているため、 更新月以外に解約もしくは他社に乗り換えた場合、契約解除料として9,500円が発生します。
(4)選べるプランの種類が少ない
他社の料金プランと比較すると選べる種類が少なく感じました。
先ほども紹介した「おしゃべりプラン」「ぴったりプラン」のプランS、プランM、プランLの3種類と、データ高速プラン(3GB)、データ無制限プラン(500Kbps使い放題)の5種類から選ぶことになります。
シンプルな料金プランで迷わないのは良いことですが、もう少しデータ容量の選択肢を増やしてほしいものですね。
mineoでは容量別に500MB、1GB、3GB、6GB、10GB、20GB、30GBと多数の容量から選択できるので、自分に合ったプランが探しやすいです。
あと少し容量が足りない時はデータチャージでも対応できますが、後から追加すると割高になるため大容量プランもあると助かります。逆にもっと容量の少ないプランもあると選びやすいかもしれません。
(5)通信回線がLTEしか掴まない
UQ mobileではLTE回線しか掴まないため、 地方に行ったときや電波の届きにくい地下に入った時に電波を掴まなくなる可能性があります。
現在は3GエリアよりもLTEエリアのほうが広いため、3Gを掴んでもあまり意味がないそうです。
そもそも auのLTE回線は人口カバー率99%とかなり広くサポートしているので圏外になることは滅多に無いかと思います。
UQ mobileのメリット・注意点まとめ
ここまで説明してきたUQ mobileの3大キャリアと比較した評価/メリット・注意点を再度まとめてみました。
UQ mobileにはメリットも多いですが、au回線やプラン特有のデメリットがいくつか出てきましたね。
特にデメリットはあまり取り上げられる機会が少ないので、この記事で初めて知ったという方も多いかもしれません。
格安SIMでは安さだけではなく、通信速度やサービス、サポートなどをまとめて満足できるかが重要です。
安いからといって安かろう悪かろうではストレスが溜まってしまいます。
やはり、 安くてもストレス無く快適にスマホを利用したい方はUQ mobileが一押しだと考えています。
UQ mobileを契約したほうがいいのはこんな人!
上記のメリットやデメリットを踏まえた上で、以下に当てはまる方にオススメします。
UQ mobileをオススメするのはこんな人!
- いつでも快適にサイト閲覧や動画視聴を楽しみたい
- 通話を多く掛ける方
- 学生や家族みんなで格安SIMに乗り換える予定の方
- 今使っている機種がauのiPhoneの方
大手キャリアから乗り換える場合でも、キャリアと変わらず全く問題なく利用できるのは意外でした。通信やサポート面で不満を感じることがないため、格安SIM初心者にもオススメできる会社です。
この通りにすれば安心!UQ mobileの申込手順を解説
それでは実際にUQ mobileオンラインショップを使って申し込んでみましょう。ここでは画面のキャプチャと一緒に操作方法を見ていきます。
もし「申し込みは自分でできる!」という人がいたら、下記から公式オンラインショップで申し込んでみましょう。
端末を選ぶ
現在UQ mobileオンラインショップで購入できる端末は全部で15種類。
人気のiPhoneやHUAWEIやASUSのAndroidスマートフォン、慣れ親しんだケータイタイプまでさまざま。
この中から欲しい端末を選びます。
UQ mobileオンラインショップで購入できる全15端末
【iPhone】
- iPhone6s
- iPhoneSE
【 Android】
- P10 lite
- AQUOS sense
- ZenFone 4
- arrows M04 PREMIUM
- AQUOS L2
- ZenFone 4 Selfie Pro
- DIGNO® V
- DIGNO® W
- nova
- BLADE™ V770
- LG X screen
- arrows M03
【ケータイ】
- DIGNO® Phone
(1)iPhone 6s / SE
人気のiPhone6sやSEがUQ mobile向け端末として登場しました。
最新のiPhone 8やXと比べると性能は劣りますが、今でも現役で使えるスペックや手頃な値段で購入できることもあり、UQ mobileの中でも1番人気があります。
現在他社のiPhoneを利用中の方でUQ mobileに乗り換える予定の方は、これまでのアプリデータや操作感も変わらず利用できるのでオススメです。
(2)Huawei P10 lite
SIMフリースマホ市場でトップクラスのコスパを誇るP10 liteのUQ mobile版が販売されています。
一括3万円台で入手できるスマホながら、5.2インチのフルHD液晶、3GBのRAM、32GBのROM容量など値段以上のスペックを搭載しています。
端末デザインも背面のガラスパネルやアルミフレームなど高級感のある作りで満足度の高い製品です。筆者もSIMフリー版を別途購入してUQ mobileのSIMを挿して使用しています。
(3)AQUOS sense
AQUOS senseは国産端末ならではの機能や使いやすさが魅力的な1台です。高いと思われがちですが、P10 liteと近い一括3万円ちょっとで購入可能。
色彩豊かで鮮やかなフルHD液晶や、濡れた手でも操作できる防水機能、スムーズに認証できる指紋認証などスペックを欲張りすぎない作りが人気の端末です。
丸みのありボディは触り心地もよく、長期のOSアップデート保障で長く使える機種です。
UQ mobile申し込みのステップ(続き)
トップページのラインナップから欲しい機種を探し、下にある「新規お申し込みはこちら」をクリックします。
選択した端末が表示されていることを確認し、お好みのカラーを選びます。人気機種は売り切れの場合もあるためお早めにどうぞ。
UQ mobileの契約方法と購入方法を選択します。MNPの乗り換えは9:30~20:30まで受付となるため、時間外の手続きは翌日の受付より審査となります。
続いて料金プランとオプションサービスを選択します。データ高速プラン、データ無制限プランは「その他プラン」に集約しています。
オプションサービスは必要に応じて申し込んでおきましょう。
充電ケーブルや充電器などはオプションサービスとして一緒に申し込むことができます。
利用者の年齢が18際以上なら左を選択し、18際未満の方であればあんしんフィルター for UQ mobileが申し込めます。
沖縄県のみ契約先がUQ mobile沖縄となるため、沖縄県にお住まいの方は右を選択して下さい。
明細を確認し、問題なければ「ご購入手続きへ」をクリック。
重要事項説明等や個別信用購入あっせん契約約款等などの契約説明書類を確認したら、チェックボックスにチェックを入れて、同意するに変更します。
全てチェックしたら「お客様情報入力に進む」をクリック。
続いては契約者の情報を入力します。
氏名や性別、生年月日や住所、連絡先やメールアドレスなどを記入し、必須項目を全て埋めたらボタンが押せるようになります。未入力項目がある場合はエラーが表示されます。
最後に支払い方法の選択と、請求書の送付先などを選択します。
ここではクレジットカードを選びましたが、口座振替の場合はUQ mobileが指定する「口座振替依頼書」を 提出する必要があります。
全て記入したら「入力内容確認に進む」をクリック。
入力内容の最終確認を行います。
もし不備がある場合は「1つ前に戻る」をクリックして入力し直します。問題なければ「登録を完了する」をクリックすると申し込みが完了します。
ここまでの 所要時間は約10分程度とあっさり完了できました。これならお店に行く時間がない人でも簡単にすぐ手続きができますね。
まとめ
さて、今回は「実際使い倒した経験から分かる、UQ mobileの特徴やメリット・デメリット」を解説しました。
まとめると、筆者が2年以上メインで使い続けているUQ mobileは多くの人にオススメしたいサービスです。
通信品質はもちろん、料金の安さやサポート面でも他社より優れていると感じます。
今後は対応端末やプランが増えてさまざまなニーズに応えられるともっと人気が出ると思いますね。