PatrickGleeson 著
青木靖 訳
プログラマーではないけれど、あなたの部下や同僚、あなたが関わっているプロジェクトにプログラマーが一人でもいれば、あなたは本書の読者です。
この本では、日頃あなたが不思議に思っていること、すなわち、
●プロジェクトの計画と遂行の方法とソフトウェア開発プロセスが噛み合わない
●それによって生まれる衝突の回避
・ソフトウェア開発プロジェクト管理の発展
・開発手法のその利点と欠点の評価
●プログラマーは何をどのようにやっているのか
●ソフトウェア開発プロセスや関連する用語、コードを書く以外にプログラマーが行っていること
そして、
●プログラマーの管理
・プログラマーをどう採用するか
・一般的なプログラマーの心理学
・開発者の心を占めているプレッシャーや優先度
●プロジェクトの失敗にどう対処するか
といったことに対して、著者自身が見聞し体験してきた、ソフトウェア開発にまつわる手酷い失敗や過ちをもとにした解決方法と指針を(ユーモアとともに)与えてくれます。
【重要な注】
そしてそれは、円滑にプロジェクトを進めるために必要な相互理解のステップであり、決定権の綱引きの方法ではありません。
もちろん、米国のソフトウェア開発事情と日本とでは、必ずしも全面的に同じではありませんが、日本の非プログラマー管理者たちにとっても、自身のプロジェクトを円滑に進めるためのヒントが詰まっている1冊といえます。
もちろん第一線で活躍しているプログラマーの皆さんにとっても得るものがたくさんあるはずです。
第1章:イントロダクション
第2章:なぜソフトウェア開発は建築と似ていないのか
第3章:アジャイル
第4章:彼らは一日中なにをしているのか?
第5章:緑の大きなチェックマーク
第6章:ジャーゴンの謎を解く
第7章:プログラマーを採用するには
第8章:プログラマーの心を占めるもの
第9章:プログラマーを上機嫌に保つ
第10章:すべてが悪くなるとき